こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
年内最後のブログ、いつもより画像多めにて更新します。
早いもので2021年も師走・・・
今年もコロナ禍につきた年でしたが、何かと特徴もあった1年間で 簡潔に言えば
延々と激務続きだった年でした。
1年を通じ 業務のボリューム感が普通じゃなく、とにかく常にパンク状態・・・
納車しても納車しても バイクが減らない・・・ そんな1年間だったからこそ
年末の大掃除は今年の激務の痕跡から見て「いつもより時間をかけガッツリやろう」と
朝礼でミーティング。
最終日だけでやろうとすると終わりそうもないので、少し早めに始める事になりました。
製品業務部はギリギリまで出荷があるらしく、まだまだ通常業務に追われてますね。
今年は製品部門もほんと、相当 忙しかったですから・・・
窓すらも洗えない様な毎日でしたので、ま~ きれいになること なること・・・ (^^♪
最も過去形ではなく今も激務は継続してるので、開き直れるのは大掃除の時くらい?
シャシーダイナモは本当に1年フル回転で、今やこれ無しでセッティングなんて
とてもじゃないですが 出来ないとさえ思えるほど・・・
最後の最後まで大活躍だったシャシーダイナモ室も、隅々まできれいにしました。
普段はハード系作業どっぷりの毎日ですから、この時とばかり きれいにしました。
”節” と名付けて歩んだ1年でしたが、もうそれはわかっていた通り、やっぱりと
ばかりに空冷Z系車両が 大きく遠のいた1年・・・
Z系車両が普通に買えた あの頃は遠く、中古車相場は値上がりするばかり・・・
「こりゃもう本当にダメだ」とさえ 思う様になり、思考を切り替えねばならぬと
真剣に迫られた年でもありました。
キリ番シリアルナンバーであるRCM-500がようやく完成し、既に次のキリ番
RCM-600 KZ1000MK-Ⅱの製作が始まっております。
もうZ系RCMが 残り何台製作できるだろうかと言う所でのキリ番600・・・
なんですが・・・
皮肉にも昨年から今年にかけ、かつてない程の空冷Z系RCMオーダーラッシュで
Z系RCMに関しては駆け込み需要の勢いが絶えずで、見積もり依頼とオーダーが
ひっきりなしに繰り返されました。
夢を実現できた方と 残念ながら出来なかった方、それぞれにおられた事でしょう。
まもなく、そんな分け隔てを気にしないで済むようになりますが・・・ ( ̄▽ ̄;)
Z系にかわる機種をと期待を込めた、今更ながらですが Z900RSのRCMが
ようやく完成。
先のブログ&フェイスブックでご紹介した、Z900RS用 アルミダウンチューブも
早速オーダーが多数入って来ており、社内での生産体制準備を加速したいと思います。
同時におよそ2年ぶりとなる NOBLEST新カタログ ”The BIBLE-9” が
この年末に発行・・・
今まで発行されて来たBIBLEシリーズで、空冷ZやNinja以外の現行車が
表紙になったのは始めての事・・・
もちろん、Z900RS用パーツのNewラインナップも全て掲載されています。
日頃直接お取引きを頂いている日本全国の業者様には、年始のご挨拶をかねた形で
すでに送らせて頂きました。
春と秋 どちらもレースには参戦しませんでしたが、この12月に久々パドック入り。
サンクチュアリーが尋常ではない業務に追われてレース活動の時間が取れず、更には
ライダー國川浩道の怪我なども重なって出来なかったレース活動でしたが、年内中に
一度テスト走行だけはしておこうと予定していたものでした。
もう空冷Zで最頂上を目指してるチームなんて見当たらず、時代錯誤もいいとこかと
肩身の狭い気持ちもあるのですが、どうしてもZで挑みたい・・・
水冷エンジンの最新マシン達に 空冷Zで勝ちたいんだと言う想いが切れないんです。
来年は秋の大会にエントリーしたいと考えてますが、その為にも先ずは業務を平常に
戻し 体制を整え、これを持って空冷Zでの最後のレースにしたいと思います。
トロコイドオイルポンプも予想を遥かに超えたオーダー数で、今年1年だけでも
350個以上 業者さんに出荷しています。
実は当初「10年でせいぜい1000個位だろうな」と 予想してロット生産した
ローターが 現時点で残り600個台となってますから(こりゃ見誤ったか?)と
今は後悔・・・
このままではあと2年で完売してしまうかもしれず、どうするか? 悩んでまして
Z系車両の市場が どこまで生き残るのかに掛かっているだろうし、それは決して
楽観的な見方ができる状況ではないですから、次のロット生産をするかどうかは
極めて何とも言えない シビアな判断になるでしょう。
良い時に引く・・・ これも大切な考え方だと思っています。
今年の春から始めたエンジン内燃機加工は、やろうと決めたまでは良かったものの
いやいや・・・ とにかく ”大変” の一語に尽きまして・・・
中古の専用機を探し 見つからないものは新品を手配しましたが、こりゃあ柏本館の
スペース内に とてもじゃないですが収まらないと、賃貸工場を探し始めました。
只でさえ忙しいんだからメカニック達の手をなるべく止める事ない様にと、一人で
準備して 何もかもやって、夏頃にはマジメにぶったおれるじゃないかと言うくらい
疲れから目が眩むほど 本当にしんどい思いをした日々でしたね。
11月になって入社して来た社員が極少人数ながらもおり 今は健全に稼働して
いますが、今年 春から夏にかけての数ヵ月間は、いやぁ~ 本当に苦しかった!
