こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。
まだご紹介出来てなかったRCMが沢山ありまして、ここ最近 何台かのRCM
新シリーズをスタートしたんですけど、実はそれでもまだありまして・・・(^^;
連続でどんどんスタートさせたい所なんですが、頃合い良い所で一端止めないと
製作も半ばに差し掛かったRCMの その後を更新出来ませんので、新シリーズは
ちょっとだけお休みし、その後シリーズをご紹介したいと思います。
いかんせん 著者が毎日の業務に追われ、2~3日おきの更新が精一杯である事
どうかご理解の程を <(_ _)>
RCM-445 MK‐Ⅱのオーナーである 高知県在住 N・K さんの2台目RCM
これまた角Z、RCM-508 Z1‐R(その2)です!
前回お見せしたエンジンは、ガンコート塗装と精密内燃機加工まで終わっており
あとは組み上げて行くだけと言う状態・・・
おろそかにしてはならないシリンダーヘッドの内燃機加工も、焼結合金で
専用に製造した外径がオーバーサイズのバルブガイドに入れ替え済み・・・
ガイド入れ替え後は、圧縮気密に必要不可欠なシートリングカット加工を
施しており 最後にデッキ面研を行ってヘッドコンプリートしています。
オーナー N・Kさんには「その後 どうなってんのかな・・・」とご心配を
お掛けしている事かと (;^ ^A
フレームがパウダーコートから戻って来たので これより車体の立ち上げに。
相変わらず日々オーダーが入って来て 数が足りてないSCULPTURE製
スイングアームの代わりに転がし用のア-ムを仮組みして リアは暫定・・・
SCULPTUREスイングアームのアーム本体に使用してる目ノ時断面
角パイプは 型から製作して大手鉄鋼メーカーさんで押出し製造しているもの。
7N01と同種であるZ5Xを 何百キロと言うインゴットから精製しており
サンクチュアリーの母体であるノーブレストが自社製材として所有権を持つ
特別なマテリアル。
もちろんスイングアーム各部の図面も社内で作成し 溶接で組み立てる治具も
自前ですから完全な自社製品アームなんですが、その自社製品が足りなくて
社内に回って来ないって、どゆことスかね・・・ ( ̄▽ ̄;)
イタリアO・Zレーシング製ホイールは 社内にありましたから、ディスクや
タイヤを組んで 取り付け出来ました。
ちなみにこのホイールと言う部品だけは 自社製と言う訳に行きません・・・
何十年もの長き年月、ロードレース世界選手権で進化し 成長したホイールの
真価だけは見よう見まねで造ってもコピーできませんから、ホイールだけは
メーカーありきで判断するのが鉄則。
O・Zにある2万トン圧の超巨大プレスは世界中のホイール専門メーカーを
見ても どこでも持っているなんて代物ではないし、混ざり物がないピュアな
鍛造ブランク材も大手メーカーにのみ流通している特別材ですから 容易に
入手出来るようなものではありません。
仮に入手できたとしても 大企業レベルでなければ扱い切れず・・・(苦笑)
となれば餅は餅屋の格言通り、ホイールだけは世界中の誰しもが認める
最高峰メーカー品を使う事・・・
これが ”RCM” の足回りなんです。
N・Kさんからのリクエストで ノーマルからビーター製アルミタンクに変更。
セパレートハンドルは これまたRCMではよく使用しているデイトナ製です。
仮組みスイングアームがZには長すぎる540mmアームなので ちょっと
バランス悪いですが、ローリングシャシーが組み上がりました (^^)/
サンクチュアリー本店は年末年始とレース日以外 年中無休で、社員達は皆
それぞれ交代で休んでおります。
私中村は毎週火曜に休みを頂いてるんですけど、このRCM‐508の担当
仁科は月曜が休みで 2日間ほど会わずにいたら・・・
エンジン腰下が組み上がってまして・・・
こっからは撮るかんなっ! (# ゚Д゚) と言い放ち
プラスアルファー製ESTスリーブがよく見える角度でパシャリ!
仁科 「社長、毎回これパムス製ライナーって 書いてるじゃないスか」
中村 「い~んだよ、何度書いても!」
仁科 「みんなこの色見れば 一発でわかると思うんスよね」
中村 「そんな事よりちゃんと声を掛ける! 画像撮るんだからさ!」
なんて会話から ブログの趣旨が仁科にも伝わったはず・・・
なんですが・・・
ダメでした・・・
もうダイナモカバー取り付けするとこ位しか 残ってないし。
褒めていいものなのか、エンジンコンプリート! ( ;∀;)
しかもどんどん進んで、気が付いたらエンジン搭載まで行ってまして・・・
いやいや全車 全工程を撮り切るのって、ホント 無理ありますわ (^ ^;)
N・Kさ~ん!
5月の完成目指して 急に進んでますんで、この後もご期待下さいねーっ!