こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
”バイクカスタム&空冷Zブーム”は 留まる事を知らず、尚も”爆進”してる状況な様で
日本全国 どこも相変わらずの忙しさに追われているご様子・・・
サンクチュアリー本店も ここ一月程はいよいよギブアップかと言う、過去類をみない
”超絶限界激務” の真っただ中に入りました。
すみません、どう表現したらいいのかわからず ”超絶限界業務” と 何となく漢字を沢山
並べてみたら伝わるかなと・・・ (^^ゞ
空冷Zの駆け込み需要はもちろんなんですが、ここに来てNinjaの引き合いまで
強くなっており、このNinjaが値上がりし続けてるもんですから困ってまして。
スポーツパッケージ NewTYPE-Rの価格も、近くまた見直す事になりそうです。
どこまで行くんでしょうね・・・ この ”超バイクカスタムブーム” ・・・
ここ本店は取りあえず、今預かっているバイクの台数を何とかせんといかんですわ。
さて、本題です。
今回ご紹介するRCMは前後18インチホイール仕様のMK-Ⅱなんですが、オーナー
さんが何と 中村の自宅から歩いて行けるご近所にお住いと言う、たまたま偶然ですが
そんな距離感の方からオーダーを頂きました。
千葉県在住 H・Tさんの、RCM-595 KZ1000MK-Ⅱです!
MK-ⅡもZ-1やZ1-R同様、ラストスパートに入った感があり、ここ最近の円安も
手伝ってか、全く車両が見つからなくなりました・・・
見つかるとすれば円高になるか、もしくは既に日本国内にある中古車になるんですが
国内の中古車もなかなか値が下がらず、行き詰まってしまった気がしますね・・・
このRCM-595は、まだ今ほど円安じゃない昨年末にオーダー頂いたマシン (^^)/
今となっては「いやいや・・・ あの時オーダーしておいて ほんと良かったですね」と
感じさせられています。
18インチホイールシャシーコースで製作される、RCM-595 KZ1000MK-Ⅱ
フロントフォークにはOHLINSφ43正立フォークを用いてるので ステムKITも
φ43用のSCULPTURE製をチョイスしています。
ハンドルバーは、もうここ最近 ダントツ1番人気のデイトナRCMコンセプトですね!
で、そのデイトナRCMコンセプトハンドルバーだからこそ取り付けできる、これまた
ダントツ1番人気のバーエンドも RCMコンセプトグリップエンド!
これ、 本当にいいんですよね~・・・
デイトナさん、いつもありがとうございます <(_ _)>
このRCMコンセプトハンドルバーとグリップエンドは、サンクチュアリーの製品では
ありませんので サンクチュアリーでも取り寄せが必要な商品です。
皆さんお買い求めは 基本、全国の量販店さんまで問い合わせ下さいね!
春先から車体が立ちあがり、その間にエンジンの精密内燃機加工も進んでおりましたが
ここ1~2年、ガンコート塗装の業者さんにRCMのエンジンが慢性的に送り続けられ
とうとうこっちもギブアップ宣言・・・
毎月最低でもエンジン5機以上のペースで2年間送り続けたから、2年で120機以上
しかもそれが今も更に増加中ですから、ギブアップはごもっともかと・・・
わかります
だってうち、ギブアップしてますから (;^_^A
ガンコートで塗り上がったエンジンは ノーブレスト内燃機加工部門の方へと移行され
すでに精密内燃機加工は全て終えております。
必ず交換を行っているバルブガイドは、昨年から今年にかけて オーバーサイズA&Bを
それぞれ400個づつ、半加工オーバーサイズも100個ほど造って 延べ900個ほど
在庫してたんですが全部無くなって もう次ロットに入ってますから、ほんと・・・
すっげ~な~ って、自分で驚いたりして ( ̄▽ ̄;)
精密内燃機加工は 一つひとつのメニュー単価は安くても、片っ端から何でもかんでも
やったら、そりゃ~ そこそこの金額になる・・・
でも なるべく一つでも多くのメニューを施しておくに越した事はなく、分解するまで
判断できないものは最初の見積もりに入れていませんが、分解後にやっておいた方が
良いと判断したものは、なるべくお勧めする様にしています。
このRCM-595も、クランクケース上 デッキの面研を最小値で施しておきました。
ここの面研、できる事ならなるべくやっておいた方がいいですよ。
ミッションは新品部品がほとんど手に入らず・・・
それでもドッククリアランスシム調整を施す事で、随分良いフィーリングになります。
もう少ししましたら、このZ系トランスミッションの新たな企画を発表致しますので
そちらも是非ご期待、 いや すっごいご期待頂ければと思います (^^)v
トロコイドローター式 ハイプレッシャーオイルポンプKIT・・・
こちらも平均 毎月30個ほど出荷されてる人気製品で、発表依頼とうとう400個を
越えてまもなく500個目が近づきつつあります。
実はこの製品、基本 中村自ら工場で組み立てているもの・・・
頃合い見て10~20個ほど組み立てるんですが、エンジンを組み立てるノウハウと
あまり変わらないので、意外に神経をすり減らします。
このRCM-595 MK-Ⅱでも、オーナーのH・Tさんからリクエスト頂きまして
トロコイドオイルポンプを採用しました。
9インチ13段クラスのオイルクーラーを取り付けるZであれば、このトロコイド
ローターオイルポンプは間違いなくお役に立てる事でしょう。
油温はオイルクーラーを取り付るだけでは大きく下がりません・・・
オイルクーラーコアまでしっかり圧送できるオイルポンプと一緒に併用して 始めて
効果的な冷却ができる・・・
オイルクーラーとトロコイドオイルポンプはワンパッケージで本領発揮するんです。
また ちょっと他の仕事に捕まって目を離したら、シリンダーヘッドまで組み上がり
既にタペットシム調整まで進んでおりました・・・
まぁ、湯浅はブログの画像を撮り損ねる事が多いですが、やたら時間が掛かるより
良いと思いますね。
ほら、組み上がっちゃいました・・・ (;^ ^A
それでも適当ではなく、きちんと正確に組み上がっています。
要するに タラタラもたもたした一日の時間の使い方ではなく、集中し切っている訳で
心と体の暖気時間が短い・・・ そんな例えがピッタリかも知れません。
この日の内にエンジン搭載まで行きましたよ!
いいですねぇ・・・
H・Tさ~ん!
7月の納車目指して進めておりますので、楽しみにしていて下さいね~っ! (^^)/
この所 ブログの更新が週一ペースになってしまい、今現在製作が進んでいるRCMや
完成して納車待ちのRCMをマメにご紹介できておらず、ほんとに恐縮です・・・
実際、今一体何台製作しているのか もう訳わからない状況でして、いつまで続くのか
この空前のバイクカスタムブーム最中での事なので、何卒ご理解頂ければと思います。
でも・・・
約束は出来ませんが、もうちょっとブログ 頑張ってみますね (^ ^;)