こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
出しても出しても 未だに溜まりまくっている、まだご紹介できてないRCMシリーズ。
今回は趣向を大きく変えた、今の時代ならではの新たなRCM Zをご紹介しましょう。
三重県在住 K・Oさんからオーダー頂きました、RCM-592 Z-1です!
のっけから いつもと違う画像ですよね・・・ (^_^;)
社内にあるバフ研磨部門で磨かれた、スポークホイール用の前後ホイールハブです。
このRCM-592がどんな方向性のマシンか もう見えたと思いますが、オーナーの
K・Oさんはキリ番シリアルRCM-400 Z1-Rのオーナーであり、実は弟さんも
RCM Z1-Rのオーナーと言う。
今回のRCM-592は、お兄さんの方が2台目を増車での製作となります (^^)/
御兄弟で長年RCMを愛し続けてくれており、心からありがたいなと思っていた矢先
お兄さんの方から「18インチでスポークホイールのRCM Z-1を造りたい!」と
熱烈なラブコールを頂き「それならやってみましょう!」と 始まったマシンなんです。
良いバイクを造ると言う点におき、17インチも18インチも区別はありません・・・
18インチホイール専用の車体造りは 今までも何度かご紹介して来ましたが、対比較で
17インチホイールを理解できていなければ18インチの造りをどう扱ったらいいのか
わかりませんから ある意味で逆説的に、潜在的に18インチも実は得意と言えるんです。
今回は車体先行ではなく、エンジン先行にてスタート・・・
全ての精密内燃機加工が完了し準備が整いましたので、先にエンジンを完成させます。
18インチホイールならリアタイヤの直径が大きい為、トップギヤからファイナルへ
繋がる最終減速比も総体的にロングで無理がなく、6速ミッションでなくても回転は
すぐに吹け切らないので、ノーマルミッションでの相性良し・・・
ただし いつものドッククリアランスシム調整だけは必須科目として丹念に施工します。
オイルポンプだけは、18インチと17インチの区別なんてありません・・・
大型オイルクーラーを装備し エンジンもトルクやパワーを上げているのなら、もう
迷わず、このトロコイドローター式ハイプレッシャーオイルポンプが求められます。
油温上昇の抑制力は、結果的にエンジン本体の冷却性能にまで影響していますので
フルノーマルなら不要ですが、少しでもチューニングしているなら 相当効果のある
オイルポンプです。
現在開発が急ピッチで進む ”深底オイルパン” も、いよいよ完成に向けて佳境に来ており
今月発売の月刊ヘリテイジ&レジェンズ誌の中村のコラムページでもご紹介されますが
今までトロコイドポンプを購入頂いた方で センターコレクター式の4in1マフラーを
取り付けてるZでしたらボルトオンで取り付けできる高性能オイルパンになります。
ちなみにこのオイルポンプKITも深底オイルパンも、オイルパンを外すだけで とても
簡単に交換できる部品ですからね・・・ お間違いなく・・・ (;^ ^A
数日して、エンジン作業室を見に行ったら・・・
あれよあれよと、気が付けばエンジンが完成しそう。
色々撮り損ねましたが、このRCM-592の真骨頂は この辺りの所にはあらず・・・
どうです? 今までのRCMとはかなり路線の異なる車体ですよね!?
例えスポークホイールでの18インチでも、スポーツバイクとしての動性能向上を
目的としており、採用される部品も「ナイトロレーシング」「SCULPTURE」
「SANCTUARYメカブランド」「Allegriブレーキホース」と言った
パーツ中心で構成されますので、立派に ”RCM” と言えるんです (^^)v
ちなみにここから 新製品開発編に移行していきますので、もしかしたら次回からは
NOBLESTブログの方でご紹介するかも知れません。
K・Oさ~ん!
自分達も興味を持って取り組んでおりますので、楽しみにお待ち下さいね~!!
= お知らせ =
RCMオーナーズクラブROC生誕10周年記念ミーティング
掲示板トピックへの参加表明者が、ここに来てだいぶ増えて来ておりますね ♪
今まで参加された事がない方、遠方から来られる方、色んなRCMオーナーさんから
参加表明が続々と投稿されてます (^^)
当日は希望された方へのTシャツ、ご用意してお待ちしてますよ~!