こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
”激務” 続きの サンクチュアリー本店。
見境の無い暴力的な預かり車両台数と 新規RCMの製作に追われ、心身共に全員
疲弊しております・・・
ひとまず目指すはGW前納車ですが、続く5月~6月に掛けても納車予定が満載
ですから、も~ このまま突っ走り続けるしかないですな・・・ (;^_^A
まだブログでのご紹介が始まってない、新規RCMの皆さん・・・
中村もここに来て、新製品の開発やら納車の準備やらから 中々ペースを上げれず
必死になって取り組んでいるのですが、どうにもブログ更新する時間が厳しくて
ご紹介が遅れています・・・
一つひとつ進めて行きたいと思いますので、しばしお待ち下さい <(_ _)>
東京都在住 M・Sさんの、RCMー560 Z-1(その2)です!
SCULPTURE製スイングアームのスタビライザー追加は、アップグレード
仕様RCMにおけるメニューの一つ・・・
特に今回 このRCMー560では、OHLINS製の倒立フロントフォークを
用いますので、フロント回りとリア回りの それぞれのボリューム感を合わせて
あげると言う意味からも、スタビは似合うでしょう ♪
スタビ材質はもちろん、サンクチュアリー拘りの7N01リブ付き角パイプです。
左右サスマウントの溶接は、ここでも専用治具を用いて位置出し溶接をします。
イチイチ 治具治具って、治具ってそんなに大事なの?と思うかも知れませんが
治具って 大事です・・・
いやむしろ、治具無しでなんて 絶対ちゃんと出来てないスよ・・・ (^_^;)
出来ました~~~ ♪
いいですねぇ この筋肉隆々の造形美が 何ともですね~・・・ ( ̄▽ ̄)
スイングアームはこのあと、ブラックコーティング工程へと旅立ちました。
アームが塗り上がって来る前に 熟しておかねばならない作業が山積みで・・・
このアッパーカウルのブラケット端正と、部分的なリメイク加工を終わらして
おきたい所・・・
ここの作業が最もシンドい所です・・・ (-“-;A
カウルのファイバー面にピッタリ沿う様、切って 炙って 曲げて 合わせて・・・
この手の板金加工は意外にセンスを問われる加工で、手先の器用さはもちろん
何と言っても ”目” が大事・・・
器用さ以上に ”目利き” でないと板金は上手く出来ないもので、言い換えれば
目がいいが故に 器用であるとも言えるんです。
どうしても測り様がない形ってあるし、そもそも既に出来上がっている部品の
わずかな変更や 立体物の左右シンメトリーを揃えるって言うのは、大変な事。
加熱して曲げ込んで、叩いて延ばして 溶接して・・・
佐々木はたぶん、鉄と友達ですよ ( ̄▽ ̄)フッ
カウルステーの端正の方が、フレームの補強よりもデリケートな感じ・・・
点付けしては 俯瞰して見るの繰り返し・・・
わずかな角度やズレが気にならないレベルになるまで、何度も作業をします。
カウルステーの精度だけでなく、暫定でタンク搭載してカウルの高さや角度など
全体のバランスを見たり、ハンドルを切った際のカウルとハンドルパーツ達との
干渉がないかなど、確認する項目はかなり沢山あって、どれも上手く行くように
とにかく上手に加工するんです。
どうやらアッパーカウルの取り付けに関しては、納得いく感じになった様ですが
加工はこれで終わりではありません。
続いてはメーターブラケットで、ここも同時進行に・・・
メーターブラケットとカウルステーを連結させる構造にしており、そこを事前に
あらかじめ造り込んでおく必要があります。
ミラーを取り付けるブラケットもワンオフし、それも同時に共締めの構造で
メーターブラケットと繋がる・・・
これでようやく、アッパーカウルステーをパウダーコートへと送り出せます。
更に単独した部品になりますが ヘッドライトの光軸調整機能も設けますので
後追いでそのブラケットも製作する事に・・・
簡単そうに見えるかもしれませんが、実はこの様に 大変なんですわ (;^ω^)
一足早く スイングアームがブラックコーティングされて戻って来ましたので
リアサスと一緒に取り付けましょう ♪
取りあえず仮組みだったホイールも、ここでO・Zレーシング GASS RS-A
ホイールに!
何だか マシンシルエットが見えて来ましたよね (^^)/
M・Sさ~ん!
外装のカラーリングなど打ち合わせはOKですが、OHLINS倒立フォークが
日本に入荷するまで まだ暫くの間・・・
辛抱されて下さいね~ (;^_^A