こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
駆け込みで未だに製作が増える一方の 空冷Z系RCM・・・
Z-1やZ1-R、またKZ1000などで新規にオーダーを頂いてます皆様には
ブログでのご紹介が中々始められず、大変恐縮な限り・・・
すみません、自分のせいなんですが・・・
すみません、これで 一杯いっぱいでして・・・ (^_^;)
順次 画像がご用意でき次第で 新しいRCMをお見せして行きますので、しばし
お待ち頂ければと思います。
今回もまたMK-ⅡのRCM製作をお見せ致しますが、画像の溜まり方の都合から
少し先のシリアルナンバー車をご紹介したいと思います。
埼玉県在住 T・Kさんの、RCMー571 KZ1000MK-Ⅱです。
レーザー測定とストレッチを終えたフレームは サンクチュアリーオリジナルの
フレーム補強ST-Ⅱとワイドレイダウン、ドライブチェーンのインライン処理と
言った加工をひと通り施工して、パウダーコーティングから戻って参りました。
フレームがこうして ピシッ!と引き締まると、実に気分がいいもんです (^^)/
いつもの様に テーパーローラータイプのステムベアリングに上下共に打ち替え
ステムシャフト側にステアリングロックシリンダーが挿入される穴開け加工を
施したら、ハンドルロックOK!
そして テーパーローラーベアリングにグリスアップを行う、その前に・・・
こちらも恒例、RCMの ”魂” たる シリアルプレートを打ち付けました。
RCMは「リアルコンプリートマシン」の略称にて、3文字の名称なのですが
ご存知な方も多いかと思いますが、アメリカ ロサンゼルスのRCM USAに
合わせて「ラディカルコンストラクションマニュファクチャー」に統一される
事になりました。
この辺りの話はまた改めてしたいなと思うのですが、リアルコンプリート時代
最後のシリアルナンバーがこのRCMー571で、ある意味 記念的番号・・・
RCMには、シリアルナンバーと同じ番号が刻印された専用のキーホルダーが
必ずついて来るのですが、今サンクチュアリーには このRCMー571までの
キーホルダーしかありません。
間もなく572以降の「ラディカル」のキーホルダーが出来上がって来ますが
いずれにせよこの571は、ある意味でキリ番の様なナンバーなんです。
ノーブレストの ”OHLINSエクスモードパッケージ” で、フロントフォークを
取り付けました。
ホイールはZRX1200用を取り付ける為 アクスルシャフト回りもZRX用に
なるのですが、よく間違えられるのが FフォークまでZRX用のOHLINSを
選んでしまうケースです・・・
海外の方等もよく間違われて質問が来るんですが、FフォークはOHLINSの
”XJR1300用” もしくは ”CB1300SF用”でないとアウトです (;^ ^A
ZRX用OHLINSフォークだけ長さが770mmと短く、ZやNinjaに
適した長さではないので ご注意下さいね。
来ました 来ました!
こちらも相変わらず品薄な SCULPTURE製17インチ用スイングアーム!
早速 治具を用いてリアサスマウントを位置決めし、まずは点付け溶接から・・・
このRCMー571は ガッツリメニューのコースなので 当然スタビライザーを
追加溶接するのですが、スタビの形状はバーリングホールモナカ合わせを選択。
A5052の板材を専用の押し型を用いて、油圧プレスで変形させて行きます。
型押し後の材料に、それぞれ φ30、φ22、φ17の下穴を開けたら準備OK!
今度は穴のフチをめくり上げるべく、再び油圧プレスで型押し・・・
穴のフチをめくり上げる専用の治具を用いて、バーリングを施して行きます。
只の穴だと逆に強度が落ちてしまうので、穴を開けるだけなら無い方が良い。
でもバーリング加工した穴は、きわめて強度・剛性が高くなる・・・
ねじれ剛性は飛躍的に上り 軽量化にもなると言う、一石二鳥の加工なんです。
そして・・・
皆が ず~~~~~~~~~~っと、長い事待っていた待望のパーツが入荷!
あのデイトナさんが新製品としてリリースされたハンドルバーとグリップエンド
【RCMコンセプトハンドルバー】と【RCMコンセプトグリップエンド】が
届いたんです! (>_<)
ただステッカーが貼ってあるなんて、チープなものじゃないですよ・・・ (^ ^;
RCMに相応しい製品として自分が企画をお伝えし、デイトナさんで設計・開発
された優れもの!
ハンドルバー本体はスチール製で 急制動時でも大きく”しなる” 様な事がなく
高さはスポーツライディングとツーリングの両方を熟せるポジションで設定。
角度は絞り過ぎず、開きすぎず・・・
色も硬派なブラックのみのラインナップで、ストイックな製品としました。
そして、最も大きな特徴が・・・
このM8ボルトでしっかり締め付け固定できる、ヘビーウェイトグリップエンド!
ズシリと重さを感じるこのグリップエンドのお陰で、振動は大きく低減できます。
ボルトで締め付け固定しているから、走行中に脱落する可能性も少ない安心設計!
私達サンクチュアリーやノーブレストの製品ではないんですが、デイトナさんから
「RCMの名に相応しいものを」と提案頂いた時に、前々から「こんなものが」と
考えていたハンドルバーを伝えたら製品化してくれたんです (^_-)-☆
このデイトナ製 RCMコンセプトハンドルバーとグリップエンドは、日本全国の
部品用品店さんにてご購入できますので、ご興味ある方は是非 お問い合わせして
頂ければと思います。
T・Kさ~ん!
時間が掛かりながらも 着々と進んでおりますんで、ご安心下さいねーっ!!!