こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。
ほぼ毎日の様に問い合わせがある、RCMのお見積もり依頼。
メールでの問い合わせが多く 時々電話もありますが、時代の流れなんですかね・・・
昔の様にご来店され ご相談と言うケースは、殆どなくなりました。
問合せの大半が空冷Z系RCMなんですが、最近なぜか Ninjaに元気があって
「わからんもんだな~・・・」 (;^ ^A と、言った感が・・・
神奈川県在住 H・Oさんの、RCMー516 TYPE‐R(その2)です!
限られた予算の中で、どこまで深く整備すべきなのか・・・
見積りにエンジンメニューが入っていない場合、この境界線がとても難しいんです。
ベースとなった車両が どちらかのお店で作業されたものだと、作業の履歴がわからず。
「念の為 ここだけは開けてチェックしておこう」 と、クラッチカバーを外しました。
「年式からして大丈夫なはず」と踏んでいた、ジェネレーターチェ-ン回りは
ちゃんとアウタープレートが6枚構成の 対策品になっておりました・・・
実はこのジェネレーターチェ-ン・・・
A7辺りまでの年式ですとアウタープレートが5枚構成で、乗り方 扱い方によっては
突然チェーンが切れて、中で暴れたチェーンがクラッチカバーに穴を開けて 顔を出す
なんて事が実際にあるんです。
「よし! 問題なし!」 と 思った矢先に、湯浅が・・・
「フリクションプレートの最後の一枚がズレてないです」 と
んん~~~? おー 確かに!・・・
確かめるまでもなかったんですが、GPz900Rのサービスマニュアルを見れば
この通り・・・
湯浅、よく見てましたね。 えらい! (^^)/
Ninjaでは最後の一枚のツメをずらしますが、Zはズラさずに組み付けます。
ちなみにZでズラすと わずかにクラッチ滑りの症状が出たりと、このツメの位置は
意外に影響あるもので、意味がある構造な訳ですから軽視は出来ません。
念の為にと クラッチカバー外してみて良かったです。
クラッチ版そのものも点検しておこうと、オペレーションプレートを外して見た所
ディスクに錆が浮き出しており、こうなるとクラッチをミートさせた際に 違和感を
感じたりする事があるので、ここは新品へ交換してあげる事に。
もちろん代金は 納車整備の一環として行ってるので、無料で交換させて頂いてます ♪
ホイールがパウダーコーティングされ戻って来ました!
今回ワイドスイングアームに変更される事もあり、また 最初のベース車がどんな仕様で
ホイールを組んでいたのか 一度検証をする必要ありと判断した為、各部のハイトを測定
できる治具を使って 全て測定・・・
でも このリアハブが何用なのかが わからず?・・・
困った時は、日本で唯一 一人しかいない O・Zレーシングホイールマイスターの
石田に聞いちゃいます。
何でも瞬殺で正確に判断してくれるから、この方が全然早いんです・・・ (^^;
タイヤは以前のものを再使用する予定になってましたが、よくよく見ると スリップ
サインが近い状態でしたので、ここも納車整備の一環で新品にしてあげる事に・・・
もちろん費用は、こちらでご負担させて頂いてます ( ̄  ̄|||)
ヘッドカバーのガンコートも仕上がって来たので、バルブクリアランス調整を施して
開いてるエンジンに蓋を致しましょう!
それにしても予想外にメンテが必要で、つくづくNinjaの中古車って 色々あるなと
改めて思いました・・・
RCM Ninjaスポパケ TYPE‐Rを製作してると言うより、車両の整備をしてる
って感が強いかな~・・・ (^▽^;)
来週以降になれば、OHLINS ExMパッケージの取り付けが始まりますんで
やっと “らしい” 画像をお見せ出来ると思います ♪
H・Oさ~んっ!
引き続き よろしくお願いしますね~~~!!!