こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
今日はメール・電話・そしてご来店と、開店直後から ず~~~~~~~っと
ご商談やお問い合わせ、打合せなどが続き、今ようやく静かになりました。
夕方6時30分すぎ・・・
「今日こそブログ書くぞ~っ!」と、今やっとパチパチ始めたんですが、まだ
ご来店して打合せをしてる方達がおりますね・・・
も~~~ 自分は無理なので、各メカ達に任せます (^ ^;)
ブログ・・・
いや
ほんと、書けなくて・・・
4~5日おきの更新どころか、週一?になって来てる状況を打破できない自分が
歯がゆいと言いますか・・・
もう開き直って来てます ( ̄▽ ̄)
本当だったら一昨日あたりに更新しようと、画像を撮っておいた このマシン・・・
埼玉県在住 T・Kさんの、RCMー571 KZ1000MK-Ⅱです。
おなじみPAMS製のESTライナーに入れ替えされた、シリンダーブロック。
スリーブとシリンダーブロックとの圧入関係が緩くなると、鉄とアルミの鋳物
それぞれ材質の熱膨張率が異なり、アルミの方がより膨張する事から圧入部に
隙間が出来て熱伝導性が低下し、更にクランクケース側からオイルが侵入する
事もあって、オーバーヒートの連鎖が起こります。
シリンダーライナー入れ替えは もはや当たり前と、最初からうたって見積もり
するのが必要になって来てるなと、最近は更に強く感じていますね。
どうしても予算に直結してしまう話なので、気楽にお勧めと言う訳にも行かず
なんですが、このRCMー571では早い段階からライナー交換で決まっており
気持ちよいシリンダーの仕様で組み上げられました (^^)/
エンジンオーバーホールに欠かせないのは 何と言っても精密内燃機加工・・・
クランクシャフトやシリンダーはもちろん、このシリンダーヘッドの加工こそ
”肝” と言える部分で、ここの仕上がり精度だけは徹底的に追求しています。
わずかな寸法差ですが、オーバーサイズで製作された焼結合金製バルブガイド。
めずらしくピントが合ったな~ (^▽^;)
ここも経年変化で圧入が緩くなった旧いガイドを抜き取り、下穴を刃物加工で
きれいな真円に仕上げてやってから新しいガイドを圧入する。
バルブステムが挿入されているガイドの穴も、旧いものは楕円に摩耗しており
またシリンダーと同じく、ガイドは鉄でヘッドはアルミだから ここも熱膨張が
異なる為、旧いエンジンは高温時に ガイドの圧入周辺が緩くなって、そこから
オイルが落ちる、所謂 ”オイル下がり” が起こるので、ここもオーバーホールの
要作業になると言う訳なんです。
さて・・・
さっきまでは会社で書いてましたが、ここからは自宅にてパチパチと・・・
精密内燃機加工はとにかく重要なんですが、組み立てももちろん大切な工程で
カムシャフトを取り付けて タイミングホイールでバルブタイミングを合わせる
作業に入ります。
今回RCMー571では ハイカムを採用しており、タペットもインナーシム化。
社外メーカー製ハイカムシャフトの性能を正確に引き出すには、カムチェ-ンの
コマ合わせではなく、クランクストロークとのタイミングに合わせてカムの作動
タイミングを合わせる必要性があります。
リフトマックスでバルブを押し切ってるカム山のロブセンターにて固定しました。
組み上がったエンジンを、早速フレームに搭載・・・
なんか、電話がジャンジャン鳴って自分が対応してる間に ここまで来てまして
撮り損ねもジャンジャン出てます・・・ ( ;∀;)
エンジンが搭載されたら、ここからは各装備を次々取り付けて行くだけ・・・
まずは点火系、おなじみASウオタニSP-Ⅱを サンクチュアリーメカブランド製
CTユニットマウントKITで固定しました。
ヨシムラミクニ TMR-MJNデュアルスタックファンネル仕様キャブレターも
御覧の様にT・Kさん指定オリジナルカラーコーディネートで取り付けてます ♪
そして・・・
外装ペイントも仕上がり済み・・・
パールホワイトベースの、キャンディライムグリーン Hラインカラーですね!
最後にはさり気なく、色の組み合わせに拘った RCMー571 MK-Ⅱ・・・
いよいよですかね。
T・Kさ~ん!
大変お待たせをしておりましたが、間もなく完成しますからね~!! (^_^)v