こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
沖縄在住 M・Hさんの1台目の愛機 RCM-265 MK-Ⅱに続き・・・
2台目となるこのマシン 今度はZRXで、RCM-528(その4)です!
スイングアーム垂れ角を設定したら、リアサスマウントを ひとまず点付け・・・
Z系と違って 最初からフレーム側サスマウントがワイド幅な設計になってるので
新しいバイクはその辺が楽でいいですよね (^^)
フロントディスクローター待ちで、前後輪を組み付けできる様に準備しました。
まだ車体を立ち上げたばかりですが、いいですね ZRXもカッコいい! (^_-)-☆
ラジアルマウントキャリパーを取り付けした 倒立エクスモ-ドパッケージ。
CNCニッケルコーティングの鈍い輝きが立体的で、シビれますねぇ・・・
ここでシングルシートフィッティングの、具体的な作業に入りましょう・・・
ZRX用として販売されているこのシングルシートは、細部まで配慮がされた
しっかりしたもの・・・
とてもよく出来ていて そのままでも全然問題ないんですが、今回は取り付けの
ブラケットを凝った構造で製作する事から、シングルシートの取り付け位置や
角度などを少しだけ変えてやる事にしたんです。
ですが、取り付け角度などをほんの少しでも変えれば 他にしわ寄せは来る・・・
脱着式のシート台座が合わなくなって、急遽 台座のファイバー部に樹脂を追加し
サイドカバーとの合わせラインを独自の形状へとする事にしました。
FRP樹脂を肉盛りして削り、台座下のラインがだいぶ変わりました・・・
ここまでしなくてもと思うかも知れませんが、RCMはビジュアル的な個性も
徹底的に追求しており、言われなければ気が付かないと言った作業にも拘って
取り組んでいます・・・
ZRX1200でのRCMは希少ですし「今造ったら こうです!」と言える
そんな秀抜した仕上がりを目指しますよ! (^^)v
と言う訳で、そういう力の入ったマシンを造るとなるとファイバー加工はもちろん
ワンオフもの大量製作コースはさけられません。
もうずっとキャドと、にらめっこでして・・・
ほら~ 他の作業で 待って貰ってるお客さん達いるんだから、早くせんと!
ふぅ・・・ ( ̄▽ ̄;)
と言う事で、シングルシートとテールランプを固定するブラケットが早々に完成。
敵材適所で材質や厚みを選んだブラケットアッセンブリーですが どうも部分的に
やり直しをしたいそうで・・・ (^^;)
一部造り直しになる様ですが概ね問題ないとの事で、このあと下地研磨した後
アルマイト処理、もしくは電着処理に出されます。
オリジナルのメーターパネルも出来上がり、暫定ですがカウル内に収納・・・
寸法感は問題ないとの事ですが、トッププレートはゲージとして製作した物で
このあとこのゲージを元に カーボンプレートでワンオフするとの事です。
そして・・・
SUNSTAR製 RCMコンセプト ワークスエキスパンドローターが来ました!
早速取り付けてみると、これが実に似合う・・・
OHLINS社製 2IFF5210フォークの 倒立エクスチェンジモードパッケージ。
イタリア Brembo社製 CNCラジアルマウントキャリパー GP4‐RX。
同じくイタリア O・Zレーシング社製 アルミ鍛造 GASS RS‐Aホイール。
SUNSTAR社製 RCMコンセプトワークスエキスパンドディスクローターと
世界最高峰メーカー品だけによる、迫力あるフロント回りが組み上がりました!
沖縄のM・Hさ~ん!
希少なZRX1200のRCM・・・
RCMらしいセンスで仕上げてみせますから、楽しみにしていて下さいね~!