サンクチュアリー本店の中村です。
イタリア出張編ブログも佳境に入り、最終回に向け 夜な夜な綴っております。
この日は高速道路を南下して、ボローニャ方面へ・・・
前を走る白い車は どこかヨーロッパチームのトランスポーターの様で、おそらく
Moto-2にエントリーしているのかと思われます。
来週後半にイタリア ムジェッロで世界選手権Moto-GPが開催されますから
こういう車をチラチラ見かけるんです。
自分はボローニャで高速を降り、しばらく下道を
う~~~ん これがですね・・・ やったらのどかな田舎でしてね~・・・
本当に道 あってるんかいっ (;^_^A
よかった よかった!
田舎の風景の中に突如として大きな会社が現れまして、ここに間違いありません。
それは良かったんですけど・・・
社内に入って挨拶をし、会社の説明や工場見学を受けていたら、実はとんでもなく
テクニカルなものを世界中の自動車メーカーに収めているのがわかり・・・
いやいや・・・
アフターマーケットで生きている自分としては、こんな大規模な、それも最新鋭の
技術と設備で大量生産してるメーカーに商談の余地なんてあるんかい ( ̄▽ ̄;) と
相当腰が引けたんですが
アフターマーケット業界でも話を聞いてくれる、とても親切な会社だったんです。
帰路・・・
広大なぶどう畑を前に、先ほどのC社と どうお付き合いして行くかを考えまして
さて、当初の予定とは違った取引きをせねばならんと言う見解に辿り着きました。
ちなみにこのC社、電気系統分野のメーカーであるとだけ今は言っておきますね。
出ました!
小学生の頃、夏休みの午前10時位から東京12チャンネル(現テレビ東京)で
やっていたローカルなイタリア映画のワンシーンみたいなカフェテリア。
自分を構成する原風景の一つでもあり、いやに胸 打たれるんすよね~ (^^ゞ
ミラノへ戻り、ここまで訪問して来た延べ4社との打ち合わせ内容を纏めたら
イタリアは明日から3連休と言う事もあって、自分も休暇を貰う事に・・・
いつもお世話になっている現地のパートナー共々、親善観光へと出かけます。
いつものミラノチェントラーレに着き、列車のプラットホームを探します。
つい癖で 未だに ”ユーロスター” と呼んでしまうんですが、実は結構前に名称が
”フレッチャロッサ” に変わっていたユーロ圏を横断する特急列車。
”赤い矢” と言う意味だそうです。
じゃあ、ディアブロロッソクワトロって ”赤い悪魔4” って意味なんすかね (^^;)
すごい!
ここまで機内での移動も含めての数日間、誰一人マスクしてる人がいないんです。
超混雑していたとしても、人っ子ひとり マスクしてないんですぜ (・・;)
昨年の秋、ロサンゼルスのRCM USA社に行った際に、現地の人に言われた
「マスクなんかしてるのは世界中で日本だけだ」の、あの言葉を思い出しまして
(確かに・・・)と 痛感させられました。
これまたお馴染み、水の都ヴェネツィア(アメリカ名ではベニス)へ来ました。
いつも同じ所ばかりと思われるでしょうけど、ここヴェネツィアはミラノから
比較的近いんです。
これがローマとかナポリになると結構遠くて疲れちゃうから 気晴らしの休暇に
ならず、ついついヴェネツィアになってしまうんですわ。
とにかく、駆け付け一杯っ! (^^)/
いっや~~~ 疲れた 疲れた 疲れた!
久しぶりってのはもちろんなんでしょうけど、とにかく疲れました。
ここヴェネツィアでは、実はもう一つ ある観察が出来たりします。
それは日本人の量・・・
16~17年前に来た時は、それこそ ものすごく一杯 日本人が沢山いたんですが
年々その数が減少し、4年前の時なんて以前なら普通にあった日本語のメニューが
レストランから消えてしまったほど
今年また久しぶりに訪れましたが、いよいよ(自分達だけかも?)と思えるほど
まったく見かけませんね。
ミラノ在住のパートナーに聞けば、単なる偶然ではなく年々そうなっているのが
現実と語っていました。
1980年頃はもうイケイケの日本人だらけで、90年代や2000年になっても
減りはしたものの、まだそれほどでもなかったらしいんです。
「ここ10年~15年で急激に日本に元気がなくなった」とも言ってまして・・・
(そうだな・・・)
確かに現地パートナーの、その指摘は正しいと思いました。
(最終回)に続く