こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
少し前に始めて ノーブレスト製品業務部のブログを自分が更新しました・・・
ちょっと違和感ありましたが、Z900RS用ダウンチューブKITのお話なので
ご興味ある方はぜひ そちらもご覧頂ければと思います。
さて
空冷Z系RCMオーダーラッシュが今も尚続いてますが、そんな中 異色とも言える?
NinjaのRCM・・・
RCM Ninjaと言えば 定番であったはずなのに、Z系RCMが今も次から次へと
続々オーダーが入って来ており、何となく 押され気味?・・・ (;^_^A
こんだけRCMのオーダーがメチャクチャになると、比率もおかしくなると言うもの。
でも・・・
スポーツパッケージ NewTYPE-Rは「やって良かった!」と感じるRCMですね。
大変お待たせを致しました。
福岡県在住 T・Tさんからオーダー頂きました、このマシン・・・
ご紹介しましょう。
RCM-580 Ninja スポーツパッケージ NewTYPE-Rです。
もう皆さんにもおなじみとなった NewTYPE-Rですが、改めてご説明しますと
ようするにZ系のRCM同様、フレームから足回り、エンジンのオーバーホールや
電装系など フルメニューで手を加え、新車に近い完成度で仕上げられたNinja。
ご存知な方も多いと思いますが、実はNinjaもこの1~2年で中古車相場価格が
ビックリするくらい高騰したんですよね・・・
その割には程度の痛んだ個体が増えており、手ごろな価格の車両はかなり危険・・・
「あぁ・・・ Ninjaも もう旧車になったんだなぁ~」 と、痛感させられます。
最近は増々「NewTYPE-Rは本当に時代にマッチングしてるな」と思いますね。
前後輪はもちろん、タイヤ選びに困る事がない17インチワイドホイール仕様・・・
製作時こそ、慣らし運転がある事など考慮してベーシックな銘柄を履かせていますが
タイヤ交換の際には是非とも 最新の高性能ラジアルタイヤを履いて頂きたいですねぇ
バイクはとにかく【タイヤありき】で、これ 絶対的ですから。
O・Zレーシング製 GASS RS-Aホイールは、チタニウムのカラーをチョイス。
複雑に肉抜きされたスポークとリムが 正に ”Moto‐GP” しており、Brembo製
ラジアルマウントキャリパー484も、ブリッジレイアウトの現行企画品・・・
足元は全て世界が誇るトップメーカーだけで固めており、最上級と呼ぶに相応しい
パーツ選択になっています。
そうそう買い替える物じゃないだろうから「とにかく一番良いパーツで!」と言う
オーナーT・Tさんの思惑は 全くもって同感ですね (^^ゞ
リアサスももちろん、こちらも世界選手権での採用率トップの ”OHLINS”・・・
スイングアームはRCM専用に開発され、完全自社製品としてラインナップしている
SCULPTURE製・・・
そこに上回しのスタビライザーを追加溶接し、ブラックコーティング仕上げしました。
ドライブチェーンは エヌマチェーンさんが足回りをカスタムする際に使い易い様にと
リアタイヤのワイド化に有利な薄型ナロータイプ EK530RCMを世に出してくれ
今まで相当厳しかった部分のクリアランスに余裕が出ました。
エヌマチェーンさま、本当に大変 助かっております <(_ _)>
ナイトロレーシング アルミダウンチューブ&ステップのコンビネーションKITや
ワイドラジエータ&ハイマウントオイルクーラー、SCULPTUREパーツなど
従来からのNinjaスポーツパッケージTYPE-Rとしての装備は全て変わらず。
NewTYPE-Rならではの最大メニューは、現行車電装系へのフルコンバートと
何と言ってもエンジンフルオーバーホールにあります。
普通の中古車で 距離が若くて元気なエンジンの車両となると、かなり高年式となり
価格もだいぶ高額ですから、ついつい安目の中古車に手を出してしまいがちですが
いざ手に入れてみたら、圧縮は落ちてるわ 異音はひどいわで・・・ なんて展開に
なるのがほとんどなので、逆にエンジンフルオーバーホールを最初から施してある
Ninjaと言うところに大きな利点があるんです。
もちろんオーバーホールの内容は、精密内燃機加工を妥協なくフルコースで駆使し
ファイナルエディションの対策パーツ全採用ですから、かなり安心ですよね (^^)/
スイングアームピボット部のステップを固定するメインナットのみ、メナカイト製の
チタンナットになっております。
ここのナットも大抵の中古車はサビが浮いていたり、中にはレンチで滑気味になって
いるものが多く交換してあげているんですが、何と純正部品はメーカー廃番に・・・
少し高価高額なナットですが、こういった細かい部分等も含めた仕様で2022年の
NewTYPE-Rスタートエディションは 現在のホームページ価格となっています。
唯一メーターだけノーマルですが、メーター専門業者さんに作動性を確認して貰い済み。
トップブリッジに取り付けされたRCMシリアルプレートは、専用のアルミ総削り出し
ホルダーで、これも皆さんから喜ばれています。
ハンドルバーとグリップエンドはもちろん、デイトナ製RCMコンセプトをチョイス!
空冷Zほど振動はないものの、それでもこのハンドルとグリップエンドによる振動低減
効果は絶大で、ロングツーリング等での疲労感が違いますから、本当に良いものです ♪
カラーリングは、カウルのサイドフェイスに ”GPZ”を持って来た いわゆる”A6”
T・Tさんからのリクエストだったんですが 「おぉ~ 来たなぁ~!」と言う印象。
実は中村もこの ”GPZ” ロゴのA6デザインが大好きで、T・Tさんもおそらく
拘った部分なんだと思うんです。
A6カラーでありながら、ロゴのゴールド色をわずかにキャンディのシャンパンに
して、うっすらグラデーションをかけたりと意外に凝ったカラーリングなんです ♪
Ninjaは旧車・・・ もうこの概念は 皆さんも共有されているのでは・・・
旧車が故の消耗、旧車だからこそのトラブルと言うのは必ずつきものになりますから
最初から全部手を加えて これでもかと言う仕上げにしているのが NewTYPE-R。
その意義と価値がだいぶ広く認知されて来ている様なので、自分達造り手側としても
非常に喜ばしい限り・・・
NewTYPE-Rは、欧米からの問い合わせなんかも増えてるんですよ (^^)
心残りなのは 製作模様をブログで細かくお見せできなかった事で・・・ ( ̄▽ ̄;)
これは他のRCMにおいても言えるのですが、いかんせん、まだご紹介できてない
始まったばかり、もしくは始まって暫くしてる車両が何台もあり、自分のペースが
ついて行けずに どのRCMも1~2回しかお見せ出来てません。
この現象・・・ まだ当分の間 続くんじゃないかと予想しています。
自分の力不足から満足行く形でご紹介できてない事、本当に申し訳ありません <(_ _)>
T・Tさ~ん!
大宰府でしたら、何とかギリギリですが連休前に受け取れるかと思います!
大変お待たせを致しました~っ!!!