こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。
前回のRCMー525 CB1100Fに引き続き、スタジオ撮影の2台目・・・
カメラマンはいつもの富樫さん・・・
気合いが入っておりますね。
スタジオ撮影するRCMは自分も含め、複数の関係者からこのマシンはいいねと
推奨されたマシンになるんですが、特別なライティングで臨むなど 普段とは違う
環境での撮影のため気合いが入るんです。
こちら担当した佐々木と湯浅は 対照的に気合いなし・・・ (^^;)
(あぁ 早く帰って他の車両を進めなきゃ・・・) なんて、考えてもいません。
二人とも昼飯の事で頭が一杯・・・
たぶん 特上ロースカツでしょう (-ω-)
気持ちを改め!
京都府在住 M・HさんのRCMをご紹介しましょう・・・
RCMー556 Z-1です。
最初に目を引いたのは、いつものキャンディオレンジではない火の玉カラー・・・
ランボルギーニ車の色を参考にしたオレンジで、メタリック感のないソリッドさが
個性を演出していますね。
17インチホイールで造り込まれたローリングシャシーは、ストリートにおいて
幅の広さを見せるバランスに優れたフレーム補強ステージⅡを施工。
190のワイドリアタイヤに対応するべく、ドライブチェーンラインは23mm
オフセットさせた108mmの設定として もちろんインライン処理を施し済み。
左右リアサス取り付け幅も295mmで、駆動系パーツの設定位置108mmに
適したアライメントを精度高く かつ、正確に追求してあります。
そんな足回りパーツは 前回のRCMー525でもご説明した通り、世界最高峰の
逸品だけを厳選採用。
もう皆さんもご存知な通り、MOTO-GPでの採用率ナンバー1ホイールのO・Zを
筆頭に OHLINSサスペンション、Bremboブレーキキャリパー、そして
日本のSUNSTARディスクと、名のある1流老舗メーカーの製品だけに拘って
構成しました。
長期に渡って積み上げられた実績は老舗メーカーだからこそ持ち合わせているもの
であり、数十年間の成果こそが真の信頼だと思います。
もちろんマスターシリンダーもBrembo製で、コストパフォーマンスに
優れたRCSラジアルポンプをチョイス・・・
リザーバータンクはスモークタイプで 整備性とタンク取り付け後の水平度に
拘ったサンクチュアリーメカブランド製のステーKITで固定しています。
エンジンは耐久性に信頼度のある、ライフパッケージコースを選択・・・
圧縮比を10.5:1程の優しさに抑えた事から、ツインプラグ点火でなくとも
デトネーションを起こす事などなく、点火時期の調整も融通が利く仕様に。
ほどほどのチューニングスペックとした事でブローリスクを大きく減少させて
オーバーホールにウエイトを置いた調子の良さを追求しました。
エンジンは安全マージンを与えても、吸排気系パーツには攻撃的なアイテムを
採用しています。
RCMのエキゾーストで最高峰のラインナップとなる、ナイトロレーシング製
ウェルドクラフト3Dチタンエキゾーストに、ヨシムラミクニ製TMR MJN
デュアルスタックファンネルキャブレターの組み合わせで、トルク&パワーの
フィーリングは充分に力を発揮する仕様に仕上げました。
MJNキャブレターのデュアルスタックファンネルとスピゴットは、オリジナル
アルマイトでブラック&オレンジのツートンに・・・
トップキャップもオレンジの結晶塗装でカラーコーディネートとし、車体全体の
色合いに遊び心を加えています。
シートはもう定番のこの製品、デイトナ製RCMコンセプトCOZYシート。
形状は中村自ら拘ってお願いしたフォルムで 70年ルックの肉抜きではなく
旧車でありながらもスポーツバイクを連想させる、そんなイメージです。
ヴィンテージバイクとしてのレトロ性ではなく、今も現役で攻めれるマシン。
油冷・水冷車に負ける事なく 同等に走って欲しいんだと言う、そんな想いを
込めて形造りしました。
メーターはクラフトビーさんに依頼し、左右共にホワイトパネルで統一・・・
車体各部にカーボンパーツを採用している事から、マジカルレーシングさんの
カーボンミラーとしています。
無事完成した、RCM-556 Z-1・・・
オーナーのM・Hさんは「何とかGWまでに納車を!」と、ご希望されていて
大変厳しい製作日程でしたが、ギリギリスレスレで登録まで完了しました。
あとは予定通りに配送され受け取って頂けるか、そこだけが残された課題です。
このRCMー556 Z-1も、ベース車価格が上がってしまってから頂いた
オーダーでした・・・
MK-Ⅱばかりに気を取られていましたが、Z-1も相当買えなくなっており
数年前から買い溜めておいたベース在庫車は全部無くなっております。
でも少し前に ロサンゼルスRCM USAの現地スタッフから連絡があって
「タイトル付きのZ-1が見つかったので抑えましたよ!」と言うメールが
立て続けに入って来ました。
以前よりも高額ではありますが、それでも正真正銘のZ-1が延べ7台ほど
6月に入荷して来ます。
どれも高額になってるとは言え、カリフォルニアから直接仕入れてる車両
ですので、日本で買うより安くご提供できるのは間違いありません!
今も既に入手が厳しくなった空冷Z系車両ですが、これから更に悪化して
行くのは誰にも止められず・・・
でも・・・
まだ あきらめないですよ~ ( ̄▽ ̄;)
M・Hさ~ん!
RCMー556は、いよいよ明日 到着のご予定ですね。
最初は慣らし走行からですので、くれぐれも無理なさらず乗って下さいねっ!
今後も長いお付き合いになると思いますので、よろしくお願いします <(_ _)>