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大切な愛機だからこそ、最高の技術とセンスを。

メカニックという人種はとかく職人気質のかたまりだなと思わされる。
生産性や商業性といった実益面に対し、とにかく不効率な行動をとる性格の持ち主達だとつくづく感じさせられる事が多い。
簡単にひと言で表現するなら”不器用”で”融通”のきかない人種である。もっとも手先だけは人一倍、器用でもあるのだが。

この世に出てくるパーツの生まれ故郷には大きく分けると二つある。ひとつはパーツ販売側や営業所側などに代表される”デスク上”から生まれてくるパーツ達。そしてもう一つはその反対に”工場”という現場から生まれてくるパーツ達。この工場という現場から生まれてくるパーツの場合、「商品」として開発されたエピソードが非常に薄い。メカニック達はみな、それぞれマシンと日々、向き合い、その中からベストな手法を選択し、逸品を生み出して来るのが往々だが、それらは営業性をともなわない事が多い。
へたをすると、優れたオリジナルのワンオフパーツが工場の片すみにほこりにまみれて転がっていたりするのだから恐ろしい。それらをきちんとパッケージし、世に出せば、喜ばれる事まちがい無し。といった様なパーツがゴロゴロしているのだ…。
先にのべた”デスク上”側から生まれて来るパーツはハナから商業ベースをコンセプトに開発されてくる。生っ粋のメカニックが発想し、設計し、製作され、テスト後に世に出てくるというプロセスを経由していないパーツもこの”デスク上”側から生まれてきた物に多い。生産性や商業性にウェイトをおいているのもさながら、事務側の人間が発想した設計や構造には見通しのあまい物を多く見かけるように感じる。もちろん全てがそうだとは言えないし、軽く偏見的だと思われかねないかもしれない。が、しかし、考えてもみていただきたい。「もちはもち屋」ということわざがある様に、やはり専門分野において、エキスパートが生み出した物とそうでない物にはそれ相応の差という物が出てしまうのは否めない事なのだろうから。
サンクチュアリーのメカニック達が生み出したスペシャルパーツ。それは日夜、進化をとげ続ける強化部品であり、対策部品でもある。必要性を問われて生まれてきたパーツ達はすべて工場で油まみれになっているメカニック達のノウハウの結晶。造り上げ、取り付け、テストを繰り返す、トライ&エラーの中から本物の製品を見つけ送り出す。そんな現場で作業を繰り返し続けるメカニック達の出した答え、それが、サンクチュアリーメカ・ブランド。