(やっぱ、無茶しちゃいかんのだな)と、教訓になったほどです。
暫くすると、また無茶を始める悪い性癖があるんですけどね・・・ ( ̄▽ ̄;)
今年一年を振り返れば、常に危機感の絶えない世の中と言う印象が強かったです。
コロナ過ももちろんですが 日本が抱える長期的な病の一つである人口減少、そして
高齢化、これだけは増々悪くなって行く一方でしょうし・・・
生産年齢人口、すなわち今の10代&20代の若者人口は もうあきらかに少なくて
社会全体の平均年齢がもっと高齢化して行く。
その実態は、長寿社会になった事から若者と老人との比率差で より老人が増加する。
それがますます進行中である事。
全体人口の減少や生産年齢人口の減少より、若者と老人の比率が激変し出した事が
後々の負荷となって、今20代&30代の社会人達にとっては大きな重圧になって
行くだろうから、もはや手遅れとも言えるでしょう。
これは社会全体の現象だけではなく、会社組織においても同時に起こる現象だから
長期に渡り会社が存続するか あるいは成長するかなど、20代の若者に人気がない
職種や会社は、世代交代の時期に ふと自らの後ろに担い手がいない事に気がつく。
今50代の者達は引退して行き、今30代の者達は次世代を確保する事に焦る日々。
それを確保できなければ、それまでの会社事業規模を維持継続できませんから・・・
でも現実は厳しくて、止める事ができない 沈みゆく陽の如しなのかも知れません。
これからの10年間で 本当に起こり得る事象だと思っています。
さて現在の我が社はと言うと、大掃除も終わって来たので恒例・・・
若者達のジュージャン大会!
この男(佐々木)が負けて、9人分払いました。
ところが翌日・・・
RCMオーナーズクラブ ROCのブロックリーダー サワチ君がやって来て、今度は
2階から製品業務部の連中まで呼んで、ジュージャンに・・・ (;^ ^A
最後はこの3人で勝負っ!
またこの男が負けました・・・
いやぁ~~~ すごい行列でしたね~・・・ (;^ω^)
少なくとも今は平和・・・
平和です(苦笑)
節目の年 2021年を終え、サンクチュアリー(ノーブレスト)として感じたのは
何と・・・
どうやら会社が成長期に入ったと言う事で、その成長速度に追い付かず 会社全体が
知恵熱を出している。
これから厳しい時代が始まると言うのに成長期とは、やれやれと言った心境・・・
危機に直面してからでは手遅れです。
何事も事前に、相当早く進めているからこそ 何とかなるものでしょう・・・
ノーブレストは、今起こっている成長期に きちんと成長させられるかが重要で
年末ではありますが 様々な打ち合わせに時間を費やしました。
まずは自分の代で礎を築き、次の世代に託す ”新プロジェクト” を進めて行く事。
バトンを渡す側の走者は、バトンを受け取る側の走者が受け取り易いように・・・
まだ少し早い時期ですが ゆっくりと胎動し始めました。
サンクチュアリークライマックスの章も、いよいよファイナルステージの舞台に
向かって加速し出してます。
おそまつながら、この様な年末でして あしからず・・・
すでに来年も盛りだくさんなのが決まってるだけに、気持ちは先へと飛んでまして。
皆さん今年も1年お世話になりました。
迎える新年が皆さんにとって 明るい良い年でありますように。
= 年末年始休みのお知らせ =
サンクチュアリー本店 (株)ノーブレストは、12月30日~1月5日まで
お休みを頂きます。
1月6日より通常通りの営業となりますので、何卒よろしくお願い致します。