こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
イタリア出張(その4)です。
Moto₋GPや、ワールドスーパーバイク&エンデュランスで使用されている
8本スポークホイールのアルミ版を市販化しようと訪問したOZMB社・・・
変わり種として、6本スポークGASS RS-Aのこんな色を見せてくれました。
発色の強い金のアルマイト、通称「仏壇ゴールド」なんて 私達は呼んでるんですが
日本では数年前から人気のある色で、OZでもこの色をラインナップ化できないか
頼んでいたんです。
アルマイトだから大抵どんな色でも出来るんだけど、この手の色はわずかにムラが
出やすく「日本人は少しの色ムラでも気にするのでは」と敬遠傾向だったんですが
良質のアルマイト仕上げしてくれる業者に辿り着いたとの事で、見せてくれました。
この色を望んでいる日本のユーザーは多いですから、真剣に考えたいと思います。
OZMBから車で移動する事、わずか10分の工場に来ました。
実はここの裏手にボガーニ邸宅が隣接してるんですが、ボガーニの奥さん側の
お父さんや兄弟達が経営している工場で、OZホイールパーツの一部を量産化
しているとの事。
そう、機種別用のジュラルミン製アタッチメントパーツを生産していたんです。
温度管理された工場で働くスタッフ達は、皆気さくで笑顔を見せてくれます。
OZホイールのアタッチメントパーツだけでなく、医療器具など精密な部品も
生産しており、3軸機だけでなく5軸機もありました。
これはリアスプロケットハブですね。
OZホイールは、ラインナップの大半がフロントに関してはモノリティックで
ディスクアタッチメントを介さずワンピース式のハブになっています。
機種別でディスクのアタッチメントを介せば1つの共通のフロントホイールで
何機種用もラインナップできますからアタッチメントを介す方が商売する方は
儲かるんですけど、アタッチメント構造はブレーキ性能に大きな悪影響がある。
なので、OZではモノリティックと言うワンピース構造式ハブを大変ながらも
フロントに採用してるんですが、リアに関してはフロントほどシビアではなく
リアホイール用のアタッチメントパーツは多種存在するんです。
自分の隣にいる方がボガーニの奥さんのお父さんで創業者のコロンボさん。
ちなみに明後日訪問する予定の会社も、コロンボさんと言う方が創業した
会社なんですが、イタリアはコロンボさんと言う名が多いのかな? (^_^;)
夜20時・・・
いつものレストラン、ラ・ルオータに招待されました。
変わらない店内。
思えば今から20年ほど前・・・
右も左もわからずイタリアに来て、しかもそれが人生初めての海外渡航で・・・
最初に入ったレストランがここ、ラ・ルオータでした。
そうか、あれから20年くらい 経ったんだなぁ・・・
皆、歳を取る訳だよ (;^_^A
原則としてビジネスが存るのは確かですが、彼らのモータースポーツに賭けた
情熱がここまでのメーカーに育て上げたので改めて敬意を表したいと思います。
サルーテ!(乾杯)
ちなみにこの翌日、自分の体調に異変が現れます・・・
今こうしてブログ書いてるのも、結構必死です ( ̄▽ ̄;)
(その5)に続く