こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
東京都在住 M・Sさんの RCMー560 Z-1が完成しまして、タイトルに
ある通り 実は昨日納車をしております。
通例ですと ブログでお見せしてから納車と言うパターンなのですが、今回は
納車してからブログでお見せしたと言う流れで、如何に こちらが追い付いて
いないかを物語っていると言うもの・・・ ( ̄▽ ̄;)
それでは ご紹介しましょう。
RCMー560 Z-1です。
見てすぐお解りな通り、前回のF・Mさんの1台目であるRCMー431や
クロアチアに輸出されたRCMー461と同じ、アメリカンドリームさんの
アッパーカウルを装備した Z-1です。
アッパーカウルを装備していても、ハンドルバーにはパイプのバーハンドルを
用いており ハンドルを左右に切ってもマスターシリンダーのレバーがカウルに
干渉する事なく、それでいてカウルが高い位置に来ない様、ミリ単位に拘って
造り込みを施したもの・・・
本来であればセパレートハンドルの方が相性良いと思われるアッパーカウルを
絶妙な位置構成にてバーハンドル化を成り立たせたと言う、そんなマシンです。
アッパーカウル装備を標準とした事から、メーターは2連砲弾タイプではなく
先鋭的なものに・・・
人気のZ1000純正 デジタル液晶メーターを、専用ブラケットワンオフにて
取り付けしました。
画像は電源オフで見えませんが、メンンスイッチONで 美しい液晶モニターが
現れ、夜間走行時も含めて かなりワクワクさせられる表示のメーターです。
スピードメーターは従来の様なケーブル駆動ではなく、センサーの電気信号で
作動させるもの・・・
ナイトロレーシング製 油圧クラッチプレートKIT タイプⅡには、センサーを
ボルトオンで固定できるオプションステーが在って、ドライブスプロケットの
固定ナットとセンサーの組み合わせから信号を簡単に拾える便利ものなんです。
と言う訳で、フロントホイールからのメーターケーブルはなく 大変シンプル。
足回りは17インチホイールシャシーコースで、サスペンション&ブレーキ、
ホイールはいつもの 世界最高峰メーカー製品だけに絞って構成しました。
いつも言っている事ですが、足回りパーツのメーカーに関しては 世界選手権
MOTO-GPで数多く見かける 信頼ある1流メーカーのアイテムに拘る事・・・
ここでは語り切れませんが、RCMでは 列記とした根拠のある採用なんです。
SCULPTURE製スイングアームには ブロックピースタイプのスタビライザーを
追加溶接して、ブラックにコ-ティング・・・
ず~っと欠品していて、半ばあきらめかけたカーボンリアインナーフェンダーは
奇跡的に直前になって届き、予定通り取り付ける事ができました。
昨年後半より なぜか沢山のメーカーさんパーツが品薄で、在庫がないと言う事が
未だに続いていて、それも最近のRCM製作に時間が掛かってしまってる理由の
一つなんです。
エンジンは盛り盛りトルク&怒涛のハイパワーの仕様ではなく、耐久性を重視した
ライフパッケージ仕様・・・
あくまでもオーバーホールに重点を置いたメニューで組み上げましたが、最後に
PAMS製ジェネレーターコンバートKITとサンクチュアリーメカブランド製
トロコイドローターオイルポンプKITを追加して、より完成度を高めました。
それでもヨシムラミクニ製 TMR-MJNキャブレターに、ナイトロレーシング製
チタン手曲げEX、そして液晶メーターを作動させる為にも必要となる点火系
ASウオタニSP-Ⅱを組み合わせており、フィーリングは良好な仕上がりに。
通常よく走る領域においてのトルク&パワーは、十分なスペックになってます。
最も苦労したアッパーカウルブラケットの端正は、こうして見てる分には
何をしたかわからない位・・・ (;^_^A
でも、何をしたかわからない位 ちゃんと出来ていると言う事なんでしょう。
ミラーは防振対策&視認性アップした構造になってますから、ここなどは
特に課題もなく とても良いかと思います (^^♪
RCMー560 Z-1・・・
何だかんだ言っても製作に半年も掛かってしまい、本当に申し訳ありません。
時間は掛かりましたが、出来上がったマシンをこうして見てると 実に・・・
カッコいいですねぇ~~~ (^^♪
最近ではZ-1も すっかり買えなくなってしまって、在庫していたベース車が
だいぶ無くなってしまいました・・・
これからも仕入れる事はできると思うんですが、値段がやたら高くなっていて
この傾向・・・
ほんと、 まずいですよねぇ・・・ (-_-;)
M・Sさんは正に値段が上がって来てる最中に ご購入されましたが、それでも
この半年ほどで相場価格がまた更に上がってしまいましたから、今となっては
結局、良いタイミングで決められたんだと思います。
これからは大いに楽しんで、大切に乗って行かれて下さいね!
M・Sさ~ん!
ETCとケーブルの取り付けの件、うっかりしまして 本当に申し訳ありません。
来週きちんと作業しますので、ちょっとだけお待ち頂ければと思います <(_ _)>