こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
県外への移動自粛が解除されてから すっかり道路渋滞が以前と同じに戻った
様な気がします。
関東では梅雨らしい雨降りの日も続き より一層渋滞が激しくなる日もあって
ここ本店が面する国道16号線も混みまくってまして・・・(汗)
まだ世の中の全てが健全になった訳ではないんでしょうけど、皆さん少しづつ
動き出してるせいか 朝から晩まで電話での問い合わせが増えました。
そんな慌ただしい一日の中で 唯一 安息の時間なのが、昼寝時・・・
実は中村 お昼時間が変則で、いつも午後2時すぎに昼食を頂いており、お腹が
膨れたあと20分ほど昼寝をする習慣があるんですが、いつも思う事・・・
あぁ・・・ 今一番幸せだなぁ・・・ ( ̄▽ ̄)
などと、しみじみ悦に浸っておりまして。
少しだけ昼寝をすると、頭にも体にも良いと言うのを聞いた事があるんですが
半面 昼寝する事になれてしまうと昼寝なしではキツくて、こりゃあ~ 昼寝が
できない職場では もう働けないなと思いましたね・・・ (^^;)ヤバイ
皆さんも昼寝慣れには 念の為ご注意下さい。
たわいもない話から始まりまして 申し訳ありません。
神奈川県在住 Y・Hさんの、RCM-514 Z1100GP(その4)です。
RCM-514も、フレームがパウダーコーティングされて戻って参りました。
こうしてパッと見ただけでもリアエンジンマウントの違いがすぐにわかります。
基礎たるフレームを時間を掛けて造り込み、細部が計画通りに加工された状態と
なっているフレームだから車体を組み上げて行くのは基本ボルトオン・・・
面白くなり始めるところですよね ♪
SCULPTURE製 ゼファー1100用 SPステムKITを取り付けします。
ステムシャフトの形状とベアリングサイズは共通ですから、ベアリンググリスの
塗り方やステムナット締め付けトルクを配慮しながら取り付けます。
ブラックの正立フォークは、OHLINSサスペンション 日本の総輸入元である
(株)カロツッェリア様から支給されている正規品を用いた NOBLESTの
オリジナル、正立エクスモードパッケージを採用・・・
パッケージに付属されているZRX1200用アクスルパーツに準じて、別売り
オプションとなるSCULPTURE製クロモリ中空アクスルシャフトを使用して
フロント回りを組み付けしました。
イグニッションキースイッチは 90年代のカワサキ純正部品を流用した新品で
同一機種によるメインハーネスやジャンクションBOXなど、全て後期モデルの
電装系にフルコンバートされます。
このメニューは RCM Ninja スポパケNew TYPE-Rと同じ仕様の
電装コンバートで、個々の電装パーツ構造が進化している点と メーカー純正の
新品で揃えられる事から信頼性が高いと言う点の 2つが大きなメリットとして
上げられます。
そのイグニッションキースイッチに集中装備されている ステアリングロックも
フレームをパウダーコーティングする前に擦り合わせ加工しておきましたので
左右共に ちょうど良い感じでロックが掛かります。
こういった部分も含めて 最初にきちんと計画的フレーム加工を施しておく事が
仕上がりの良さにつながるんですよね (^^)
相変わらず確保するのが大変なSCULPTURE製17インチホイール用
スイングアーム・・・
順次生産しているものではありますが、とにかく 足りない・・・ (;^ ^A
フィッティングを行うべく、治具を取り付けて左右の測定を開始しました。
今回この RCM-514では ノーマルのグラブレールを取り付けたいと言う
オーナーY・Hさんのご要望に応え、リアサスレイダウンはこの514専用の
位置で設定しています。
グラブレールを取り付ける位なんて 簡単に捉えていたんですが、探ってみると
当初イメージしていたよりも難しく「ここにしか取り付け出来ない!」と言う
絶妙な位置にサスマウントを溶接・・・
その結果 リアサスレングスが若干短くなる方向に作用しており、適した長さを
確認してからサスを用意する事となりました。
スイングアームには7N01リブ角パイプを主材にした スタビライザーを
装備します・・・
削り出し肉抜きされたブラケットと共に繋げて行く ブロックピースタイプ
の方をチョイスです ♪
溶接には 実は手順があります。
アルミに限らず溶接と言うものは 溶かした部分に縮小が起こって縮むもの・・・
縮んだ事により部材が引っ張られるから 逆側は口が開きやすいものなんです。
でも その性質を利用して、各部材がそれぞれ向いて欲しい方向に作用する様
順番をイメージしながらやるのは毎回必ず行っている事で、鉄フレームの補強に
おいても全く同じ事が言える。
ただ単にはじから溶接しているのではなく、実は色々考えながらやってるんです。
出来ました!
スイングアーム単体剛性の向上、スタビリティーアップはもちろんの事
RCMの17インチシャシーらしい 迫力あるビューになりましたね! (^^)v
スイングアームのスタビライザー溶接は ボルトオンカスタム路線とは異なる
ワンオフ感の強いメニューですから、こういう手の込んだ加工を施すと全体の
雰囲気にまで影響するので、スタビ溶接のリクエストは結構多いんです。
仮組みアームとホイールで立ち上がった車体・・・
M・Hさんからの希望納車時期が今年の秋と言う事もあって ここまでゆっくり
進めて来ましたが、のんびりしてるとアッと言う間に時間が経ってしまうから
ここらでピッチを上げて行かんとね!
M・Hさ~ん!
7月最初の週末 ご来店、お待ちしてますね~っ! (^^)/