こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
ちょいと目を離した途端、一週間以上ブログ更新できてない相変わらずの日々・・・
(今年もこれなのかなぁ~・・・)と ( ̄▽ ̄;) 悲観気味でこのブログを書いてます。
可能な限り【まだご紹介できてないRCMシリーズ】を積極的に見せて行きたい!
行きたい!と言う、強い思い (;^_^A
今回も始めてご紹介となる1台です!
(まだご紹介できてない皆さん 順次お見せしますので、しばし お待ちを <(_ _)> )
レーザー測定&ストレッチにオリジナル補強ステージ2、リアサスワイドレイダウンと
ドライブチェーンラインオフセット対応インライン処理と、17インチホイール専用に
造り込まれたフレームはパウダーコートされ、前後足回りが既に取り付けられてます。
広島県在住のT・Mさんからオーダーを頂きました、RCM-631 Z1-Rなんですが
オーダーを頂いたのが2023年3月ですから、早や10ヵ月が経過しておりまして
本当に面目ありません・・・ ( ;∀;)
担当の梅田メカは現在 相当な台数のRCM製作を抱えておりますが、めげる事無く
毎日懸命に取り組んでおります。
この日は、サンクチュアリーのRCM 拘りのシートスポンジ成形を進めてました。
最も低いコンチタイプのハンドル、スーパーローバーを採用し、ハンドルポストも
同時に特注加工でセットバック処理されたものに交換・・・
左右マスターシリンダー等のハンドル部品も先に装備しているのは、このZ1-Rが
アッパーカウルをフレームマウント化する為で、位置出し&寸法確認の為に必要な
事前準備を完了させていました。
ジュラルミンA2017Sのインゴットより総削り出しでワンオフされたブラケット。
これが主要部でヘッドライトやメーターが取り付けされるのですが、これだけでなく
他にもアッパーカウルの上下ステー&フロントウインカーステーに、ヘッドライトの
光軸調整用ステーなど、様々なワンオフ部品が造り足されて行きます。
予め測定した位置に、アッパーカウルブラケットを連結させるマウントを溶接済み。
フレームをパウダーコートする前に、全て計画的に位置出し加工して進めてました。
RCMは機能面だけでなく、全体的なバランス・スタイルにも拘ったマシン・・・
Z1-Rのアッパーカウルフレームマウント化では カウルのナックル逃げ部を僅かに
カットする必要があるのですが、かっこ良くカットする事への拘りも強く、最後に
ブラケット側の微調整で上手くアジャストできる機能も設けています。
このZ1-Rアッパーカウルフレームマウント化は今まで何台も製作して来ましたが
ハンドリングの向上は絶大的で、お勧めできるメニューの一つ。
それだけに、なるべくスタイリングも犠牲にしたくないと言う、RCMならではの
思想があるんです。
一方で、エンジンセクションはと言うと・・・
ガンコートが完了したクランクケースは1-2&3-4気筒間のポンピングロス対策に
加え、オーバーサイズスリーブに合わせたホールアップ、そしてケース上面研加工が
施工済み。
ポンピングロス対策加工以外は、全てディンクスでの作業です。
クランクシャフトも、ベアリングとスラストシムを新品に交換したリビルドを施工。
これまたディンクス十八番のメニューで、位相修正&芯出しもしっかり行いました。
そして今回は、それだけでなく・・・
ディンクス鍛造コンロッドを用いてリビルドしています!
このコンロッドは強度と剛性に重点を置いて製作された仕様で、重量が純正よりも
僅かに重いながら耐性は確実に向上しているもの。
強度優先スペックで設計されていますが、高回転域のフィーリングを損なわない様
小端部だけはテーパーヘッド形状化して重心を大端部寄りとし、ストロークロスを
少しでも低減できる様に工夫しています。
現在は逆に軽量なレース仕様コンロッドの開発も進んでますが、ストリートでの
使用においては新品のコンロッドに交換できるメリットが大きく、そこだけでも
充分に価値あり。
今までは組み立てクランクを分解した際にベアリングとシムだけ新品に交換して
4気筒の精度を精密に仕上げて来ました・・・
もちろん、コンロッドが消耗さえしていなければ、それだけでも充分なんですが
新品コンロッドに交換できるならば 尚良い。
ましてや、出力が上がったエンジンの場合、高強度&高剛性なコンロッドに交換
できる事は大きな安心材料と言えるでしょう。
T・Mさ~ん!
ここまで随分お待たせしておりましたが、いよいよ完成に向けて進んでますので
もう少しお待ち下さいね~!
= お知らせ =
先日ブログで告知しておりました5月2日の筑波ROC走行会ですが、目標の人数に
達しましたので決定となりました!
詳しくはROC掲示板(ご自身のRCMシリアルナンバーとパスワードで入れる)を
ご覧頂ければと思います。