こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
相も変わらず「まだご紹介できてないRCMシリーズ」
どんどんご紹介してかないと、増える一方で 全く追い付かなくなります ( ̄▽ ̄;)
大阪府在住 T・Kさんは、一昨年RCM-540 Ninja スポパケTYPE-Rを
オーダーで製作し、その後 RCMクラフトマンシップで再販売されたRCM-376
KZ900を2台目のRCMとしてご購入され、更に続いて3台目のRCM増車で
今回のRCM-596 KZ1000MK-Ⅱのオーダーを頂いたと言う、ここ数年間で
増えつつある、複数台RCMオーナーのお一人・・・
もちろん 複数台RCMオーナーの方々が沢山おられる訳ではないですが、それでも
頭に浮かんで来る方達が数人おり、皆さん 強者の中の強者だなと感じさせられます。
Z系車両の多くは 当時海外(主に欧米)に輸出されていた車両であり、その事からも
転倒歴などが全く不明で、とにかく先ずはフレームのレーザー測定から始まります。
ダミーエンジンケースを載せエンジンマウントを締結し、そこから測定するのですが
過去に修正歴がないフレームに関しては ほぼ100%修正を必要とする状態だったり
しますので、必ずストレッチしてからフレーム補強を行う様にしているんです。
フレームがパウダーコーティングに行っている間、エンジン先行にて組み立てを開始。
最近Z系のクランクシャフトは位相ずれを起こしている個体が凄く増えており、この
位相ずれがあると圧入組み立て部を分解しないと直せないので、イコールリビルドに
なりがちなんですが、このクランクは位相の点検測定をしたところ問題なかったので
芯出しのみで組み込みました。
そして、そのクランクシャフトの下に見えるのは おなじみ、6速クロスミッションと
オフセットスプロケ不要のコンビネーション、ドライブチェーンラインEVOシステム。
6速クロスミッションは、クランクケースにセットしてシフトドラムやフォークなど
変速操作系も本組み状態にし、全ギヤの噛み合い具合を確認しながら また分解しては
側シム厚をコンマ単位で変更して 再び組み上げて噛み合い確認をするの繰り返し。
動力の伝達を確実とする為、ドックの噛み合いはベストに。
同時に滑らかなシフトフィーリングで ギヤ抜け防止にも効果のある操作系の作動性を
良くしてやるのが、6速クロスミッションを組み込む上での外せない工程なんです。
クランクケースが組み上がったら、オイルパンを取り付ける前にこのアイテム・・・
もはや ほぼ装着率100%になりつつある、トロコイドローター式ハイプレッシャー
オイルポンプKITを組み付けました。
大型オイルクーラーコアの性能をきちんと活かしきるなら、トロコイドオイルポンプ
KITは不可欠な存在と言えるでしょう。
もう少ししたら、アップグレードで深底オイルパンのKITがリリースされますから
それとの組み合わせで更なる相乗効果が発揮できます!
ですので、オイルパンKITのリリースを是非 楽しみにお待ち下さいね (^_-)-☆
補強やリアサスレイダウン、ドライブチェーンオフセットインライン処理を施され
パウダーコートされたフレームが戻って来ましたので、車体を早速立ち上げました。
手際よく段取りしていた事から、既にスイングアームまで取り付けされております!
キーホルダーと揃いのRCMシリアルプレートを打ち付けました。
これにて正真正銘、真にRCMの証たる ”魂”の注入、完了です!
フレーム加工と同時期にスイングアームのすり合わせを進められた事から、一緒に
コーティングに出す事が出来て、フレームが届いたと同時にスイングアアームまで
一気に本組みまで行けました。
事前に準備していたリアホイールカラーもアルマイト処理まで完了させてあった為
ボルトオン組み立てカスタムの様にサクサクと進みました (^^)♪
使用しているパーツは、どれもゴージャス路線ですねぇ・・・
O・ZレーシングホイールGASS RS-Aに、Brembo GP4RXキャリパー
サンスターワークスエキスパンドディスクの組み合わせだから、もう どうです!と
主張してるのもさながら、何と言っても世界最高峰メーカーの本格アイテムですから
性能だってお墨付きのものばかりです ♪
マスク回りもだいぶ組み上がって参りました・・・
左右でパネルの統一感はなくなりましたが、タコメーターにはSTACK製の電気式
ステッピングメーターを内蔵・・・
ハンドルバーは こちらも好評を頂いております、デイトナ製RCMコンセプトバーに
もちろん RCMコンセプトグリップエンドの組み合わせ!
いつも目につくステアリングやコックピットは見た目も大事だし、視認性や操作性と
言った実用面も重要視すべきですよね。
外装ペイントもご覧の通り、仕上がって来ております。
なんか「もうすぐ完成するのでは?」 と言う印象を受けますが、まだもう少しだけ
時間が掛かる模様・・・
最後の細かい仕上げ工程が意外に時間かかるんですよね・・・ (;^_^A
T・Kさ~ん!
9月18日のROC10周年ミーティングには、1台目のRCM-540 Ninjaで
ご参加ですよね~!?
大阪からお見えになる道中、気を付けて来て下さいね。
前々から気にしていたA16も試乗頂けるし、RCMオーナーの為に開催するイベント
ですから、T・Kさんを始め 皆さん存分に楽しんで頂ければと思います!!