こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
数年前から枯渇が始まった空冷Z系車両ですが、ここ1~2年で その傾向は
更に悪化し、少し前に比べ より入手しずらく、かつ高額になりました・・・
「相場価格の高騰は ぼちぼち頭打ちなのでは?」と、予想してはいるものの
手に入らない現象は もっと悪化して行くと思われ「いつかは空冷Zを!」と
考えていた方達の駆け込み需要が起こってる様に感じます。
サンクチュアリー本店では、 昨年の10月からこの3月にかけ 40台以上と
言う、未だかつて経験した事のない数のRCMオーダーが入りました。
その内の多くは空冷Z系車両で、数年前から買い溜めていたベース車在庫が
凄い勢いで無くなって来ており、びっくり・・・ (;^_^A
これら現在 数多くの台数製作が進む、空冷Z系RCMの1台・・・
神奈川県在住 K・Yさんの、RCMー546 MK-Ⅱ (その2)です!
このRCMー456は 昨年オーダー頂いたRCMの中の1台で、オーダーが数多く
集中し出した今年とは違って、スタートを早く切れた1台・・・
年末年始を挟んだ この約4ヵ月間で、大変順調に進んだ1台と言えるでしょう ♪
排気ポート出口に取り付けられた 見慣れないフランジ・・・
そうです
RCMが採用するエキゾーストの中でも最高峰となる、ナイトロレーシング製の
ウェルドクラフト3Dチタンマフラーを取り付けました!
100ピースから成るこのスペシャルエキゾーストは、サンクチュアリーの歴代
Zレーサーにも採用されて来たもので、性能と迫力の2つを満たした逸品・・・
そして このマフラーの取り付けを皮切りに、どんどん作業が進み出します (^^)/
担当メカの梅田は(もうカメラ うざいなぁ・・・)と 言った面持ちですが (^^;)
順調に進んでいるのは この梅田の仕事への取り組み方、姿勢が大きいと言えます。
技術が優れているから、あるいはノウハウが多くあるからとか言った要素ではなく
日々如何に仕事に 作業に集中が出来ているか、これに尽きると言うもの・・・
この梅田は 仕事が遅れて来ると残業をしてでも追い付かせて来るし、通常の業務
時間内も無駄口が少なくて集中力が高いから、とても安定している・・・
今ではサンクチュアリー本店のクリーンナップを任されている存在でもあります。
作業が進むにつれ、アップグレードで変更になったブレーキマスターシリンダー。
もちろん、イタリア Brembo社製ですよ ( ˘ω˘ )
クラッチマスターもあわせて、Brembo製 RCSラジアルマスターに変更・・・
ラジアルマスターシリンダーによる体感性は 意外に大きな印象を受けるもので
ブレーキの方はフルブレーキング時のタッチ コントロール性に優れ、クラッチは
何と言ってもその軽さ!・・・
RCMにおいては、やはり一流ブランドとしてのBrembo社製に拘っておりますが
優れたラジアルポンプマスターならばメーカーを問わず、大変良いものであると
言えるんです。
外装ペイントが出来上がって来ました! (^_-)-☆
この外装ペイントが出来上がって来ると言うのは、オーナーさんはもとより
我々メカニックにとっても嬉しいものなんですよねぇ・・・ ♪
オイルクーラーコアの固定は、とにかく最近 問い合わせが増えて来ております
ナイトロレーシング製 フルフローティング式ラバーマウントステーKIT・・・
これも製品化できた時 思わず「いいねぇ!」と言ってしまった製品でした (^^;)
およそ8割方完成・・・
ここまで来れば、あとは最後の仕上げ工程を経て 完全完成は目の前です!
前後ブレーキホース&クラッチホースには もちろん、イタリア Allegri社製の
ショルトシステムを採用。
いつも語っておりますが、エアーと油圧で稼働するフィッティングクランパーを
駆使して その場で「ババババッ!」と鉸められるショルトシステムは、本当に
便利で「フルードリークの心配がない」「早い」「簡単」と 3拍子揃っている
上に「今ここでホースを合わせて すぐに鉸められる」と言う、自分達造り手側に
とって最もありがたい要素が全て満たされているシステムなんですわ (^^)
キャブレターを組み付けたら エンブレムを固定して、いよいよ完成・・・
近日 RCMー525 CB1100Fと一緒に、公園での撮影を予定してます。
K・Yさ~ん!
4月上旬登録 → 中旬には納車のご予定で、進めておりますからね~っ!!!