こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
昨年の後半にオーダーを頂きました 新規RCMの製作が複数台あるのですが
製作自体は進んでいるものの、それらのご紹介が出来ておらず・・・
今年もまた このペースなんだろなぁ~・・・ ( ̄▽ ̄;) と
相も変わらず休み返上で、パチパチやっとります・・・
それにしても世の中、コロナに大寒波が重なって 大変な状況になってますね。
サンクチュアリー本店のある千葉県 関東の南エリアでも、今日あたりは雪の
可能性もあると予報されていましたが、何とか雨で済みました・・・
雪害の情報が出ている北陸や東北 また北海道などにも、RCMオーナーさんは
多数おりまして・・・
何もできない微力な自分を情けないと感じながらも、皆さんくれぐれも無理を
なさらず、安全第一でお過ごし頂ければと願う次第・・・
本日ご紹介する1台も、そんな東北 仙台のお客様からのご依頼・・・
宮城県在住 T・Kさんの、RCM-544 KZ900(その1)です!
T・Kさんからお預かりをした車両は、KZ900をベースに MK‐Ⅱ仕様に
外装チェンジしてあったもので、当初はエンジンフルオーバーホールと他に
諸々作業と言う予定でしたが、いずれはRCMシリアルプレートを取り付け
たいとお考えだった事から「せっかくだからこの機に!」と、改めてRCM
として製作承る事になりました (^^)
サンクチュアリーのオリジナルフレーム補強 STAGE‐Ⅱを施しました・・・
KZ900のフレームはMK‐Ⅱの様に、ダウンチューブが二重管に補強されて
いない為、Z‐1と同じ様なレイアウトでのヘッドパイプロワー部補強を行って
コンプリート。
もちろん、補強を行う前のレーザー測定やストレッチは万全で、その時の作業
画像などは 最後にちゃんとT・Kさんにお渡し致します。
前後18インチホイール仕様で ある程度カスタムされてた車両でしたが、この
機に「17インチ仕様にしたい」との事で、ドライブチェーンライン23mm
オフセットに対応したインライン処理を施します。
SS400材から切り出し、曲げ込んで製作をしたアングルを溶接して 完了。
エヌマチェーンさんから一般発売されている、ナロータイプドライブチェーン
EK530RCMチェーンを用いれば、530でも最大190タイヤまで装備
できる インライン処理です。
おなじみの専用治具を駆使して加工した、リアサスレイダウン加工も終了・・・
左右295mmのワイドスパン仕様で、同時に合わせてプレート材補強も施工。
レイダウン加工は左右多少に出来ているか、角度は平行かの 精度が大切です。
今回キーセットもMK‐Ⅱのものにすると言う事から、ハンドルロックシリンダー
挿入部も 部品取りから移植して MK‐Ⅱと同じ構造にしました。
タンデムマウント部の加工溶接も完了し、テールエンドにある壊れたナットも
直して「これにて終了~! (^^)v 」 と 思ったんですが・・・
・・・・・・・・・・・・・。
KZ900はシートヒンジがMK‐Ⅱよりも、ちょっと短いんでした・・・
しかもシートストッパーブラケットの位置も違うわ・・・ (-_-;)
何とか造り直しました。
シートヒンジはカワサキ純正の場合、プレス成型された一体ものなんですが
そんなの型がないと とてもじゃないですが出来ませんから、削り出しカラーと
曲げ込んで製作したプレートを溶接で繋いで造りました。
純正とは感じがだいぶ違いますが、機能は充分問題ありません ♪
シートストッパーアングル部もプレートから新規で製作し、こちらも無事終了。
よく見るとわかりますが、サイドカバーグロメットステーも新規に設けてます。
これで本当に完成っ!
昨年の内に作業は終わっており、現在パウダーコーティングの工程へと
行っております!
エンジンも全分解が完了してガンコートが進んでますので、もう少しで
組み立て工程が始まる事でしょう・・・
どのRCMもそうなんですが、地味~~~な 下準備加工のご紹介でした。
T・Kさ~ん!
この春の納車目指して、進めておりますからね~っ! (^^)/