こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
3月に入って間もなく、イタリア側の知人とメールのやり取りをしておりました。
今年の訪伊日程を決めるべく相談をしていたんですけど、日が経つにつれ 徐々に
新型コロナウィルス問題が大きくなり、これは無理と判断して計画は中断・・・
日本の報道を見て どこかで見た事あるなと 思っていたら、案の定ミラノ・・・
そしてヴェネツィア・・・ (・_・;)
年に1回 もしくは2回程度とは言え、もう10数年に渡り訪伊して来たイタリア。
そのイタリアで、殊にロンバルディア州を主にウィルス騒動が大きくなっていると
知り、日本にいながら報道を毎日気にして来たんです。
テレビで流れる画像は、訪伊した際に いつも訪れる街並みばかり・・・
自分にとってはよく知る風景で、まるで第二の故郷の様な印象すら感じる街並み。
そんな良く知る いつも人でごった返してる記憶しかない街が、静まり返っている。
ミラノを拠点に、ヴェネツィアのすぐ傍にあるパドヴァまで、様々なメーカーが
存在しており、現地の2輪&4輪パーツメーカーにも影響が出ていると聞きました。
スタッツィオーネ ミラノチェントラーレの映像では、駅から街を離脱する異様な映像に
思わず驚いてしまい・・・
普段は観光客を乗せ ユーロ圏を貫く列車ユーロスターも、街を去る為の乗車に・・・
現地で通訳をしてくれている知人も 在宅勤務が続き、スーパーマーケットからは
たちまち品物が消えると言う これまで経験した事のない状況だったそうです。
オートバイのロードレース世界選手権も、開幕戦のカタールGPは 最高峰Moto-GP
クラスが開催されず、第2戦のタイGPも延期に・・・
4月のアメリカGPから Moto-GPクラスも含め全クラス通常開催とされていますが
アメリカ政府の感染拡大措置次第では 開催が危ぶまれているとも・・・
ヨーロッパラウンドは基本的に変更がない様ですが、5月末はイタリアGPですから
不安感は払拭できず・・・ (-_-;)
確かに集団感染の切っ掛けを生むんでしょうけど、ヨーロッパでのオートバイレースは
国民的な人気を誇る大イベントだけに 5月末になっても開催が危ぶまれているなんて
正直、信じられないと思いました。
世界選手権のマシンが履くホイールも 今やその殆どが O・Zレーシングホイールで
毎年1月~3月は、世界中のトップチームからO・Zにホイールのオーダーが集中し
てんてこ舞いになるのが 恒例・・・
そんな彼らも今は在宅勤務となっておりますが、パドヴァの本社工場は稼働している
との事で、Moto-GPや WSBKなどのトップレースマシンへの供給はされている模様。
「う~ん さすが!」と 思いました! (^^)
こちら、ブレーキホースやオイルクーラーホースメーカーの雄、Allegiriも同じ。
彼らも車やバイクメーカーの多くと、トップレースマシンの多くに部品供給をしてる
大手ホースメーカーなだけに、それらを止める訳には行きません。
大手メーカーには、例え危機が押し寄せても それを乗り越えられるだけの体力がある。
それをつくづく痛感させられましたね。
それにしても 人の往来がないミラノの街並みを見る度、事の大きさを知らされます。
イタリアは北と南で文化が異なりますが、基本的には 会食を楽しむ人達ばかり・・・
実は日本の様な居酒屋と言うのがないんですが、レストランでお酒を飲み 食事をして
大勢で長い時間 ワイワイ賑やかに振る舞うのが日常なんです。
そんなレストランから人影が消えているんですから、真面目に驚きました ( ̄□ ̄|||)
外出許可が出るのは その理由次第との事で、日本以上に賑わいが消えているらしく
日本も今は大変な状況ですが イタリアは更にもっと厳しい状況なんでしょうね・・・
毎日 日本の報道での悪くなる数字を見て、メールやLINEで安否を確認して来ましたが
多くの人達が粘り強く 頑張っているのがわかりました。
今は閑散としたミラノも、いつの日かまた いつもの賑わいに戻ると信じている・・・
心身共に 強い人達ですから、必ず乗り越えてくれるでしょう!
今年の訪伊は、残念ながら見通しが立っていません。
ですがこの数十年、最低でも年に一度は膝突き合わせてコミニケーション取って来た
存在ですから、事態が改善して行き入国が許される様になったら 必ず赴きたい・・・
そしてモータースポーツには欠かす事の出来ない最高性能のパーツを、これまで同様
輸入し、多くのライダーにその性能の凄さを知って貰いたい。
がんばれ!イタリア!
フォルツァ!イタリア!
私達NOBLESTも微力ではありますが、イタリアを 応援して行きたいと思います。