こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
RCMオーナーズクラブROC10周年ミーティングまであと3週間と言う、それこそ
ロス出張から帰って来て 僅か1週間と言う過密日程な中、ROC掲示板の盛り上がりを
横目にハラハラする毎日・・・ (;^ ^A
現時点で参加者数は38名越え、加えて本店メカニック達やレッドイーグル店の裕也、
また当日撮影を担当する富樫カメラマンや動画担当のヒデオなど、関係者まで含めると
総勢50名以上と言う、やはり過去に例を見ない大規模なROCイベントとなりました。
もうこれほどまで大掛かりなROCイベントは、さすがに今後なかなか無いと思うので
何とか天候に恵まれるといいんですが・・・
と まぁ、そんな騒々しい日々ですが
まだご紹介できてないRCMシリーズを、とにかく がむしゃらに更新するのみ! (-ω-)/
今回ご紹介するRCM-599は、もうかれこれ1年ほど前にオーダー頂いたRCMです。
台湾からお問い合わせを頂いてたんですが、どうやら台湾に仕事の関係で出張に行ってる
日本人の方とわかりまして、本当は東京都に在住されてるとの事・・・
この20年間 海外から沢山のRCMをオーダー頂いて来ましたが、海外から日本人の方が
オーダーして来たと言うのは、間違いなく始めての事です・・・ (^ ^;)
台湾・・・
いや、東京都在住K・Yさんからオーダー頂いたRCM-599 KZ1000MK-Ⅱです!
ブログ画像フォルダーにベースマシンの画像があったので、今回はお見せする事に (^^)
凄い勢いで値上がりして行った空冷Z系車両の中でも MK-Ⅱは生産台数も少ないせいか
ここ4~5年で最も値上がりしたZ系の中の一つと言えるでしょう。
ちなみにこのベース車は、海外から輸入された時 すでにこの状態にカスタムしてあった
もので、リアがモノサスになっておりました。
カスタムの完成度は疑わしきものだと思うのですが、前後足回りなどは全交換するので
フレームとエンジンさえ健全であればOK!
で、OKと思ってフレームのレーザー測定をしてみると、もうほぼ全てのZ系車両は
要フレーム修正の状態だったりします。
50台あったとしたら 内1~2台がフレーム修正がいらない位の確率で、その修正が
不要な個体は(過去に修正歴があるのでは?)と思えるほど・・・
もうZの場合は必ずフレームを測定し、ストレッチしてからフレーム補強へ移行する
と言うのが、セオリーになっています。
ストレッチ後のフレームには、サンクチュアリーのオリジナル ステージⅡ補強を施工。
補強材の板厚は大半が1.6mmもので、主にSS400材 もしくはSTKC13Cを
用いて、一つひとつ手加工で擦り合わせし溶接しています。
フレーム補強は後々やり直しするとなると もうとにかく大変な事になるので、最初から
精度の高い 適切な補強を行っておくのが遠回りしないで済むコツです。
数週間後、フレームのパウダーコートが仕上がって、早速の車体の立ち上げに・・・
オーナーK・Yさんは台湾におられる事もあって、およそ2年かけて製作をとご希望を
頂いておりましたが、RCMの今の込み具合だと 2年間貰える事は逆にありがたい位で
担当メカニックの佐々木も いつまでも手をかけずではなく、時々作業するスタンスでと
始まりました。
真のRCMたる魂、シリアルナンバープレートを打ち付けました!
この画像を撮ったのは、う~ん どうだろう
それこそ、かれこれ1年位前の事かなぁ・・・ なんて記憶しておりますが。
そして・・・
まただいぶ遡るんですが、オーナーのK・Yさんが台湾から一時帰国されて ご自身の
RCM-599をチラッと見に来られました。
たまたま担当の佐々木が不在で、なぜか全く関係ない湯浅がしっかりお土産をゲット!
ほぼ、佐々木は口にする事ができませんでしたな・・・ (^_^;)
その後は「時々作業を進める」のプランで、車体の方は順調にらしくなって行きます。
まだホイールが転がし用の仮り物ですが、スイングアームはブラツクコートが施され
取り付けされてますね (^^)
ナンバープレートステーが最初から補強済みの、サンクチュアリーメカブランド製
リアフェンダーレスKITが取り付けされ、先行で各ハーネスなど電装系が進んで
取り付けされて行ってます ♪
ここで一端、車体を離れまして・・・
エンジンセクション開始!
エンジンが組み上がってフレームに搭載されると 色々なパーツが組み付けできるので
ある意味でエンジンの存在も シャシーの一つと言えるかも知れません。
ドライブスプロケットの裏側に装備されてるボールベアリングが二つありますよね。
おなじみTW社製、6速クロスミッション&ドライブチェーンラインEVOシステム。
ミッションそのものが新品になるメリットだけでなく、高速道路走行時に5速の上に
6速があると表現すれば「なるほど!」とお解り頂けるでしょう (^_-)-☆
問題は組み付けで、正確に かつスムーズにさせる為のドッククリアランスシム調整の
精密度合いが、ノーマルミッションに比べて何倍も大変なんです・・・ ( ̄▽ ̄;)
クランクケースを合わせては確認し、また分解しては調整して合わせての繰り返しで
この微調整に、おおむね丸1日は費やされます。
でも、6速クロス・・・
いいですよねぇ~
中村も自分の愛機RCM A16R-001に、いつの日か組み込みたいなぁ・・・
K・Yさ~ん!
ブログでのご紹介が随分と遅くなりまして、申し訳ありませんでした~!
夕方メールしておりますので、よろしくお願い致します <(_ _)>
= お知らせ =
私中村は、9月6日~11日までアメリカ ロサンゼルス出張のため不在となります。
この間、サンクチュアリーもノーブレストも普通に営業をしておりますが、自分が
不在な事からご不便お掛けする事もあるかと思います。
渡米期間中は会社からメールが転送されて来ますが、現地RCM USA社での業務や
時差の関係などから、ご返信が遅れたり 或いは帰国後返信になる事が予想されます。
12日(月曜日)からは普通に出勤して参りますので、何卒よろしくお願い致します。
サンクチュアリー本店 (株)ノーブレスト 代表取締役 中村博行