こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。

 

山の様な仕事をこなしながらブログを書いているのですが、なにも忙しいのは
自分だけでなく サンクチュアリーのスタッフ全員がそうであり、目まぐるしい
日々を過ごしております。

 

ここ３～４年は異常で今年になってから更に拍車が掛かり、一体なんでこんな
業務の依頼が多いのか？

それもＲＣＭの新規オーダーを始め、ハード系の仕事ばかり・・・

 

この、空前絶後のカスタムブーム到来は、基本とてもありがたい事なんですが
もはや限界を超えちゃって開き直るしかない・・・ (￣▽￣;)

 

もっともメカニック達は「大変ですが やりがいのある毎日です！」と、言って
くれるのでそこは嬉しいんですけど、自分は しんどくて・・・  (^_^;)

 

 

 

さて、本題です！

 

日本最南の地 在住〇✕さんからオーダー頂いたこのマシン・・・

 

ご紹介しましょう。

 

 

ＲＣＭ-６１１ ＫＺ１０００ＭＫ-Ⅱです。

 

消え行くＭＫ-Ⅱとは何度もお伝えして来ましたが、ここ１～２年、ＲＣＭ ＭＫ-Ⅱの
オーダーが結構な台数で続き、ストックして来た在庫も残り僅かになりました。

このＲＣＭ-６１１も そんな見通し厳しい時代背景の中でオーダー頂いた１台です。

 

角Ｚの象徴的存在とも言えるＫＺ１０００ＭＫ-Ⅱの立ち姿は、魅力的ですよね。

見た目が良い印象で映るマシンは、車体のディメンションも均整が取れており
実はロードを走らせた際のシャシー性能も比例して良いものなんです。

 

ビジュアルは、ブラックからグラデーションで濃いキャンディレッドへと変わる
オーナーリクエストのカラーリング・・・

こう言うカラーリングは、うっかりすると「やっちゃった・・・」になりやすい
傾向があるんですが、グラデーションが絶妙なボカシ具合で、見ていて違和感が
なく、とてもカッコいいと思いましたね  (^^)/

 

１７インチホイール化された足回りは、いつもの如く世界一のメーカーアイテム
ＯＺレーシングホイール・ＯＨＬＩＮＳサス・Ｂｒｅｍｂｏブレーキキャリパー
そして日本が誇るＳＵＮＳＴＡＲディスクの組み合わせ。

一流のメーカー品だけに拘った、ＲＣＭに相応しい上級仕様で構成しています。

 

時々オーダーを頂くナイトロレーシング製チタンメガホンマフラーは、かつては
ラインナップされていたんですが、今では特注での受注生産式を取っています。

１７インチワイドホイール化されたマッチョなリア回りにメガホンのルックスが
相まって、筋肉質な武骨さを感じました。

 

色のコーディネートに拘るオーナー〇✕さんは、最後の最後にナイトロレーシング
油圧クラッチプレートのツートンカラー組み合わせをどうしようか悩んでましたが
最終的にはブラック＆ブラックをチョイス。

このチョイスは中村も大賛成で、足回りやエンジンに色を着けすぎるとチープ感が
出てしまうので、遊び心は極力さけた方が高級感を感じるものなんです。

 

エンジンは、オーバーホール主体のライフパッケージコースでコンプリート。

ライフコースとは言え、ディンクス鍛造ピストンやＡＳウオタニＳＰ-Ⅱの採用。
そしてナイトロＥＸとのマッチングにより、実用域において十分なスペックを
発揮しますから、機会があったら是非ノーマルと比較して頂きたいところ。

「エンジンオーバーホールとは精密内燃機加工にあり」に則り、内燃機加工は
全てディンクスで施工しました。

仕上がり良い内燃機加工を施されたエンジンは本当に調子よく走りますよ (^^)

 

シートは、デイトナさんが自社オリジナル製品としてラインナップしてくれてる
ＲＣＭコンセプトＣＯＺＹシート。

着座部分がノーマルよりも少し幅狭になっているこのシートは、足つき性も良く
ルックスも凄くカッコ良く出来ております。

 

あわせてハンドルバーも、これまたデイトナさんからＲＣＭのネームを冠して
リリースされている防振対策の優れもの。
ＲＣＭコンセプトハンドルバーと、同じくＲＣＭコンセプトグリップエンド！

シートもハンドルもサンクチュアリーのオリジナル製品ではないので 自分達も
都度デイトナさんに注文してるのですが、こう言う部品を大手メーカーさんが
ラインナップしてくれてるのは本当に助かる事で、いつもありがたく使わせて
頂いております <(_ _)>

 

 

今も尚、３０台を超える台数が製作され続けているＺ系ＲＣＭの中でも ＭＫ-Ⅱは
ダントツ人気の機種・・・

同じ角Ｚでも Ｚ１-Ｒがカフェレーサー的存在なのに対し、ＭＫ-Ⅱはカワサキの
武骨さを象徴したキャラクターです。

 

空冷ＤＯＨＣ２バルブ４気筒エンジン、所謂「空冷４発」である点も、忘れては
いけない大事な要素で、そのＺ系エンジン特有の姿形・音・振動・サイズ感など
現代のバイクではどうしても味わえない趣の深さが最大の魅力。

もしもＭＫ-Ⅱが水冷エンジンだったら、それはＭＫ-Ⅱじゃ～ないですよね・・・

もちろんそんなの 絶対あり得ない事ですけど・・・  (;^_^A

 

 

既にロードテストも終了し、あとはオーナー〇✕さんの元へ届くのを待つのみ。

最初のオイル＆フィルター交換は済んでますが、次回は少し早めでメーター読み
５００㎞位でオイル交換されて良いかと思います。

オイル交換の際はマフラー腹下の集合部から後ろを外して、エキパイを開けば
ドレン＆フィルターカバーに簡単にアクセスできますから、フィルターは毎回
交換した方が良いと思いますよ (^^)/

 

〇✕さ～ん！

大変お待たせしまして申し訳ありませんでした～！

 

 

＝ お知らせ ＝

サンクチュアリー本店では、８月１１日～１４日まで夏季休業を頂きます。
その夏季休業の前後に足して休みを取るスタッフも多く、その期間の前後で
ご不便をお掛けする事かと思いますが、ご容赦を頂ければと思います。

また、９月より第二木曜日だけでなく、第四木曜日も完全休業日となります。
週休二日制になる事で 皆さんには何かとご不便お掛けするかと思いますが
来年以降もどんどん休日は増やして行きますので、都度ご理解ご容赦のほど
よろしくお願い致します。

サンクチュアリー本店    株式会社ノーブレスト 代表 中村博行