こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
なんだか ず~~~っと、 完成したRCMの紹介ブログばかり続いてます。
納車しても納車しても、変わる事がないRCMの製作台数・・・
この3~4年間、継続して全く減る事がないRCMの もう少し製作模様を
お見せしたいと思ってるんですが、もうカンペキ 自分がついて行けなくて
この様な状況に陥っております・・・ ( ̄▽ ̄;)
年間30台前後・・・
どれほど沢山オーダー頂いても、どうやらこれがサンクチュアリー本店の
生産力の限界な様です。
話は変わりますが
皆さん、RCMシリアルナンバーキーホルダーは無くさないで下さいね。
最近はRCMキーホルダーがあるのかを聞かれたりしますし、番号違いの
キーホルダーって単品製作に対応してくれないんですよ (;^ ^A
それでは本題に入ります。
台湾に仕事の関係で出張に行ってる、東京都在住 日本人のK・Yさんから
オーダーを頂きましたRCMが完成しました。
ご紹介しましょう。
RCM-599 KZ1000MK-Ⅱです。
当初、台湾から問い合わせが来ているのに 日本人? と、ハテ? みたいな
すぐに理解できない状況だったんですが、すぐにお仕事の関係から台湾に
おられる方だとわかり、メールでのやり取りの末にオーダーを頂きました。
これはこれで、初めてのケースと言えるかも知れませんね。
よく見れば、意外に個性的な このRCM-599 MK-Ⅱ・・・
全てオーナーK・Yさんからのリクエストに沿って製作された1台です。
そんなRCMー599の詳細はと言えば・・・
エンジンにかなり力を入れた仕様で、最近では大半が緩くなりがちなスリーブを
オーバーサイズに変更し、ピストンやケースアッパーホール等のサイズをアップ。
加えてST-Ⅱのヨシムラ製ハイカムをマッチングさせてバルブタイミングを設定。
バルブスプリングもレート適正なものを選択し、カムプロフィールに追従しつつ
線間密着もせず、更にはバウンス防止対策できるものでセットアップしています。
内燃機加工はもちろん!
サンクチュアリー本店裏にある 歩いて30秒 (^^;) ディンクスによるもの・・・
ディンクスでのバルブガイド入れ替え シートリングカットは同軸度とシール性に
拘った緻密な仕上がり。
圧巻は1000分台の値で合わせられる 最新鋭のCNC制御ホーニングマシン
H85Aによるピストン&シリンダーのクリアランスで、ピストンの首振りまで
配慮した精密仕上げがエンジンそのものの調子にも直接良い影響を与えています。
チューニングエンジンなのだから、大型オイルクーラーを装備したいと言う事で
9インチ13段コアのナイトロレーシング&EARLSオイルクーラーKITを
取り付けしています。
その13段のオイルクーラーコア層、下から上まで全層にオイルを流せるようにと
トロコイオイルポンプの採用も忘れておりません。
13段コアの下 数段しかオイルが流れてないのと 13段全てに流れているのでは
冷却効率は格段に違っており、もう少し油温を下げたいと思っている場合において
トロコイドポンプと大型クーラーコアのコンビは欠かせない相性と言えるでしょう。
そんなエンジンに取り付けされたマフラーは、今年の5月よりリリースされる
ナイトロレーシングのクラシックシリーズ、スチールショートマフラー!
スプリングジョイントでの組み立て式構造であるのが大きな特徴ですが、この
画像でもお解りな通り、相当ワイドなスイングアームでもテールパイプ内側が
干渉する事無く かわして取り付けが出来ています。
さすがにマフラーステーだけはワンオフしましたが ワンピースなショート管の
テール軌道を「切った貼った」しないで済むのは非常に楽な事・・・
また エキパイと集合部がナイトロメガホンと共通な事から、メガホンテールに
簡単に差し替えできると言う一面もある、そんなマフラーなんです。
トランスミッションは6速クロス+サンクチュアリーコウガのEVOシステム。
オフセットスプロケ要らずでドライブチェーンラインを108~110mmに
設定できるEVOシステムは最近リクエストの多いパーツの一つになりました。
ちなみに6速クロスミッションの方は 以前から何かと気になる所もありまして
ここ1年ほど水面下で完全社内製New6速の開発を進めて来ました。
その辺のお話は近日始まる? ”Zレーサー3号機のブログ” を見て頂ければと。
ブログ 書けるかな・・・ (;^ ^A
マフラーこそショート管を採用してますが 足回りは前後17インチホイール仕様。
サンスター製RCMコンセプトディスクのフローティングピンにブルーを・・・
更には、ブレーキ&クラッチホースにもAllegri製カラーホースを用いて
ブルーに統一しており、車体カラーのコーディネートで個性を演出していますね。
色使いは大胆すぎるとチープ感が出て来てしまうので むしろ控え目の方が良いと
思いますが、ワンポイント使用で主張が少なければ遊び心として大賛成です (^^)
この日の天気は、曇り時々晴れ。
この撮影さえ終われば恒例のロードテストに移れるんですけど、春は天気が
コロコロ変わるので、実は心配・・・
とにかく撮影を無事に終わらせない事には次に進めないんですが・・・
鳥が・・・ (^_^;)
新入社員の島田メカ、頑張っております!
シリアルナンバーで数える所の500番台最後となる ”599” のMK-Ⅱ・・・
オーナーのK・Yさんは今週日本にご帰国されて、滞在中 このRCM-599を
納車すると言う計画を立てておりました。
なんですが、今自分がこうしてブログを書いてる間もロードテストと各部調整が
続いておりまして・・・
時間を頂いて長期製作で進んで来た599でしたが、結局ギリギリになっており
いやはや
ハラハラする一方です ( ̄▽ ̄;)
もちろん納車を諦めてはおりません!
最後までベストを尽くして、納車の方法がアクロバティックになったとしても
何とかお渡ししたいと思います!
K・Yさ~ん!
明日には日本におられるかと思います。
納車の方法をご相談したいので、差し支えなければ中村までお電話下さいね~!
あ、 先ほどは早速 お電話ありがとうございました!
ご協力に感謝いたします <(_ _)>
フ~・・・ (;^_^A