こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
空冷Z系車両が世界的に枯渇して、もう買う事が出来なくなりつつある状況に
陥った今、残念ながら当店でベース車両をご用意してのZ系RCMは、本当に
間もなく終わろうとしています。
今はそんな状況から、駆け込みでオーダーが殺到している状況ではありますが
ならば【脱 空冷Z宣言】と称して、水冷エンジン車両に目を向け始めた 昨今。
現実問題、空冷Z系車両は間もなく欲しくても手が届かなくなると思われる今、
水冷エンジン機種でのRCM開発は大切な開拓であると言えるでしょう。
と・・・ こんな書き出しで始まったこのZRXのRCMだったんですが・・・
(その1)を更新してからだいぶ時間が経っており、今大変反省をしております。
実は昨日の時点で、RCMのシリアルナンバーは500番台が全部埋まりました。
既に600キリ番も決まっているので、次のシリアルは601番からになります。
【脱 空冷Z】とか言っていたのに、昨年末から今日に至るまで まさに怒涛の如く
Z系RCMのオーダー数が爆発的に入っていて、ひとことで言うなら ”目が回る”
そんな毎日の連続・・・
毎週1台ペースでオーダー入ってるんだから、もう造る方が 絶対追い付きません。
いや、まじめに・・・ まずいかも・・・
どうするかなぁ~~~・・・ ( ̄▽ ̄;)
ブログ更新頻度にも影響が出てますが、空いた時間に何とか頑張っておりますっ!
茨城県在住 S・Kさんの、RCMー569 ZRX1200(その2)です!
最近では(その2)(その3)と展開が続いて行くのは、決まって長期製作コースの
RCMだけになってしまった自分のブログ・・・
フレームのパウダーコートは既に仕上がっていて、この画像は少し前のものなんです
けど、ず~っと なかなか時間が取れずにご紹介が遅れてしまいました・・・
S・Kさん、お待たせして本当に申し訳ありません <(_ _)>
メカニック達も連日フレームにRCMシリアルプレートを打ち付けており、台数が
多い事から、どうもマヒしてる? 違う日常? みたいな感覚になっている様です。
それでも今日はこのマシンのフレーム加工、今日はこのマシンのエンジンと言った
具合に変化を設け、お客さんの方から1~2年の長期製作コースでとリクエストが
ある場合は 敢えてゆっくり、そうでない場合はある程度集中してと分別をしながら
スケジュールを組んでいます。
このRCM-569の場合、オーナーさんから 早くともゆっくりとも指定がなくて
そう言う場合はいくらか早目に進めるのがセオリーなんですが、ここ1年~2年は
RCM自体の総製作台数が度を越した過剰で、早目に進めたくても出来なかったと
言うのがホンネです・・・
まぁ とにかくも、正真正銘RCMの証となるシリアルナンバープレートが取り付け
されましたから 先ずはホッと一息・・・
このRCM-569は OHLINS倒立ExMパッケージを採用している為、まずは
SCULPTURE製の倒立用ステアリングステムを組み付けました。
ZRX1200用ボルトオンステムKITがベースになりますが、アッパーカウルを
ダエグ用に変更する為、ダエグ用KITのブラケット類をハイブリッドさせてます。
ユニバーサルタイプ OHLINS倒立フォーク2IFF5210を取り付けます。
ホイールカラーやメーターギヤなど、ZRXのフロントホイール構成パーツを全て
そのままボルトオン挿入できるステムスパンでクランプされる寸法になってまして
ゴツイですね~ (^ ^;)
仮組みのホイール&スイングアームですが、車体を立ち上げ 一部装備をフレームに
取り付けて行きます。
進められる所は組み立てし、ワンオフの逸品ものを設計・製作して行く流れですね。
取り回して動かせる状態にしなければなりませんから、当然 ハンドルバーも・・・
ハンドルバーはもちろん、デイトナ製RCMコンセプトで、ヘビーウェイトタイプの
同じくRCMコンセプトグリップエンドをチョイス。
造りの逸品ものは、とにかく沢山あります・・・
車体側を実寸測定し、キャドで図面化してから部品を造るんですが、中には溶接も
からんで その後の表面処理前の社内下地研磨が入ったりと、まぁ~バリエーション
豊かなワンオフものが盛りだくさん・・・ (^ ^ゞ
でも こういうワンオフパーツこそが、RCMのRCMたらん魅力の一つであって
ボルトオン部品で組み立てられたカスタムバイクではなく、ワンオフもの多用で
造り込まれたマシンの方が、独特の存在感と迫力を感じ取れるもの・・・
やはりカスタムの醍醐味はワンオフにありで、その造り物のクオリティを如何に
素晴らしいものに仕上げられるかが 正に自分達の本領発揮な部分なんでしょう。
レオパルドさんのシングルシートが、ワンオフで造ったブラケットにてボルトオン!
まだリアウインカーステーの製作や表面処理などが残ってますけど、ここまで来れば
時間の掛かる外装ペイントの段取りに入れますので、何となく ”一気に進んだ感” が
あります ♪
外装カラーはオーナーS・Kさんからのリクエストで、大幅なラインワーク変更や
個性的な色の組み合わせをせずに、さりげないカスタムペイントを行う予定・・・
ペイントが仕上がるまでにエンジンを完成させて搭載させたいなと考えております。
S・Kさ~ん!
だいぶご無沙汰になっておりまして、申し訳ありませんでした~~~!
何分にも只今サンクチュアリー本店、ものすごい状態になってまして・・・ (;^ ^A
少しづつではありますが前に進んでおりますので、もう暫くの間 お付き合いのほど
よろしくお願い致します。