こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
いやぁ~~~
書っけないですねぇ~~~・・・ ( ̄▽ ̄;)
これほどブログを書くのに苦戦を強いられるとは予想もしておらず、これじゃ
他のFCグループ店達の事を とやかく言えないなと思いました・・・(苦笑)
今回の、福岡県在住H・Nさんからオーダーを頂いたRCMー573 MK-Ⅱ
なんですが
実は先日、すでに納車完了しておりまして・・・
納車して 数日経過してから完成したマシンをお見せしたなんてのも、過去に
なかったんじゃないかと、反省しております ( ;∀;)
遅ればせながら ご紹介しましょう。
RCMー573 KZ1000MK-Ⅱです。
MK-Ⅱと言えば「今後はもう手に入らないであろう」と言うのを連想してしまう
機種になりましたが、まだギリギリまであきらめない方もおり、滑り込みですが
何とか現実的な予算で製作を実現されたのが このRCMー573でした。
とにかくこの2~3年は「毎月10万円位 上がってるかも?」と思わされるほど
相場価格が上昇しており、提供する自分達も必死で 最近では(もうダメかな)と
あきらめがちだったんですが、H・Nさんからは「かなえてみせる!」と言う
強いメッセージ性を感じまして、自分達も勇気づけられたほどでした。
もう買えないとわかると、どうしてもオリジナルで保存しておきたいと思うのが
一般的な発想ですよね・・・
でも H・Nさんは「自分のマシンなんだから 自分の好きに造る!」とばかり
まったく迷う事なく、フルカスタムRCMとしてブレる事は一切なかったんです。
17インチホイールシャシーコースで製作された足回りパーツには、いつもの
RCMらしい 世界最高峰メーカー品だけで構成。
ほぼ定番になりつつあるラジアルマウントキャリパーも、旧設計の4本ボルト
締結ではなく、急制動時の開き剛性を改善させたブリッジレイアウト式です。
アキシャル固定のフォークボトムとラジアルマウントの組み合わせと言うのに
以前は抵抗感があったんですが、アキシャルキャリパーの設計の旧さを想うと
「さすがにもう無いかも」と感じる様になりましたね。
今後のリペアパーツ入手まで考えると固定概念は捨て去って判断して行くべき。
ラジアルマウントキャリパーを採用する事に意義があると思いました。
空冷Zでのリアタイヤワイド化は、真後ろから見ると 迫力の一語に尽きる・・・
180以上のタイヤを装備するにあたり、フレーム側への加工やドライブチェーン
ラインのオフセットなど、各種様々な作業を経てフィッティングさせています。
もちろんスイングアームも、サンクチュアリー内で設計と図面化、治具製作まで
行った完全内製オリジナル SCULPTURE製の17インチ用をチョイスして
マッチングさせています。
エンジンもいつもの如く、精密内燃機加工フルコースで妥協なき仕上がりに・・・
最近では中村も自らシートカットを行うなど 色々とやっているんですが、なにせ
全然ブログを書けてないので それらの画像は溜まる一方・・・ (;^ ^A
そんな新しいネタお見せしたいんですが、RCMがオーナーの元に納車された後に
そのマシンを紹介してる位ですから、も~ いつになるやらと言った感じで・・・
皆さん気長にお待ち下さいね <(_ _)>
大量の焼結合金製バルブガイドが 今も自分のデスク横にありますが、とにかく
Z系エンジンの内燃機加工は 生産され経過した年月があまりにも長い事から
ガイド圧入下穴の 個々の差異が大きくバラついており、わずか1/100単位で
外径が異なる3~4種類のガイドを製作する必要性があったんです。
Ninjaでも最近は、シリンダーヘッドの殆どでガイドの緩いのが見つかって
いますが、Z系ほど穴径のバラつきはなく、如何にZ系が旧いバイクであるかを
改めて実感させられていますね。
ここからは、いつものコラボパーツ達!
デイトナさんのオリジナルラインナップ、RCMコンセプトCOZYシートは
乗り手の着座部が幅狭になっている優しいもの ♪
ヘビーウェイトなグリップエンドをM8ボルトでしっかり固定できる、こちらも
デイトナさんのオリジナル、RCMコンセプトハンドルバー&グリップエンド!
振動の低減、グリップエンドの脱落防止と、カスタムバイクに求められた要素を
しっかり満たしてくれてる優れものです (^^)/
拘りの製品が もう一つ・・・
ダートフリークさんの製品で、ZETA RCMコンセプトフライトレバーも
このRCMー573では、オーナーH・Nさんから しっかりとリクエストを
頂いておりました!
どれもサンクチュアリーの製品ではないですが、こうしてRCMのネームを
冠した製品を出してくれるのは、本当にありがたい事です <(_ _)>
「MK-Ⅱがいいんです!」 と、H・Nさんはキッパリ断言しておられました。
今のご時世 MK-Ⅱが・・・
それもとびきり状態良く、好みのカスタム仕様車をオーダー製作できるなんて
今もうすでにお手元にマシンが届いておられますから、さぞかし満足をして
頂いてる事かと思います。
激減してしまった 空冷Z系車両達・・・
確かに10年位前から「最近見つからないなぁ」とは言ってましたが、よもや
これほど悪化してしまうとは正直、予想していませんでした・・・
それでもRCMは、まだ少し続きます。
すごいお金持ちじゃないと買えないなんて時代が、近く来るのかも知れませんが
今はまだ何とか現実的な価格で出来ているから 最後まで頑張りたいと思います。
RCMー573 KZ1000MK-Ⅱ・・・
H・Nさん、ブログでのご紹介が遅れてしまって申し訳ありませんでした。
もう溜まった画像が山盛りで、今も製作してる 何台もあるZ系RCM群を
ちくいち紹介できていないんです・・・ ( ̄▽ ̄;)
それにしても H・Nさん・・・
実現できて良かったですね ♪
本当に手に入らなく時代は間もなくでしょうから、大切になさって下さいね!