こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
山梨で仁科がFCグループ店「サンクチュアリーWill」をオープン
福岡で梅田がノーブレスト直営「サンクチュアリー福岡店」をオープン
ノーブレストブログでも田中が語っておりましたが、二人ともブレる事なく
はぐれてしまう様な事もなく、迷わず真っ直ぐに歩んでくれました。
” 初志貫徹 ”
正に今の二人にピッタリな言葉でしょう。
そんな二人に伝えたいのは「卒業おめでとう!」そして「旅立ちに祝福を!」
なんですが、これからは楽しい事より苦しい事の方が沢山あるはず・・・
いや、そこ絶対だ・・・ (;^_^A
だからこそ忘れて欲しくない「君たちは決して孤独ではないよ」という言葉を
「これからも共に歩んで行こう」という言葉を贈りたいと思います。
二店舗のブログでも紹介されてましたが、お祝いのお花を贈って頂きました
沢山の皆達には、この場を借りまして私中村からも御礼申しあげます。
本当にありがとうございました。
さて、それでは本題に!
茨城県在住 S・Kさんが所有されていたマシンお持ち込みでの製作・・・
RCM-569 ZRX1200です。
569・・・
最近納車されたRCMの中では最も古いシリアルナンバーのマシンになります。
仁科がサンクチュアリーWillをオープンするにあたり、本店時代の仕事と
してキッチリ完成させ、すでに先日納車になった車両でした。
仕様は、数年前に製作されたRCM-528 ZRXを彷彿とさせるものですが
カラーリングも含めて各部が僅かに違う、似て異なるオリジナルです。
とは言え、RCM-528がモチーフになっている事も確か・・・
フロント回りにはノーブレストの OHLINS倒立ExMパッケージを用い
O・Zレーシングホイール&Bremboブレーキキャリパーの三種神器に
加えて、サンスター製ワークスエキスパンドのRCMコンセプトディスクを
組み合わせる、世界最高峰メーカー揃い踏みの仕様。
SCULPTUREスイングアームはZRX用としてのラインナップが無いため
ゼファー1100用を流用してフィッティングさせました。
ブロックピースタイプのスタビライザー追加溶接が、DIY的なカスタムでは
ない特別感を漂わせております。
エンジンはクランクシャフトダイナミックバランス&ジャーナルラッピングや
バルブガイド入れ替えシートカット加工など、内燃機加工部門ディンクスによる
精密仕上げでコンディションアップ。
ピストンはカワサキZZ-R1200純正を用いてハイコンプレッション仕様に
変更したライトチューニングコースです。
トランスミッションには、これまたカワサキDAEG用の純正をコンバートした
6速ミッション仕様。
最近 空冷Z系もそうなんですが、6速化を希望されるオーナーが後を絶ちません。
確かに、6速までシフトアップした際の回転上昇率の低下を運転操作で味わうと
(あぁ 本当は必要なものだったんだなぁ)と、しみじみ実感・・・
エンジンへの負担低減、燃費向上、そして運転そのものも疲労が低減する6速化。
減速 変速の意義、優位性を改めて感じさせられました。
サイレンサーはナイトロレーシング製のヴァリアントチタンヒートポリッシュで
容量あるそのボディサイズはトルクを確保できる優れもの・・・
ヨシムラミクニTMR-MJN DSFキャブレターとセッティングマッチさせた
トルク&パワーフィーリングは頼もしく、非常に楽しめるものです (^^)/
おなじみレオパルドさんのシングルシートは相変わらずとても良い品質ですが
個性化を図る為にシートベースを少加工してレザーもオリジナルにしました。
内部取り付けブラケット系も全てワンオフで造り込みした仕様になっています。
間もなく25年目を迎えようとしている、サンクチュアリーのRCM。
空冷Z系ばかりが目立つRCMにおいて、Ninjaやカタナ、CB-F/Rや
ゼファーに混ざり、ZRXは最もレアな機種と言えるでしょう。
ノーブレストからリリースされているオリジナルパーツ群はZRX用も多数
ラインナップされていますから、それはすなわち ZRXにも力を注いで来た
証でもあるんですけどね。
Z900RSのRCM 問い合わせが何気に増えてきたかな?と感じる今・・・
ZRXはもはや世代交代なんて思われたくありません。
ZRX そしてZRX DAEGには、まだまだ未開の余地があり面白いはずです。
今後も個性的なZRXのRCMを造りたいなと感じました!
S・Kさ~ん!
ここまで製作に時間が掛かりまして、本当に申し訳ありませんでした <(_ _)>
今後はぜひ、造るから走るの方へ思考をシフトして頂ければと思います!
RCMオーナーズ達によるROCへのイベントにも、是非ご参加下さいね!