こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
以前にも少し触れましたが、今年でRCMは生誕20周年・・・
20年と言えば長いですが、振り返ればアッと言う間の事だったと感じます。
サンクチュアリー自身も創業25年を迎えておりますが、その内の20年間で
製作されたRCMはシリアル500台を超える所まで来ており 我ながら随分
頑張ったものだなと感心したりして・・・(;^ ^A
でも 空冷Z系車両の枯渇が相当深刻化しているんで、これからはベース車を
ご用意させて頂き製作するのではなく、現在所有されてるマシンをお持ち込み
頂いて製作すると言うパターンが主流になるかと予想しています。
そうなるとやっぱり、年間の製作台数そのものは減る傾向でしょうね・・・
シリアル550番台を超えたら あのRCMザ・グレイテストシリアルの”4”を
雑誌社さんから出版されるなんて話が以前にも出ており、もしかしたらその
”4”が最後のグレシリになるかも・・・ なんて予感もしています。
もしも最後のグレシリになるなら ”4”と言うものではなく
”RCMザ・グレイテストシリアル ベスト50” とかも いいですよね~ (^^)/
いや、 やっぱ無理かな・・・
この3~4年で製作されたRCMは 皆すごいマシンばかりだから、まずは ”4”
から入らんと、紹介し切れないんだろな・・・ ( ̄▽ ̄;)
でも、このマシンは間違いなく ”ベスト50”入りですよ・・・
一年コースの長期製作にて、全身全霊を注ぎ込まれている1台。
神奈川県在住 K・K さんの入魂! RCM-519 Z‐1(その2)です!
サンクチュアリーメカニックブランド製ラジアルマウントキャリパーサポートで
取り付けされた、Brembo製 CNCラジアルマウントキャリパー・・・
ディスクローターは SUNSTAR製 RCMコンセプトワークスエキスパンドと言う
めちゃめちゃゴージャスな組み合わせで、月並みな平凡さは全く無し!
実は現状 これでもまだ仮り合わせの状態で、このあと再び分解され いくつかの
パーツがリペイントされる予定です。
この状態でも十分 惹き付けられる凄みを感じるフロント回りですけどね ♪
ワークスエキスパンドのリアディスクも、RCMコンセプトのバージョンにて
納品されて来ました。
パーツ単体性能の追求はもちろん、カラーコーディネートの拘りまで とにかく
妥協のない RCM-519のブレーキスペックです。
連日複数台のRCMに供給されたSCULPTURE製のスイングアーム・・・
ここに来てようやく RCM-519の分もキープできたので、早速すり合わせ
加工に入りました。
このRCM-519は、とにかくフルコースで造り込まれる入魂の1台・・・
となれば当然の事ながら、スイングアームのスタビライザーも施工されます。
曲げ込まれたリブ角パイプに削り出し製作されたブロックピースが差し込まれ
溶接される事でより高い剛性を確保する構造になっており、スタビライザーを
追加させる効果は意外に大きなものなんです。
あとは支柱部材を切り出して擦り合わせをし、これも手順を考えながら溶接。
先程のブレーキ回りの高質感に負けない存在感のスイングアームにしたい・・・
シャシーの性能は言うに及ばず、全体のルックスバランスも大切な要素ですから
ミリ単位に拘った位置や角度でスタビ溶接を仕上げて行きます。
RCM-519用にとカーボン転写されたメーターカバーが出来上がりました。
アッパーカバーは一端かしめを分解して転写させると言う手の込んだ工程です。
そしてスピード&タコ、両メーターに組み込むべくコンバートチョイスされたのは
モトガジェット製の電気式!
これまでもモトガジェット製メーターを内蔵させたRCMは いくつかありましたが
カーボン転写ボディとの例は初めて! (^^)v
現在ヘッドライトケースやウインカーボディ等もカーボン転写加工が進んでおり
間もなく仕上がって来る予定。
時間と予算、どちらも惜しみなく投入されてるRCM-519ならではの仕様と
言えますね。
そして、つい先日・・・
久しぶりにオーナーのK・Kさんがご来店されました・・・
この数ヵ月間は外出&県外移動の自粛で 不自由でしたから、数か月ぶりでの
ご来店で製作中の愛機 RCM-519とご対面です。
先ずはご自身が考案されたカーボン転写ボディ&モトガジェットメーターの
完成品を御覧になっており、このあとの展開をイメージしている様です。
でも、この日の本命は別のパーツで・・・
完成したスペシャルクランクシャフトの実物を見に来られたのが、本命でした ♪
確かに組み込まれてしまったら、もう滅多に見る事が出来ませんもんね (^^)
クランクシャフトを一端 完全分解し、表面を研磨しながら4つの重量を揃えた
コンロッドにはWPC処理を施しています。
再度組み立てする際に ベアリングは全て新品に交換・・・
クランクウエイトとピンを圧入しながら 気筒間の位相も合わせてコンプリート。
Zレーサー3号機と同じ仕様の RCMスペシャルクランクシャフトです!
クランクシャフトが良いと エンジンは本当に良くなる・・・
回り方が滑らかになると振動も少なくなって、これ 本当に実感としてあります。
もちろん耐久性も向上するから、チューニングしたエンジンには打って付けの
メニューでもあるんです!
オーナーのK・Kさんは 今回このRCM-519のエンジンに、いくつか他にも
スペシャルメニューを用意されており、どれも中村が「いいですね!」と感じる
内容のものばかり・・・
その辺りの展開もまた追ってブログでご紹介して行きたいと思います。
K・Kさ~ん!
引き続き、楽しみにお待ちくださいね~っ!!