こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
ここ最近 ますます思うんですが、沖縄のバイク乗りの方達って本当にパワフル
だなと感じます・・・
沖縄本島と隣接する島など合わせて、この20年間で10数台と言うRCMが
納車されて行きました。
それらのRCMは今でも元気に走っている様で、数年に1度程ですが沖縄での
イベントにサンクチュアリー本店で出向くと 皆さんご挨拶しに来てくれたり
するのがホントに嬉しい限り (^^)♪
どんどん親近感が強くなって行ってる感じがしますね。
あ、 ちなみに宮古島のTさん・・・
サンクチュアリークライマックスの章は まだ数年ほど続きそうな感じですよ!
引き続き楽しみにしていて下さいね (^ -)-☆
振り返ってみれば沖縄のRCMオーナーさん達、機種は ほぼ全て空冷Z!
先日沖縄から運ばれて来て車両お持ち込みにてRCM製作される事になった
M・HさんのZRX1200を除けば、あとは全部Zと言う Zオンリーの傾向。
この先 空冷Zは更に入手が困難になるでしょうから、そうなったら皆さん
ベースマシンに何を選ぶんでしょうか。
Ninja?・・・ それとも ZRXとか?・・・
沖縄本島からではない この方も空冷Z・・・
しかも入手が最も厳しくなってるあの機種で ご依頼を頂きました。
石垣島で初となるRCM! M・Hさんの524 MK‐Ⅱ(その3)です!
お馴染み 銅色のコーティングが特徴的なPAMS製ESTスリーブ。
近年 ブロックとスリーブの圧入が緩いシリンダーが多く、圧入のあまさから
熱伝導性が低下して オーバーヒートしがちな個体が目立って来ています。
緩くなったスリーブを抜いて ブロック側下穴を一皮むき、新しいスリーブを
圧入してからボーリング&ホーニングを施してやる・・・
この二段階工程を行っておく事で 後々ずいぶんと違って来るもんなんです。
シリンダーヘッド バルブガイド回りの画像を撮り損ねましたが・・・
順調に組み上がって カムシャフトの取り付けまで至っておりました。
確かに石垣島は梅雨明けしちゃったし なるべく早く納車してあげたいと
言う 湯浅の姿勢はとても良い事なんですが、ちょっと目を離したすきに
どんどん行っちゃいますから、撮ってる方は気が気じゃない・・・
とてもついて行けん・・・ ( ̄▽ ̄;)
強化タイプながらも低フリクションなEKカムチェ-ンに組み合わせされる
タイミングパーツは、サンクチュアリーメカブランド製のリジットタイプ
アイドラーパッケージで、組み込まれていて見えませんがテンショナー部の
歯数はノーマルゴムローラーの外径に近い15Tアイドラーを用いています。
エキゾースト&インテーク間のカムタイミングを決めるトップアイドラーを
固定し ヘッドカバーを被せれば・・・
RCM-524 MK‐Ⅱ、エンジンコンプリート!
う~~~ん いい!
いつも思うんですが、今一番信頼できるパーツを多数採用し 各部の数値を
精密に修正して組み直したエンジンは、見ていて気持ちがいいです (^^)v
早速フレームに搭載し、ステンレスエキゾーストスタッドボルトを植え込んで
ASウオタニSP‐2を組み付けました。
で・・・
ここまでは大変順調だったんですけど、使用する予定で段取りを進めていた
中古のマグホイールがZRX用ではなく違う機種で、OHLINSフォークの
アクスルパーツを一からワンオフする必要が出てしまい、それならと・・・
M・Hさんと話した結果「それじゃ~ O・Z、行っちゃうおう!」てな展開に
なったんです・・・ (;^ ^A
選んだのはアルミ鍛造 6本スポークのGASS RS‐Aブラックで、これなら
確かにマグネシウムの重量にかなり近い軽量ホイールですから、期待に応える
フットワークを実現してくれる事でしょう!
暫定ですがナイトロレーシングのオイルクーラーKITを取り付けしまして
このあとフロントディスクのインナーローターをブラックへと変更しますが
概ね作業の大半は終了・・・
でもこうして見ると、ゴールドのインナーローターもなかなかカッコいいと
中村は思いましたよ (^^)♪
そしてタイミングよく・・・
少し濃い目キャンディブルー基調のオリジナルペイントが仕上がって来ました!
外装パーツが来たので、いよいよ作業も大詰めです。
ナイトロレーシング製チタン手曲げフルEXはヒートポリッシュをチョイス。
シルバーのオイルクーラーコアにブラックステーKITと言う組み合わせは
いつもフルブラックのオイルクーラーばかり見て来たんで 何だか新鮮です ♪
オイルクーラーステーはナイトロレーシング製オリジナルの フローティング
ラバーマウント式で、ステーのクラック対策を施したお勧めのKIT・・・
そのオイルクラーコア裏側に取り付けされてるタコメーターケーブルポートも
サンクチュアリーメカニックブランド製の対策ギヤガイドを採用しました。
他にもOリング式のピンゲルコックアダプターやら何やらと、この春リリース
されたカタログ【THE BIBLE8】でデビューした待望の新パーツ群が
ふんだんに採用されておりますが
すみません・・・
書き切れなくて・・・ (;^ω^)フ~
M・Hさ~ん!
次回は完成した RCM-524 MK‐Ⅱを・・・
7月上旬頃になっちゃうとは思いますが、バッチリお見せ致しますね~っ!!