こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
最近ブログ更新がマメになって来たと思いませんか?
そうです
心入れ替えて?
実際、マメに更新してるんです (-ω-)/
が!
ちょっと油断すると、す~ぐ 遅れ出すんですよね~
しかも・・・
ノーブレストとDiNxのブログ、どうしようかな~ なんてね ( ̄▽ ̄;)フッ
本題行きましょ! 本題!
神奈川県在住 T・KさんのRCM-642 KZ1000MK-Ⅱ(その3)です!
新品材料によるシートレールの部位が届きました。
これはオークションで購入できたものなんですが、今はこういうのが容易に
入手する事ができるんだから 凄い・・・(;^ ^A
溶接する部分を擦り合わせて、各部の距離感を確認しながら本溶接しました。
サンクチュアリーのTIG溶接機だと、あえて汚く溶接をしても純正の様な
ボコボコした溶接にならず、変な話 そこそこキレイなビードになってしまう。
なので「これならどうだ!」とばかり、純正風に盛り付け溶接したんですが
何だかまだキレイでした・・・ (^_^;)
良いですね~♪ きれいにプレス成型されたテールランプブラケット部。
あれほど波打っていたレールパイプもスッキリ真っ直ぐに戻りました (^^)/
フレームはこの後、無事パウダーコート工程へと旅立っております。
さて続いては、お待たせのエンジンセクションに。
おもむろにクランクケースアッパーに加工を行っていますね・・・
これはポンピングロス対策の為の加工で、1-2と3-4の気筒間に内圧移動の
為の穴を開けているところです。
ハイコンプ仕様のエンジンはクランクケース内の圧力が著しく高くなるもので
それが原因でオイル漏れを起こしやすくなるもの・・・
そこで、隣り合う上死点と下死点の気筒間にバイパスを設ける事で内圧ガスを
移動させ合う、ポンピングをさせる為の加工なんです。
Zレーサー3号機では他にも沢山この加工を施しており、効果は適面でした。
細やかな加工ですが、今この段階でしか出来ない事をしっかり施してあげます。
こちらは、New6速クロスミッション。
カウンターシャフトが長い仕様の、サンクチュアリーコウガ店 パテント製品
New6速クロスミッションEVOLUTIONシステムです!
クランクシャフト、New6速クロス、そしてクラッチハウジングをケースに
セットしました。
クランクシャフトは状態が良かったものの、いざ測定してみれば位相のズレこそ
ないものの、芯は100分の3以上の振れが確認されたため修正。
ストレスフリーで軽く回るクランクに仕上がっています。
ミッションも、端部のベアリングなど消耗品を新品に交換して組み込みました。
ロアーケースを仮組み合わせシフトドラムを回し、各ギヤの作動や噛み合いなど
確認した上で作業を進めて行きます。
EVOジステムの削り出しミッションカバーは表面処理工程へと行ってますが
このエンジンがコンプリートする頃には仕上がって来る事かと・・・
削り出しのミッションカバーはダウエルピンによりビシビシに固定されるため
ケース側面剛性を上げる効果もあり、ドライブチェーンラインの設定メリット
以外にも副産物が得られるんです。
ロアークランクケースを本決めして、腰下が完成。
タイミング良くDiNxからシリンダーやヘッドの精密内燃機加工が上がって
来たので継続して進める事に。
入れ替えられた新しいスリーブに、DiNx製の鍛造ピストン。
クランクケース上面、シリンダーブロック下面、シリンダーブロック上面の
面研オールコースも施してあります。
タイミングパーツは、サンクチュアリーメカブランド製のリジットアイドラー
オールワンパッケージ。
この画像では見えませんが、テンショナー部のアイドラーギヤは適切な外径の
15Tを採用しており、カムチェーンの弛み量はノーマルと同等になる設定。
些細な事ですが、二種類のアイドラーサイズを用いてカムチェーンの軌道を
なるべく正しい軌道に設定しています。
このままシリンダーヘッド組み立てへと移行しますが、その辺りの模様は
(その4)でご紹介したいと思います。
T・Kさ~ん!
実は10月上旬完成で進んでますので、期待していて下さいね~! (^_-)-☆