こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
ディンクスの次回ブログを下書きしながら、ノーブレストのブログもそろそろかと
構想を練りつつ、サンクチュアリー本店ブログを書いております。
あっち行ったり こっち行ったり、 も~~~ ひっきりなしでして・・・ (;^_^Aフゥ
一昨日~昨日で4台ほど納車したのに さっき数えたらバイクが丁度90台ありまして
しゃぼん玉さんと、ライコランド那覇店さん&熊本店さん&水戸店さんにRCMの
デモ車を置かせて貰ってるんですが その4台があったら店に入り切りませんでしたね。
どうやらサンクチュアリー本店では、バイクカスタムブームのピークを迎えた様です。
この様な状況で中村も限界が来ており、皆さんの車両を全部ブログでお見せするのが
出来なくなりつつありまして・・・
完成したマシンをブログでご紹介できずとも、RCMギャラリーには掲載しますので
どうか、お許しを ( ;∀;)
もちろん可能な限り お見せして行きますけど。
と言う事で、何とか納車前にと! このマシンを無理やりねじ込みました!
大阪府在住 T・Kさん、3台目となるRCMをご紹介しましょう。
RCM-596 KZ1000MK-Ⅱです。
RCM-376 KZ900、RCM-540 NinjaスポパケNewTYPE-Rの
先に所有されていた2台に続き、満を持してオーダーを頂いたのが入手難易度の高い
MK-Ⅱをベース車にした、このRCM-596でした。
560番台~580番台にかけてのRCMで、まだ完成してないマシンもありますが
この596は、オーナーT・Kさんが比較的早目に納車をご希望されていた事もあり
担当の梅田メカが当初から早いピッチで進めた事で現在の完成に至っております。
RCMを2台、3台と、購入されるオーナーさんは ここ数年では意外にも多いんです。
それだけRCMを 気に入って頂けてるからだと解釈してますが、造り手側にとっては
これ以上ない、大変ありがたい評価だと受け止めてます。
ただ、消えゆく空冷Z系ベースのRCMは年々難易度が高くなってますから、そこは
また別の話で苦労も絶えません。
T・Kさんも「だからこそ」のMK-Ⅱ ご指定だったんでしょうけどね・・・
特徴的なグレーのカラーリングは T・Kさんからのリクエストで、聞けばなんでも
先に所有されたRCM-376も、この配色にリペイントされているとの事・・・
そんな外装パーツと並ぶシートは、お馴染み デイトナ製RCMコンセプトCOZY
シートで、MK-Ⅱ用は着座部が 若干幅狭になっている足つき重視のシートです。
足回りは、これまた最近リクエストが多い ゴージャスなパーツチョイスですね~ ♪
Bremboブレーキ、OZホイール、OHLINSサス、SUNSTARディスクと
妥協を許さないパーフェクトな選択・・・ 最高峰メーカーだけで厳選された構成。
いつも思うんですけど、メーカーの凄さ・違いとは 実はその性能や信頼性を買っている
事に直結するので、あながちミーハーな論理でもないんです。
足回りに負ける様な仕様のエンジンにはしたくないと、こちらも軽視しておりません。
ヘッドチューニングこそディープコースではありませんが、オーバーホール性だけを
追求したものではなく、扱い易さの中にも厚みのあるトルク&パワーを求めた仕様。
画像では見えませんが、オフセットフロントスプロケットいらずのカウンターシャフト
コウガ店のチェーンラインエヴォシステム+6速クロスミッションの組み合わせです。
オイルポンプはもちろんトロコイドに変更し、渋滞走行時やワインディングロードなど
油温の過上昇を完全に抑えるべく、油温だけでなくエンジン本体の熱上昇も安定化。
内燃機加工は、同軸度・密閉性・エンドセットの調整に徹底して拘ったガイド入れ替え
シートカットと、1000分台の精密さで電子制御ホーニングしたシリンダー完成度。
位相ずれを点検した上でメインベアリング基準の芯だしを行ったクランクシャフトなど
全てディンクスで精密加工しています。
「どうしても」と拘られたナイトロ製のチタンメガホンは、わざわざワンオフしました。
随分昔は普通にラインナップされていて、当時はそんなに引き合いなかったんですけど
最近チタンメガホンの問い合わせが増えた様に思います。
ワンオフだと通常より値段が高くなるし納期も掛かるのですが、どうしてもと言う方は
T・Kさんの様にご希望下さいね・・・ なんとか受けますから (;^ω^)
パネルデザインが左右で異なりましたが、スピードメーターは純正をリビルドして
タコメーターにはSTACK製のステッピングメーターをインストールしました。
こう言う細かい部分も、全てオーナーT・Kさんの希望を聞きながら進めたもので
オーダーメイドならではの仕上がりです ♪
空冷4気筒エンジンの魅力、その醍醐味は、音を含めたフィーリングにあると思います。
また やらせではない自然な空冷フィンの形状や大柄なサイズのエンジンなど、見た目の
存在感も独特な世界観があります。
いずれも自分にとっては ティーンエイジャー時代からのタイムリーな要素で、今の様に
【あえて特別】と言うものではありません。
まだ中学生なのに、月刊オートバイやモーターサイクリストを熱読してた あの頃・・・
45年前のあの頃から時間が止まったままで、だからこうして【空冷Z】を思うがままに
進化させられるのが楽しいんです (^^)/
趣味が高じて、今では ”RCM” と言う多くのユーザーさん達から支持される空冷Zを
造る立場になりましたが、自分の好きなバイクを一生懸命 造っているだけなんです。
そこに賛同してくれる方達がいる限り・・・
空冷Zが存在する限り!
2台目 3台目と、高く評価してくれる方達がいる限りは引退できないスね~ ( ̄▽ ̄;)
T・Kさ~ん!
今サンクチュアリー本店ではバイクの台数があまりに多くて、1台でも減らそう・・・
少しでも早く納車しようをスロ-ガンに皆で取り組んでおります。
納車前にご紹介間に合いましたから、もう いつでも納車OKですよ~! (^^)/