こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
「お待たせしました」から「お待たせしてます」になってる このZ900RSの
RCM計画も、ようやく今回で製作編が終わりになります (たぶん・・・ (^^;)
キリ番シリアルRCMー500も、3年がかりと言う 超長期製作になりましたが
このRCMー534も、気が付けば ほぼ2年と言う・・・
激務続きであったとは言え、ここまで遅れた事に対し 猛反省している次第・・・
このブログでご紹介して来たパーツに 先行でお問い合わせ頂いていたお客様達も
さぞかし待ちくたびれた事かと思います。
本当に申し訳ありませんでした <(_ _)>
12月上旬には完成車両を撮影する予定ですので、ラストスパートまでの工程を
お見せしたいと思います。
去年から今年にかけての業務量は、この25年間で本当に経験した事がないほど
激しいものでした・・・
それは今現在 尚も継続中で、自分でも 「いまだに何が起こっているのか?」 と
そんな心境の中、製品開発に集中できない日々が続いて来ました。
それでもようやく最後のアイテムが次々と完成し始めており、この日もパーツの
本組み作業が進みました。
Z900RSのノーマルライトステーは メーターブラケットやホーンステー等
またウインカーステーの機能までを持ち合わせた複雑な構造。
そのためライトステーだけを交換すると、同時に色々な部分の固定部を 新規で
設けなければならず、そこをやっつけで作業しちゃうと大変であるのはもちろん
取り付けの具合が見すぼらしい状態になりがちな構造・・・
そこで考えたのが
この ナイトロレーシングの新製品。
Z900RS専用 ビレットライトステーKITです!
アイディアは2年ほど前から浮かんでおり、ずっと進めていたのに出来たのは
つい最近と言う、中村にとっては ある意味で新記録でした・・・ (;^ ^A
ウインカーの取り付け部分が個性的な形状なんですが、このウインカー自体は
カッコいいなと思っており、このノーマルウインカーを取り付け出来る様にし
かつ、ボルトオンでカスタムマシンらしいライトステーを取り付け出来ないか。
もちろん、メーターブラケットなどを変更する必要なく可能なライトステーと
言うのがコンセプトでして。
う~~~ん・・・ このライトステーの部分を切って、何かしら付けられれば
簡単なんだけどな~~~ と、悩んでいたんですが・・・
そうか! オーバーカバーにすれば いいだけじゃん! (^^)/ と、ピンと来た
製作したのがこの ノーマルライトステーをサンドイッチするジュラルミン製の
削り出しパーツ達・・・
まずジュラルミン製の削り出しアウタープレートを、パチン!と はめ込む。
ウインカー取り付け部の穴が 位置決め兼 回り留めとなり、しっかりと固定。
この辺りの寸法出しに 少々手間が掛かりましたが、ビシビシのはめ合いで
かなりいい感じです ♪
裏側から、これまたジュラルミン総削り出しのインナープレートを合わせて
M6ボルト2本で固定すれば、ノーマルヘッドライトステーを生かしたまま
アルミのライトステーに出来ると言う・・・
某編集者いわく「これは見せちゃうと パクられますよ~」と、言うんですが
むしろ「う~ん、既にあるのでは?」なんて思ったりもしました。
ナイトロレーシング製 Z900RS専用 ビレットライトステーKITは 先日
発売開始しており、シルバー&ブラックの2ラインナップから選択できます ♪
ホームページ掲載されるまで何故か時間が掛かるのですが ちゃんとあります。
もちろんノーマルフロントフォークに対応してますので OHLINSフォーク
でなくても問題なし。
唯一対応しないのはビキニカウルが付いてる車両で、そうなると”CAFE”に
関してもカウルを外して、Z900RSの純正カウルステーを購入して頂く
必要があるかと思います。
このライトステーKITは現在 在庫あり!との事らしいので、ご興味ある方は
是非お問い合わせ下さいね (^^)v
続いては、スイングアームのステージへ・・・
こちらも先日完成した SCULPTURE製 Z900RS専用スイングアーム。
今までのSCULPTUREシリーズとは一線を画して、リアホイールカラーの
ワンオフやトルクロッドマウントの溶接など、加工しないと取り付けが出来ない
今までの様なブランク性がなく、完全ボルトオン仕様のスイングアームなんです。
そこに、オプションメニューとなるスタビライザーを溶接中・・・
Z900RSの大柄な外装サイズボリュームに負けない様に、スタビライザーは
バーリングホール モナカ合わせをチョイス。
異なる3つの捲り穴 バーリング加工を施したモナカ合わせ材は、軽量であるにも
かかわらず 高い剛性を誇る優れもの。
板金加工した溶接部品は見ていてカッコいいし、どこでも買えると言うものでは
ないから、DIY的ではなく 存在感が在りますよね (^^)v
出来ましたっ! これぞ カスタムマシンのスイングアーム!
個人的にはブラックコーティング、もしくはヘアーライン仕上げにしたいなと
思ったのですが、今回このRCMー534はデモ車として製作してる事もあり
カタログ標準仕様のバフ仕上げにて 社内の研磨部門でポリッシュする事に。
鏡面仕上げにポリッシュされたスイングアームを、早速取り付けしましょう!
なんか、 だいぶ出来上がって来てる感がありますよね~~~!!!
と・・・
何だか順調そうに見えるかも知れませんが・・・
まだこの最強・最後の難敵が・・・
そうです
ナイトロレーシング製 Z900RS用 アルミダウンチューブKITと未だに
格闘中でして、とにかくこれがギリっギリ・・・ ( ̄▽ ̄;)
さぁ! いよいよ次回!
ダウンチューブが間に合うかどうか 実は厳しく(僅差で間に合わない可能性あり)
もう撮影する日は決まってしまったので、その日に間に合わなかったら・・・
ダウンチューブ無しで撮影するので、そうなったら申し訳ありませんね (;^ ^A