こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
少し早めの夏休みを頂いてる最中ではありますが、家族の目を盗んで こっそり
仕事に励んでおります・・・ (^^;)
今回よりご紹介しますのは 今年の春に無事納車となりました九州は福岡県在住
RCM-515 MK‐Ⅱのオーナー T・Oさんの、奥様のマシンのお話し・・・
このT・Oさん、実はRCMー515 MK‐Ⅱを納車した直後に ご子息用にと
RCM Z‐1をオーダーされまして【息子さん専用機 RCM-535】として
先日ブログでお見せしておりますが、今回【奥さん専用機 RCM-545】を
更なる3台目のRCMとしてご紹介したいと思います。
九州での大雨は連日の報道で承知の通り、水害に見舞われてる地域の皆さんに
おきましては本当に大変な事かと察します。
実は 福岡・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島などにRCMオーナーさん達が
沢山おりまして報道を見るたび心配してたんですが 、つい先日T・Oさんから
「大丈夫!」と元気な電話が来て、ちょっとホッとしてたとこです。
エールを送る意味も込めて ブログでご紹介をさせて頂きました・・・
奥さん専用機!RCM-545(その1)です!
いきなりショッキングな画像からとなりますが、これはT・Oさんから頂いた
もので、道路上で燃えているものが見えますね。
よく見ると燃えているのはバイク・・・
実はこのマシン、T・Oさんがサンクチュアリーをご来店された時に いつも
一緒に来られている奥様の愛機 Z1‐RⅡなんです。
最初に「燃えた!」と連絡が来た時はビックリしましたが、その後画像を送って
貰い、またビックリ・・・ ( ̄□ ̄|||)
どうやらキャブレターからの吹き返しガスに引火したらしく リアホイール回りを
除いてほぼ全焼・・・
奥さん とても気に入っていたZ1‐RⅡらしいんですが、ここまで焼けてしまうと
「ベース車から買い替えなきゃ無理だよね?」と ご相談を頂きました。
でもZ1‐RのⅡ型はMK‐ⅡやZ‐1同様、もう見つからないです・・・
ウチでもストックしておいたベース車が つい先日のRCM-518と、その後に
オーダー頂いたT・Nさんの RCM-551で 在庫が無くなってしまいました。
Z1‐RのⅠ型も数を減らしつつありますが、Ⅱ型はもうよほどの偶然でもない限り
100万円位で手に入るベース車は見つからないでしょう・・・
と言う訳で、燃えてしまったZ1‐RⅡを何とか再生させよう!と言う事になり
またまたT・Oさん いきなり「明日行きますわ!」のノリ(^^;) で、福岡から
車自走でご来店!
もちろん 奥様もご一緒に来られてます。
奥さんはお若いからともかく、T・Oさん 本当にタフっすよね・・・ (;^ ^A
燃えてしまったZ1‐RⅡをご自分で分解され、陸送で運ばれて来たんです。
早速みんなで パーツを工場に移動・・・
エアークッションに巻かれた中身が焦げているのが見えて、少しビビッてました。
では早速どんな状態なのか見てみましょうと、エアークッションを剥したら
塗装が完全に焼け切っているフレームの素地が現れて・・・
パーツもご覧の通り・・・・・・・・・ (・・;)
あぁ~・・・ Brembo製 GP4‐RXキャリパーが~! ( ;∀;)
他のものならいざ知らず、このGP4‐RXだけはショックですよ~・・・
キャリパーサポートはサンクチュアリーメカブランド製のラジアルマウント用で
これも完全にダメです・・・
フロントフォークはNOBLESTの ”OHLINSエクスモードパッケージ” で
奥さんのZ1‐Rに自分達のオリジナルパーツが沢山使われてた事が嬉しかったのと
同時に 焼けた姿を見たのは始めてと言う、複雑な心境になりました・・・ (^^;)
エクスモードパッケージに含まれてるナイトロレーシング製 天吊りフェンダー用
フォークスタビが溶けてる・・・
アルミの溶解点である600度付近を超えた火災だったんですね・・・
エンジンはヘッドカバーが溶解して 御覧の状態に・・・(汗)
シリンダーヘッドのカバー合わせ面は 目で見る限り大丈夫そうですが、ここまで
ヘッドカバーが溶けてるんですから しっかり点検する必要があるでしょう。
こわいな~・・・ ( ̄▽ ̄;)
空冷Zはもはや空前の灯・・・
もう間もなくベース車は完全枯渇するだろうし、値段も日々上がる一方だろうから
確かに焼けてるけど見限る程ではないので この車両を生かして直しましょう (^^)/
T・Oさんご自身のRCM-515 MK‐Ⅱに続き 息子さんのRCM-535 Z1。
そして今回 奥さんのZ1‐RⅡも、RCMのシリアルを付けて復活させる事に決定!
何だか早く欲しいみたいなので、急ピッチで進めて行きますよーっ!!!