こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
帰国後の時差ボケが取れず、なんとなく ダル~い毎日を過ごしております・・・
今回のイタリア出張で得られた成果は まだ暫く先の事になりそうですが、既に
OZ Cattiva エイトアールホイールへの質問は来ており、自分が撮った
画像レベルでもその迫力と存在感は充分に伝わったんだなと思いました。
まぁ、そりゃそうですよね・・・
Moto-GPで採用されている本物のホイールなんですから・・・ (^ ^;)
さて、それでは本題に!
神奈川県在住 H・Mさんの、RCM-598 Z-1です。
このRCM-598の製作を依頼頂いた オーナーのH・Mさんは、既にRCMを
2台所有されている方で、この598が3台目のRCMとなります。
こちらが最初に購入された RCM-499 KZ900
アメリカLAの大型バイクショップ デルアモのショールーム展示用に製作された
RCMクラフトマンシップ車両で、展示任務を終えて戻って来たマシンでした。
2台目の増車は、オーナーからのオーダーメイドによるRCM-568 Z1-R
ST-Ⅱカムにツインプラグ、6速クロスミッションやトロコイドオイルポンプ等
思うがままに力を注いで製作されました。
そして3台目が今回のRCM-598 Z-1となるのですが、このRCM-598を
製作し始めた直後に 何と! 4台目となるRCM-614のオーダーも頂きまして
只ただ 驚かされるばかり・・・ (;^ ^A
とは言え、製作サイドとしては大変嬉しく造り手冥利に尽きると言うものでした。
と言う訳で ”4台目の前の3台目” になったんですが、この様な経緯でスタートした
RCM-598 Z-1は、ここ1年ほどの かつてない超ド級カスタムブームの影響で
肝心なサンクチュアリーの生産力が追い付かず、昨年オーダー頂いたのにも関わらず
未だ製作中と言う状況に・・・
ここまで結構時間が経過した事もあってか、納期に時間が掛かるビーターさんの
アルミタンクも納品されて来ました。
でもこのアルミタンク、エアープレーンタイプのタンクキャップ仕様だった事から
「どっちかと言うとRCM-499の方が似合うかなぁ~」と言う事になり、早速
ノーマルタンクキャップ仕様のアルミタンクを追加でオーダーしまして、こっちの
タンクはRCM-499、もしくは4台目のRCM-614の方に回す事に・・・
ノーマルタンクキャップ仕様のアルミタンクに変更したのは、このRCM-598が
前後18インチホイールシャシーコースだった為で、18インチ車はノーマル風の
タンクキャップの方が似合うのでは?と、なった次第でした。
ちなみに本音 言ってもいいすか・・・
ポンポコ軽い気持ちでアルミタンク買うのは M・Hさん位だと思いますよ (^_^;)
こちらリアサスも18インチホイールに似合う銘柄をと言う事で、OHLINS製の
リザーバータンク無し S36DR1Lをチョイス。
メーターは指針が下向きの仕様で、左右にRCMロゴを特注で追加したもの・・・
このロゴ追加、簡単そうに見えて実は結構大変なものですから、なるべく皆さん
リクエストしないでくれると嬉しいな~・・・ ( ̄▽ ̄;)
さてさて
ここまでは比較的ソフトな内容で進んで来ましたが、ここからはハード系に・・・
先日リリースされたばかりの新カタログ ”THE BIBLE-10”でも掲載されてる
New6速クロスミッション・・・
この新型6速クロストランスミッションは、サンクチュアリー本店での社内開発品。
開発へと至ったきっかけはZレーサー3号機の激しいシフター操作でもついて来て
かつ、2速&5速を筑波のコースに適したでベストなレシオに持って行く事でした。
まぁでも言うは易しで、各部測定から始まり設計して図面化、データ化したものから
試作品を造り、そこから細部を見直しては部分的に修正と長い道のりでして・・・
実は誰か別の業者さんが造ってくれてるものを自社製と唄って取り扱う形態ではなく
自社内開発で進めて来たので想像以上に大変な工程だったんです。
そんなこの新型6速も、近日予定されてるZレーサー3号機での筑波テストライドで
ガツーン!と高負荷走行させた検証を越えれば、いよいよ量産化へ。
いやぁ・・・
今までは下請け業者さんから供給される6速クロスを使用して来ましたが、今回は
本当の自社製品として、トランスミッションなんてとんでもないものを造ったので
期待と不安が一杯。
でも
たぶん、すごく良いものになっていると思います。
H・Mさ~ん!
お待たせしてるNew6速クロス、最後のテスト検証段階まで来ましたからね~!