こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
気が付けば、もう間もなく12月・・・
毎年の事ですが、時の経つのは何て早いんでしょう。
よく社員達が「この会社ほんと時間の経つのが早いですよね」と言ってますが
「俺もそう思う」と言い返してます(苦笑)
仕事が淡々とした義務的なものではなく 趣味性が深い内容である事もあってか
(あぁ 後もう少し)と時計を見て退社時間を待つような日々にあらず。
ある意味幸せと言うか、とにかくたぶん、充実した時間を過ごしているのだと
そう思います。
まぁ 仕事が楽しいのなら、これ以上ありがたい事は無いですわ・・・
唯一、まじ 忙しいのが難点ですが (^_^;)
それでは本題に・・・
岡山県在住 T・Tさんの、RCM-678 Z1-Rです!
こちらは本題のZ1-Rではなく、RCM-638 KZ1000MK-Ⅱです。
RCM-638も かれこれ納車してから1年程は経ったでしょうか・・・
T・Tさんは大変気に入って頂きまして、少し前にRCMのZ-1とZ1-Rを
追加で同時に2台オーダーを頂きました。
2台同時と言うのも凄いですが、どちらもメニューが数あるRCMの中でも
相当凄い内容でしてね・・・ (;^ ^A
ちなみにこのRCM-638 MK-Ⅱも年内お預かりし、エンジン中心に更なる
アップグレードを図ると言う、とにかくパッションのあるオーナーさんです。
Z-1の方は超長期製作コースにて、現在はフレームとエンジンの基礎工程のみ
終わらせましたが、長期製作と言う事でシリアルナンバーはまだ決めておらず。
先にZ1-Rの方から積極的に作業を進めており、こちらはシリアルナンバーを
RCM-678に
段を上がって最後に”8”で終わる、RCM-678としました!
Z-1とMK-Ⅱもそうなんですが、今回はZ1000J/R系のシリンダーヘッドに
コンバートするメニューで、エンジンへの力の入れようはハンパではありません!
となると、とにかくシリンダーヘッドだけは下準備しておかねばと、ヘッド優先で
段取を済ませています。
638 MK-Ⅱ、そしてRCMのZ-1、いずれも手の込んだ製作に時間が掛かる
仕様ですが、このRCM-678 Z1-Rはフレームへの加工が他の2台よりも
より大掛かりでして、先ずはフレームを完成させねばと ここは加工部門における
エキスパートメカの佐々木を指名しました。
もう画像を見ただけでお解りになる方も多いかと思いますが、ヘッドパイプに
溶接された合わせのプレートは「アッパーカウルフレームマウント化」の為の
マウントブラケット部になります。
RCMのZ1-Rって言えば、このアッパーカウルのフレームマウント化こそが
真骨頂であり、機能、そしてビジュアル面と サンクチュアリーらしいセンスで
仕上げてみせましょう (^^)v
リアタイヤは190サイズを予定しており、もちろんドライブチェーンラインは
フラットなドライブスプロケを用いてチェーンラインを108mmに設定できる
EVOシステム!
それも従来型にはあらず、New6速クロスを用いたEVOシステムを採用する
予定で、合わせてフレーム左ピボット内側 インライン処理も施工済みです。
リアサスマウントは、これまたRCM Z1-Rでお馴染みレーシングレイダウン。
車体中心側にマス集中化させるのが狙いで、1990年に中村の愛機 Z1-Rの
リアサスをレーシングレイダウン化したのが そもそもの始まりでした。
その後30年以上経た今でこそ このスタイルになりましたが、昔のレーシング
レイダウンは洗練されてなかったなぁと、反省してます・・・ (^ ^;)
シートレールに予め溶接したブラケットは、パウダーコート後に諸々の装備を
取り付ける為のマウント。
画像のものは、ワンオフのシート下アングルを取り付ける為の部位になります。
で、今製作したばかりのアルミシート下アングルをボルトオンで取り付け出来るか
確認したら、これにてOK!
ワンオフのインナーフェンダーもボルトオン脱着できる様に、同様のブラケットを
造って溶接してあります。
こう言う地味~で隠れた部分の加工が沢山あり、どれも全て精度を求められるので
何もかも一辺に説明するのが無理なほどワンオフ加工が多いんですわ。
型抜きしたガセット材モナカ合わせプレートの補強に、スリーブ型のナットを
溶接しましたが、これはサイドカバー部分の下のスクリュー固定部になります。
このRCM-678はシングルシート仕様なんですが、それのサイドカバー部と
位置合わせしながら溶接して行くため、それこそ何度も何度も脱着を繰り返し
ピシッとした精度で製作するんです。
そして
こんな感じでシングルシートが取り付けされました。
シングルシートはもちろん、言うに及ばず TOMO-FRP製!
TOT等でもよく使用されてるこのシングルシートこそ、中村が今まで知る限り
最もハイセンスなシングルシートだと思っており、サイドカバーの後ろ側から
テールにかけて張り出した形状なんかはライディングの事をよく理解している
フォルムだなと感心させられるほど。
レースでこのシートを使用する人達が多いのも頷けると言うものなんです。
いやぁ~ ここまで順調ですよ~ ♪
T・Tさ~ん!
今週 RCM Z-1のカラーリングデザイン第二弾を送らせて頂きます!
また、RCM-638MK-Ⅱのお預かりも そろそろかと思いますので、週末までに
ご連絡させて頂きますね~!