こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
CB‐F/R系のRCMは ベースとなる旧車価格の高騰やパーツ入手の困難さから
もはや成り立たない・・・
事実上 CB-F/RのRCMは製作不可能に近いと判断したのが、昨年の事でした。
少し前までは何とかなったものも、残念ながらこれからは年々厳しくなって行く
一方なのは間違いありません。
RCMクラフトマンシップでも CB-F/R系の新規製作車に関しては、今後はもう
2度と造られる事はないと思います。
空冷Z系の場合はベース車価格の枯渇と高騰が問題ですが、CB系は色んな意味で
本当に厳しい時代になってしまい お手上げだったんですが、オーナーさんの情熱と
ご予算への配慮を頂きまして製作が実現したこのマシン・・・
大阪府在住 S・Nさんの、RCM-525 CB1100F(その3)です!
フレームがパウダーコーティングされて戻って来ました・・・
こうして見ると どこを加工したのかわかりにくかも知れませんが、よく見ると
リアサスマウントなど 簡単ではない非常に高い精度を要求されるテクニカルな
溶接加工が施されています。
フレームのネジ穴と言うネジ穴 すべてにタップを通したら、恒例の ”魂” 注入
RCMシリアルナンバープレートを打ち付けして、いよいよ作業がスタート。
一台とて同じ番号が被る事のないRCMシリアルナンバーは 今まで海外に輸出
された10数台のRCMも含めて、全車 連番にて決められたもの・・・
もちろんシリアルナンバー入りRCMキーホルダーにも シリアルプレートの
番号にあわせて同じナンバーが刻印されてますので、2つ揃っていれば それは
間違いなく正真正銘のRCMです。
SCULPTURE製 Z用SPステムKITは、ステムシャフトをCB‐F用に
既に変更済みで、ここは気持ちよくボルトオン ♪
ちなみに左右のステアリングストッパーは 御覧のブロックピースがフレーム側に
あたってカツンと止まる構造・・・
カラーで止まるストッパーでも問題はないんですが、カラーですと点接触な為に
立ちごけ程度でもストッパーが曲がってしまうなんて事もありますから、やはり
ストッパーは線接触であたるブロック型で造ってあげるのがベストでしょうね。
OHLINS製 正立フロントフォークは、NOBLESTの誇るヒットアイテム
エクスチェンジモードパッケージ・・・
イグニッションスイッチはいつも援護射撃をしてくれる CB‐F系のエキスパート
ジェイズさんから頂いた新品です!
POSH製 スーパーローバーは RCMの殆どの車両に採用されているハンドル。
今でこそ楽チンなポジションがいいから少し高目のハンドルでと、リクエスト頂く
機会が増えましたが、思い起こせば30年も昔・・・ 高目のノーマルハンドルを
レーサー風にしたいと低いハンドルに変えるのが本来の傾向だったはずです。
なのでRCMは今でもストイックな低目のバーハンドルを最初に推奨しています。
が・・・
RCMはオーナーの意向を最優先にしてますから、少し高目のハンドルにする事は
もちろん やぶさかではありません。
ここで前後輪の準備に入りました。 ホイールはもちろん・・・
ロードレース世界選手権の誉れ高き、イタリア O・Zレーシングホイール。
ホイールを只の車輪として捉えるのは もうひと昔、いや ふた昔前位の見方 (^^;
殊にスポーツバイクの場合このホイールの性能差と言うのは顕著に表れるもので
もちろん何でも良いと言うものではありません。
せっかくの愛機なんですから、とにかく高性能なホイールを履かせたい・・・
世界選手権で多く使用されている製品には列記とした根拠があって、その性能と
信頼性は正に最高峰なもの。
こう言ったメーカー選びへの拘りは、実は大切な要素だと思いますよ (^_-)-☆
SCULPTUREスイングアームが、ま~た 欠品してまして・・・ ( ̄▽ ̄;)
テンション下がりますが、ひとまず仮り組みスイングアームを組み付ける事に。
取りあえず車体が立ち上がりました。
これから沢山の装備部品を取り付けして行きますが、そろそろエンジンも進めて
行かなければいけません。
CB-F系は 一口では言えませんけど・・・
これがなかなか、大変なんですわ~ (;^ω^)
大阪のS・Nさ~ん!
だいぶ久々のブログ更新で、申し訳ありませんでした~!
ゆっくりペースですが ちゃんと進めておりますんで、ご安心下さいね~っ!!