こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
皆さん、残暑厳しい毎日を如何お過ごしでしょうか。
中村は基本 仕事優先の人間ですが、夜はもっぱら・・・ ビール・・・
こう暑いと とにかくキンキンに冷えたビール無しでは一日が終わらず、毎晩結構な
量を頂いております。
ビールの飲みすぎでお腹が一杯になっちゃうから 夜食はあんまり食べないんですが
メタボ体型なのは たぶん、そのせいなんでしょうな (;^ ^A
とは言えコロナ禍で、実はここ数ヵ月間は3人以上で飲みに行った事がありません。
多数人での会食や飲み会など やらない様、マジメに自分に戒律してるんです (^^;)
確かに毎日さみしいですけど 慣れて来てしまうのが一番危険でしょうから・・・
ここは大人として、社会人として 正さなければいけないとこですよね。
このコロナ禍がきっちり収束したら、また以前の様な飲み会 やりたいなぁ・・・
その日を目指して今は仕事、頑張りますよーっ! (>_<)
大阪府在住 M・Hさんの、RCM-531 Z-1!(その2)です!
前回お見せした ガンコート&ウェットブラストを施された、エンジン鋳造部・・・
クランクシャフトの芯だしは完了してますので、シリンダーブロックとヘッドのみ
精密内燃機加工へと進みます。
上下クランクケースは全てのネジ穴にタップを通して、その後 念入りに洗浄し
先にエンジン腰下だけでも完成させておきたいので、早速 各部すり合わせを開始。
毎回言ってますが、クランクやミッションと言ったパーツは単にクランクケースに
置くのではなく 上下ケースに規定トルクで挟まれた状態で正作動するのがベスト。
実はクランクケースにはわずかな個体差があって それが作動に大きく影響するので
合わせボルトを規定通りで締め込んだらクランクシャフトの回転にムラ等がないか
慎重に確認をする・・・
特にミッションにおいては組み付け後 作動確認でドラムの回りが微妙に硬かったり
シフトフォークが隣接するミッションギヤをスライドした際にドッグの噛み合いが
適切でなかったりしてないかなど、不具合を見つける事が大切なんです。
もちろん不具合がなければ それはそれでOKなんですが、トランスミッションに
おいては概ねそのままでは行けない状態が多く、インプット&アウトプット共に
コンマ単位で厚みが異なる精密シムを用いて 配列の微調整を行うのがポイント。
この作業を行うか行わないかでギヤ抜け頻度は格段に変わり、ミッション自体の
操作性もまるで違う軽さになるから、ある意味 エンジン腰下組み立て時における
最重要課題として必須なメニューになっています。
丸一日かけたエンジン腰下が組み上がり、今度は車体の方を進める事に・・・
既にスイングアームの加工も完了して現在はブラックコーティングに行っており
仮り組みアームではありますが 8割方シャシーも出来上がっておりました。
ブレーキキャリパーにはBrembo製 削り出しのラジアルマウントを採用・・・
ここ数年アキシャルマウントではなくラジアルが増えているのには訳がありまして。
自分自身イタリア出張に行くたび、現地でブレーキの開発者達と話を交わす機会も
多くて 何度も耳にして来たんですが、アキシャルとラジアルの性能差と言うのは
それはもう本当に大きな違い・・・
キャリパー単体性能があまりにも違う事から、実は考え方を大きく見直したんです。
またアキシャルモデルの大半が設計されてから何十年も経っている為に、最近では
オーバーホールKITの入手も徐々に厳しくなって行くだろうと言う見方もあって
そう言った理由から なるべくラジアル・・・ それもより高性能なモデルである
CNC製のラジアルキャリパーを推奨していたと言う訳だったんです。
先々交換するとなるとキャリパーサポートごと交換が必要で 大きな出費に繋がるし
最初の製作時からラジアルにしておくのは とても有効な事だと思いますね (^^)v
ハンドル上の装備とメーター回りの取り付けも 完了!
この時点で繋げられる電装系も全て取り回しを行い 接続まで終わらせました。
そして、ここでふたたび・・・
エンジンセクションへ戻ります・・・
シリンダーの精密ボーリングが仕上がりましたので、早速ブロック組み付けを
行い、ヘッドの内燃機加工が完成したらいつでも搭載できる所まで準備が完了!
ローフリクション仕様のサンクチュアリーメカブランド EK製カムチェーンは
もちろんチェーンリンクプレートが強化サイズになったもの・・・
そこに組み合わされるタイミングパーツも サンクチュアリーメカブランド製で
軽量化されたリジットアイドラーは もはや定番のアイテム・・・
シリンダースタッドにピストンピンを入れて四隅を締め付け、シリンダーブロックを
ケース側に強く密着させて ピストンを上死点にあわせる・・・
ピストントップランドとシリンダーブロック上面のハイト関係性に問題ない事が確認
出来たら、後はシリンダーヘッドの内燃機加工完成を待つのみです。
そしてこの頃・・・
スイングアームはまだですが、外装カラーリングは塗り上がって来ました!
M・Hさんからリクエスト頂いた 火の玉カラーのRCMバージョンです (^^)
M・Hさ~ん! 今こんな感じですよ~!!
残暑が厳しい毎日で、さぞかしマスク着用が辛い日々をお過ごしな事かと思います。
RCM-531 Z‐1は順調に進んでおり、このペースであれば9月中旬に完成して
9月末には納車できる事かと・・・ ♪
間もなくですので、楽しみにお待ち下さいね~っ!! (^^)/