こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
まだご紹介できてないRCMシリーズ・・・
なるべくシリアルナンバー順にご紹介したいと思ってるんですが、順番が前後しており
現在 600番前後のRCMが未だにお見せできておりませんが、ちゃ~んとわかって?
おりますので、もう少し待ってて下さいね・・・ (^ ^;)
とにかく沢山で
その内「ホントだ・・・」と言うのが、皆さんにおわかり頂けると思います ( ̄▽ ̄;)
それでは本題に入りたいと思います。
フレーム補強・レイダウン・インライン処理など、全ての加工を終えたフレーム・・・
九州在住のZさんからオーダーを頂きました KZ1000MK-Ⅱのフレームです。
レーザー測定と修正ストレッチを終えたフレームは、サンクチュアリーがこれまで
自信を持って推奨して来たオリジナルのフレーム補強 ステージⅡを施します・・・
左右ダウンチューブのエンジンマウント治具と スイングアームピボット幅合わせの
治具に、大掛かりなリアサスレイダウン用治具と、フレームに溶接加工をするには
この固定治具なしできちんとした精度を出す事が出来ません。
溶接の技術と言うより、如何に専用の治具があるかどうか・・・
最後までこれに尽きると言えるでしょう。
190サイズのリアタイヤを履かすべく、オフセットされるドライブチェーンラインの
軌道を確保したインライン処理を行って フレームが完成。
このあとパウダーコーティング工程へと送り出されます。
治具を駆使し、材質も靭性を有した高張力管STKM13Cのシームレスパイプを
ビシビシの寸法で擦り合わせて、マス枠の中でバランスよく釣り合わせしています。
フレーム補強は経験値も重要で、上手く出来たものは全体に見てわかるもの・・・
レーザー測定 → 修正ストレッチ → 補強&レイダウン&インライン処理と経由して
ここまでで約2ヵ月近くを費やしました。
建築で例えるなら基礎工事に該当する地味な工程ですが、その中身は非常に精密で
時間のかかる重要なところなんです。
しばらくしてパウダーコートされたフレームが戻って参りました。
全車連番、1台とて同じナンバーは存在しない、真にRCMである事の証明として
シリアルナンバープレートが打ち付けられます。
ちなみに 全く同じシリアルナンバー付きキーホルダーもオーナーズアイテムとして
マシンと一緒に納車時にお渡しされています。
このキーホルダー、同じ物が二つとしてないので無くさない様にして頂きたいです。
早速、車体の立ち上げ作業が始まりました ♪
フレームが戻って来る時期にあわせて、足回りパーツの大半を揃えておくんですが
ここ1~2年は、各メーカーさんのあらゆるパーツ在庫が薄く、随分前にオーダー
しているにも関わらず、未だ届かないパーツも少なくありません。
他のRCMもそうですが、最近はとにかく早め早目でパーツ注文を入れ続けてます。
本当はSCULPTURE製ステムKITの TYPE-Ⅲトップブリッジなんですが
そのTYPE-Ⅲが欠品しており TYPE-Ⅱの中古があったので暫定で取り付け・・・
人の事 言えませんな・・・ (^ ^;)
このRCM-591はオーナー Zさんからの要望で、セパレートハンドル仕様です。
ブラックラインリアショックは少し前に入荷しており、イチ早く取り付け出来ました ♪
ホイールは現段階では転がし用の仮り組みものですが、こちらもキープ済みにてOK!
社内調達パーツは、SCULPTUREスイングアームが欠品中で「またか・・・」と
言った状況・・・
SCULPTURE製品は意外にも日本中の業者さんからオーダーが入って来るので
生産の方がどうにも追い付かず、Z系のトロコイドオイルポンプKITなみに人気ある
製品なんです。
とてもありがたい事なんですけどね~・・・ (;^_^A
リアフェンダーレスKITも自社製品で、社内での溶接加工後に表面処理外注へと
送られて完成・・・
ここ数日 Zさんとは、外装カラーリングの件で何度か打ち合わせをしており
一緒に担当している湯浅とは「車体先行で進めて行こう!」と言う事になりました。
車体先行と言う事は・・・ エンジンが後からになると言う意味でもあるんですが
実はこのRCM-591も 今回なかなか気合いの入った仕様のエンジンメニューでして
それらを円滑に進めて行ったとしても、相当時間が掛かると予想しているんです。
それ故タイトルも「年末には大分へ!」と言う意味を含んだものでした。
Zさ~ん!
果たして本当に年末に間に合うのか?と言う 一抹の不安はあるんですが・・・ (^^;)
これから暫くの間、よろしくお願いしますね~!
まだご紹介できてないRCMの皆さんも、頑張って順次 ご紹介していきますんで
すみません、しばしお待ちを <(_ _)>