こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
昨年位から なぜかNinjaへの問い合わせが急増しており、ここ1年間ほど
NinjaスポーツパッケージTYPE‐Rの製作が何台か重なって進行してます。
またNinjaの人気が再燃してるのかなぁ・・・ と、ベース車を何台か購入
してみて ビックリ・・・
とにかく 程度が悪い・・・ ( ̄▽ ̄;)
ここ数年で状態の良い中古車はすっかり姿を消し、たまに良い車両が見つかると
今度は高い!
これじゃNewTYPE‐Rの問い合わせが 増える訳ですわ・・・ (;^_^A
福岡県在住 T・Yさんの、RCMー537 スポパケ NewTYPE‐Rです!
皆さん既にご存知な事かと思いますが、スポパケNewTYPE‐Rはフレームから
必要な対策加工を施してスタートします。
例えばこのアッパーカウルブラケットを固定するマウントボスの補強も、その内の
一つで、ファイナルエディションでは対策されていますが、それ以前の年式車では
このフレームに溶接されているボス部が いずれはグラグラになってしまう事から
それなら最初から補強しておきましょう!と 最初からメニュー化されているんです。
ドライブチェーンラインを8mm以上 オフセットするなら、ピボット左の下側
このインライン処理も 絶対に必要となる必須科目・・・
ドライブチェーンローラーでチェーンを上に持ち上げれば、確かに干渉しない
部位でもありますが、フレームレベルから加工するなら このインライン処理を
施しておく事で ローラーいらずの仕様に出来る・・・
パーツ構成はシンプルな方がトラブルを呼ばないし 不要なフリクションだって
無いに越した事がありませんから、ここもNewTYPE‐Rでは最初から施す
必須メニューとなっているんです。
フレームのパウダーコーティングも 今やNinjaでは外せない項目に・・・
最近は中古車の大半がタンクやアッパーカウルで見えないだけで、フレームの
塗装が相当痛んでますから、こうしてパウダーコーティングされたフレームを
見ると、とにかくフレッシュで気持ちがいいです・・・ (^^♪
数日後には こんな感じの状態に・・・
前後ホイールはまだ転がし用の仮組み品ですが、スタートエディションからの
アップグレードで、アキシャルですがキャリパーがCNCになっております!
NinjaのRCMとして RCMシリアルナンバーを取り付ける位置は、専用の
プレートをトップブリッジに固定し、そこに贅沢にも削り出しのプレート台座が
設けられたもの・・・
このアルミ削り出し製の台座にシリアルプレートがリベット留めされるんですが
右のスペースはデジタルテンプメーターなどを自由に取り付け出来る様になって
おり、意外に重宝されています。
NewTYPE‐R専用 アルミインナーフェンダー&フェンダーレスKIT。
ハーネスは近年のバイクから純正流用コンバートした新品で、Ninjaの
車体に合わせるべく 一部被覆をむいて長さを合わせるリメイク中・・・
ちなみにシートロックやヘルメットホルダーなども、メインスイッチと同じ
統一キーに合わせてリメイクしてますから まるで新車みたいな感覚です。
この電装系のフルコンバートは 本当に皆さんから喜ばれているメニューで
スポパケNewTYPE‐Rならではの魅力の一つでもありますね ♪
左右マスターシリンダーは やはりBrembo製ラジアルポンプが絶対! と
ここもアップグレードになりました。
先々、ダートフリークさんのRCMコンセプトフライトレバーに交換するのも
いいと思います (^^)/
先ほどのアルミインナーフェンダーに取り付けられる オイルキャッチタンクを
溶接で製作中・・・
出来上がったタンクを社内バフ研磨部門でポリュシュ仕上げし リークチェックを
した後、今度はアルマイト処理工程へと旅立ちます・・・
NewTYPE‐Rでは、このオイルキャッチタンクもスタートエディションに
標準装備となっており、後期モデル車両の電装流用コンバート以外にも、かなり
装備が充実しているんです。
そしてもちろん、NewTYPE‐R 最大の魅力は・・・
このエンジン フルオーバーホール・・・
またもや画像を撮り損ねてしまいましたが クランクシャフト再生メニューである
ダイナミックバランスとジャーナルラッピングを施して、メタルを選択。
他にも定番の 対策ワンウェイクラッチ、後期型トロコイドローターオイルポンプ。
アウタープレート6枚構成のジェネレーターチェーンと、後期ウォーターポンプ。
トランスミッションやクラッチ回りは もちろん消耗品を交換。
エンジン鋳造部は耐熱ガンコート塗装で 外観上も新車並みにリフレッシュ!
更にスターターモーターとオルタネーターは何と、アッセンブリーで新品に交換!
ブローバイカバーのノズルは一端切断して、ホース抜け防止のリブ付きノズルに
溶接し直してガンコート・・・
NewTYPE‐Rのエンジンオーバーホールに、一切の妥協はありません (-ω-)/
福岡のT・Yさ~ん!
ブログのご紹介が遅くなりまして、すみませんでした~ <(_ _)>
1月完成予定で進んでおりますんで、もうちょっとだけ お待ち下さいねーっ!!