こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
しら~っと
4~5日に一回ペースでのブログ更新となっており、大変恐縮です・・・ (^^;)
さて!
もはや「お待たせしました!」ではなく「お待たせしてます」に変わってしまった
Z900RSのRCM計画ですが、大物シリーズの一つである”ダウンチューブ”に
進展ありで、中村のモチベーションも復活して参りました ♪
シリアルナンバー RCM ー534、Z900RSのRCM計画(その10)です!
Z900RS用アルミダウンチューブKITの削り出し、試作部品が出来上がって
仮り組みまで辿り着いた、前回・・・
ここまで来るのに試行錯誤があったのは確かですが、何より他の仕事が激務化して
なかなか時間を作れなかったのが遅れの原因でした・・・ ( ̄▽ ̄;)
7N01の曲げ角パイプに差し込む形で勘合する為、こんな風に溶接しないでも
姿・形は組み上がります。
このあと実際に 現物合わせにて溶接し、まずは右ダウンチューブの試作が完成!
なんですが・・・
ここからちょっと路線を変えて、あるものを先に造ります。
プレシジョンプレートを材料に加工したズシリと重たいプレートと、A2107S
ジュラルミン材から削り出した部品・・・
そう・・・ これはダウンチューブを溶接する為の製作治具で、この段階で全部
出来上がってる訳ではないんですが、試作したダウンチューブをゲージとして用い
治具を同時進行で造る必要性があったんです。
早速 各パーツを組み立ててみましょう!
溶接して量産するのは自分なので、なるべく軽く振り回せる様 工夫したのですが
この段階で既に かなり重いです・・・ (;^_^A
試作のダウンチューブをゲージとして用いる理由は、Z900RSフレームの
フロントエンジンマウント部が左右対照ではないから。・・・
そうなるとダウンチューブの主要部、メインブラケットが左右対照ではなくなる
のですが、アルミ角パイプ部分は同じ位置・軌道で合わせたい為、先ずパイプを
左右同じ位置でクランプできるベースプレートを造り、そこから発展させて行く
手法を取ったんです。
既に出来上がっている右ダウンチューブ・・・
これをゲージとして次は左側パイプを造り、左右対照ではないメインブラケットを
図面化したら それも現物合わせで組んでみる。
右ダウンチューブの試作 → 治具の一部を製作 → 左の曲げパイプまで治具にセット
そして、左ダウンチューブのメインブラケットを削り出して、治具の完成と同時に
ゴールインと言う流れをイメージするのに、これまた時間が掛かりました。
ちなみに現段階で治具は、曲げパイプと後部ジョイント部の固定のみが完成。
溶接による ”反り”や”歪み” を抑えるべく、かなりビシッとホールドしてくれる
感じで固定されています (^^)v
このあと左ダウンチューブに展開して行き、2本を重ねて見たら 左右の非対称さが
はっきり見えるでしょうね。
ちょっとだけ時間が作れれば アッと言う間にここまで来たんですが、ここ数ヵ月間
色々と仕事が重なって思う様に進められませんでした・・・
ここから先は、サクサクっと進めて行きたいすけどね~・・・ (;^ω^)
そして
もう一つの製品、SCULPTURE製ヘッドライトステーもモデリングまで
出来上がって、こちらは順調に進行中!
フロントウインカーブラケットも、ジュラルミンA2017Sから総削り出しで
製作する予定・・・
このZ900RS用 SCULPTUREヘッドライトステーKITは、間もなく
発売開始で、自分達サンクチュアリーらしいアイディアで造られるもの・・・
アルマイト処理が仕上がりましたら、実際に車両に取り付けしてみますので
ちょっと楽しみにして頂きたい!
「なるほど~!」と言う、これ・・・ 絶対の自信作ですから! (^^)/
それではこれより、左ダウンチューブ試作へと進みましょう・・・
サンクチュアリーのZ900RS RCM計画は、だいぶ遅れに遅れてしまって
結果、NOBLESTがラインナップするパーツは 今更感が否めませんねぇ
毎回そうなんですけど、後発・・・ いや、どんけつかな?・・・ (^_^;)
でも
後発が故に魅力ある製品、個性的なラインナップになると思いますので、あと
もう少しだけお待ち頂ければと思います。