こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
造っても造っても なくなってしまう、RCMクラフトマンシップ車両・・・
本店ホームページでご紹介してからすぐ売約済みと言うケースは 至って普通で
ある時「あれって本当なんですか?」と 聞かれた事があるんですが、胸張って
「あれは本当に本当です」 (;^_^A と、堂々答えた記憶があります。
近年ではベース車枯渇の問題から昔ほど多く造れなくなっており、少し前まで
1台もないと言う珍しい状況が続いたんですが 最近になってようやく2台の
RCMクラフトマンシップが出来上がりまして、おりも折り A16R‐005も
完成した事から 久々東京のスタジオへと向かう事に・・・
延べ3台のRCMを積んだハイエースで 首都高速環状線を移動・・・
梅雨の合間で晴れに恵まれましたが、こりゃあ~ 逆に暑くなりそうだ。
よくよく考えれば、スタジオにはもう半年以上来ていないかも・・・
まぁ~ そうしょっちゅう来れる所でもないんですけどね~ ( ̄▽ ̄;)
スタッフは 原&梅田の九州男子コンビに加え、工場長の誠太郎と自分の4名。
早速サクサクっと、スタジオ入りしましょう。
まずはトップバッターの Ninja・・・
ご紹介します。
シリアルナンバー RCM-520
Ninjaスポーツパッケージ New TYPE‐Rです。
もう皆さんもご存知でしょう。
サンクチュアリーのRCM Ninjaと言えば、完成度を上げたこの仕様・・・
エンジンから電装系まで 全てのセクションに手を入れた、スポーツパッケージの
New TYPE‐Rです。
この New TYPE‐R・・・
各社のパーツの価格や、ベースになるNinjaの中古車相場価格の影響受けて
毎年 車両のコンプリートパッケージ価格が見直されており、このRCM‐520は
New TYPE‐R 2020年モデルをベースにアップグレード仕様デモ車として
製作された1台・・・
例えばこの画像だと、SCULPTURE製スイングアームのスタビライザーや
ナイトロレーシング製エキゾーストの グレネードチタンVⅢサイレンサーなどが
スタートエディション仕様車からアップグレードされた部分になります。
今回デモ車として最大のテーマたる部分は、この倒立フロントフォーク・・・
日本の総輸入元である(株)カロッツェリアジャパン様から供給された正規品
新型のOHLINS 倒立フォークを装備しました。
そしてその倒立フォークを用いたNOBLESTのオリジナルパッケージ。
ステアリングステム・クロモリ中空Fアクスルシャフト・フロントフェンダー
ラジアルキャリパーサポートまで含めたフロント回りのアッセンブリーKIT
【New 倒立エクスモードパッケージ】を装備したデモ車と言う訳です。
少し前に廃番となった倒立ExMパッケージでしたが、OHLINSの新型倒立
フォークの登場と共に復活したと言う訳で、それなら早速Ninjaに取り付け
しようと至った次第でした。
ヨシムラミクニ製 TMR MJN デュアルスタックファンネルキャブレターと
ヒートポリッシュ仕様のナイトロレーシング製マフラーも、アップグレード。
基本的にはスタートエディション仕様から アップグレードとなったパーツの
差額代だけプラスで変更になってますので、後々こうしたいと考えてた部分は
最初からアップグレードしておいた方が だいぶお得なんですよね。
エンジン内部はもちろん、各種対策パーツを全て採用したフルオーバーホール。
クランクシャフトはジャーナルをラッピング処理後にダイナミックバランス。
シリンダーは水圧検査後にオーバーサイズピストンでボーリング&ホーニング。
シリンダーヘッドはNew TYPE‐R専用として製作されたオーバーサイズの
焼結合金バルブガイドに入れ替え後、シートリングカットを施し済み。
フルガンコートされたエンジンは美しく、ガンコートを行うのに分解難易度が
高いオルタネーターは 高額部品ですがアッセンブリーで新品に交換。
このハイレベルなスペックこそが New TYPE-Rのコンプリートパッケージ
エンジンなんです。
今回 外装のカラーリングは、シャシーとのコーディネートを意識したもの。
独特のオーラを醸し出すCNCラジアルマウントキャリパーや ヒートポリッシュ
エキゾーストと組み合わせた時に、最も魅力的に見えるようなコーディネートで
ペイントしています。
RCMクラフトマンシップ車両はオーナー不在の元に製作されますから、私達
サンクチュアリーのスタッフ主導。
いや、 正確には ほぼ中村の趣味 (^^;) で造られる事が多く・・・
このRCM‐520も そんなプロセスから仕上げられました。
他にもちょっと魅力的なポイントとして、この肉抜きされたレバー・・・
このRCMロゴの入ったビレットレバーは、ZETAレバーブランドでお馴染み
(株)ダートフリークさんが RCMコンセプトタイプのレバーを造ってくれた
もので、日本全国の部品用品屋さんで購入が出来るものなんです。
デイトナさんのRCMコンセプトCOZYシート同様 私達サンクチュアリーの
製品ではなく あくまでもダートフリークさんの製品であり、ワイケイ商事さん
窓口でリリースが決定したパーツ・・・
だから自分達も、都度ワイケイ商事さんに注文を入れて入手しているんです。
当然、クラッチ側もラインナップあり!
私達サンクチュアリーの製品ではないものにRCMロゴの入った製品があると
言う事自体が何となく不思議な感覚ですが、RCMコンセプトと言う称号が示す
名前の通り よりカスタム・チューニング志向が強調されたデザインのレバーで
Zレーサー1号機&2号機の肉抜きレバーを彷彿させます。
現在はBrembo製ビレットマスターのみのラインナップですが、既に定番人気の
RCSマスター用も企画が進んでいる模様・・・
RCSマスター用がリリースされたら いいですよね~! (^_-)-☆
このダートフリークさんのRCMコンセプトフライトレバーは 日本全国のパーツ
販売店さんでお求め頂けますので、是非お問合せしてみて下さいね!
メーターもワンオフメーターパネルを用いてアップグレード!
中央にSTACK製 ST700SRを配し すぐ右にはフューエルメーター。
2ピースレイアウトメーターパネル 左側には Defi製の水温メーターを
置いて、いわゆる3連装備メーターとなっています。
トップブリッジには 右にヨシムラ製プログレスデジタルテンプメーター。
左はRCMシリアルプレートが削り出しのホルダーで取り付けされると言う
かなりゴージャスなコックピット回りとなってますね (^^)v
RCM-520 Ninja スポーツパッケージ New TYPE‐R。
RCMクラフトマンシップとして画像アップした当日、宮城県のT・Sさんから
早速お問い合わせを頂き、何と 翌日には売約済みに・・・(本当です(笑)
このRCM‐520。
実は完成後に、名古屋のしゃぼん玉さんで展示しようと計画をしていたのですが
即売約となりまして、しゃぼん玉さんでの展示は見送りとなってしまいました。
しゃぼん玉さん、本当に申し訳ありません <(_ _)>
年内目標で別のデモ車を計画してますので、またお時間を頂ければと思います。
一方で、宮城のT・Sさん!
住民票 無事届いておりますよ~!
7月上旬目指して頑張っておりますんで、もう少しお待ち下さいねーっ! (^^)/