こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
いや~
暑いすね~・・・ ( ̄▽ ̄;)
ここ本店は、大倉庫を除いて館内全てエアコン完備であるにも関わらず
暑い・・・
聞けば昨日、サンクチュアリー福岡店でも追加のエアコンが着いたとの事。
でもショールームが暑いとか・・・
まぁ 整備業界なんだからエアコンが効いてなくても仕方ないよね、なんて
思われる方もいるかも知れませんが、エンジンを組む際はディンクスと同じ
温度環境で金属の熱膨張率を揃えなければなりませんから、エアコンは必須
と言う訳なんです。
同時に人間も冷やす!
大事な事です ( ˘ω˘ )ウン
さて本題に!
岡山県在住 M・Hさんからお預かりして製作が進む、RCM-639 Z750
(その2)です!
前回より、元々の施されていたフレーム補強や加工の修復を引き続き進行中。
リアサスレイダウンは左右ブッシュの位置や角度がズレており、更にはこの
位置だとサスの角度がきつく寝すぎるため、ここから10mmほど上の方に
スライドするべく旧いブッシュを削り取りました。
相当大きな下穴が開いてましたので ここは一端パイプ状に戻してやり、次は
きちんとレイダウン治具を用いて精度の高いレイダウン加工でやり直します。
グラインダーで付いたと思われる食い込み跡は思ったよりも深く、目立つ所だけ
溶接で盛って慣らしておく事に・・・
他にも細かい傷が無数にあったんですが 片っ端から全部埋めて行く訳にも行かず
下地ショットと粉黛塗装で戻ると思われる部分はペーパーをサッとあてただけで
終わりとしました。
最後にZ1やZ2と同じシートレールの構造にし、バッテリーケースなど
Z2の仕様になるように加工したら・・・
改めて、RCMのフレームとして完成!
アップデートされたフレームは、今後もうやり直しなどする必要性が無い完成度。
補強やレイダウン、インライン処理と言ったRCMフレームメニューと言うより
どちらかと言えば 修理・修復の方に時間を費やした気がします・・・ (;^_^A
エンジンも全分解し、旧いガスケットを剥して全乾燥させました。
これより各部を点検し、問題なければガンコート塗装へと旅立つのですが・・・
ピストンはこれもワイセコ製かな?
別のブログでも書きましたが、ディンクスには年間百を超えるZ系シリンダーの
ボーリング・ホ-ニング依頼が日本全国から入って来ています。
様々なメーカー製ピストンのホーニングをH85Aで熟しているんですが、実は
このワイセコ、個々のピストンサイズの統一精度に優れているんです。
それにしても攻撃的なトップボリュームですな・・・(^ ^;)
このピストンは再使用するプランで進めて行きたいと思います。
続いてはクランクケースをチェックしていたら「んっ?」
まさか・・・
あっちゃ~・・・
メインベアリングホルダー部にクラック入ってるじゃないすか~ ( ̄▽ ̄;)
ホールドピンの部分にクラック入っているのは見かけますけど、この部分に
入ってるのは何故?
見た感じ、おそらくは以前から入ってたクラックではないかと思われます。
いずれにしても中村が溶接し、そのあとディンクスの出番 決定だ (;^_^A
暫くして
フレームがパウダーコーティングから戻り、早速 車体立ち上げが進んでました!
精度良く、きちんと施工されたドライブチェーンオフセットインライン処理部。
懸念していた無数の傷跡も、殆どわからない仕上がりになってくれていました。
取りあえず仮り組みスイングアームで立ち上げています。
RCMシリアルナンバープレートが打ち付けられました。
これと同じ RCMシリアルナンバーキーホルダーもコンビネーションにて揃い
はじめて正真正銘 ”RCM” です。
そしてまた暫くして
エンジンがスタート!
途中の画像が全っぜん撮れてませんが (^^;)スミマセン いきなりNew6速!
それもドライブチェーンラインEVOシステム仕様です!
岡山のM・Hさ~ん!
キャブの件、焦らずにお考え下さいね~!
= お知らせ =
私中村は、7月9日(火曜)~12日(金曜)まで出張にて不在となります。
11日が休業日と言う事もあり、色々ご不便をおかけします事 ご了承下さい。
よろしくお願い致します。
サンクチュアリー本店 (株)ノーブレスト 中村博行