こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
予報では関東は今週末頃から猛暑日も去り、だいぶ過ごしやすくなるとか?
確かに朝晩、過ごしやすくなって来た様に感じます。
季節は楽になれど 日々の業務はちっとも楽にならず、ま~たブログ更新が
滞っております、サンクチュアリー本店・・・
まぁブログは そもそも”帰宅後に自宅でやるもの” として25年もの間書いて
来ましたから、そう考えると自分の気力体力が如何に減退したかを物語って
いるというもの。
やれやれすね・・・ (;^ω^)フゥ
さて、今回は久々 まだご紹介できてないRCMシリーズの一台・・・
その作業工程をお見せしましょう。
茨城県在住 M・Wさんからオーダー頂きました、RCM-651 Z1です!

さり気なく車体を立ち上げてる様に見えますが、実は一度立ち上げた車体を
もう一度全分解し、パウダーコートされていたフレームに溶接加工を加えて
またパウダーコートし直したフレームに足回りを取り付けてる画像なんです。

追加工したのは、シートの開閉用ヒンジが2ヵ所設けられてるシートレールの
そのヒンジ部分を切除した事。
更には・・・

ここにナットを打ち込んだ角パイプをはめ込ませて溶接した事・・・
この部分には後々ポケットアングルが取り付けされ、シート側に取り付けされた
2つのクロー(爪)が入る構造にしました。
つまり、Z1-Rのシートの様に脱着できるシートにすると言う事なんです。

シートベースは、アルミA5052材の板材から切り出して曲げ加工したもの。
完全ブランクなので、ここから複数加工したりパーツを作ったりして行きます。

シートベースには、歪や変形防止用のバーリング(捲り穴)加工を施します。
スポンジに蓄積する水分を発散させる為の目的も兼ねたバーリングホールです。

シートの脱着にはストライカー構造を採用。
RCM A16でよく使用している、お馴染みの構造ですね。

ストライカーの受け側と差し込み側。
ノーマルのシートロックシリンダーを回すとワイヤーが引かれて、カチャンと
シートが浮く構造。
この時のアクションがメリハリあって、なかなか気持ちがいいんですわ (^^)♪

シートベース全体が形になり、シートロックストライカーの位置合わせも終了。
この画像では判断できないと思いますが、フレーム側のヒンジを切除して幅を
ギリギリまで狭くする事で跨った時の足つき性が驚くほど良くなります。
完成後に跨るとわかりますが、そりゃあ~もう 全然っ! 違うんです (^_^;)

ここからは、構造上やむなく切れている部分や繋ぎ合わせしたパーツピースを
ひたすら溶接して行きます。
実は最近 前髪が薄くなって来てまして、溶接面のバンドが丁度そこにあたる為
溶接より前髪の方が気になってます ( ̄▽ ̄;)

溶接完了!
前髪を気にして集中力を欠きましたが、何とか上手く出来上がりました!

いやいや・・・
製作段階において、組み上げたばかりの車体をすぐに分解して 連側で2回も
パウダーコートしたRCMは、後にも先にもこのRCM-651くらいでしょう
ここから3回目がない事を祈るばかりです (;^_^A
M・Wさ~ん!
フレームでの遠回りもあって、ここまで時間が掛かってしまいましたが
ディンクスでの内燃機加工も終わりましたので、来週からはエンジンの組み立て
始めますからね~!





