こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。

 

 

製作模様をほとんどお見せ出来ず、いきなり「完成～！」なんて流れになってる
ＲＣＭが沢山増えております。

ここ１年ほどは本格的なハードカスタムブームを迎え、サンクチュアリー本店は
もう四六時中パンク気味・・・

それどころか、ノーブレストとディンクスまでパンク気味！ (￣▽￣;)

 

ブログ更新の回数も数年前より明らかに減少しており、楽しみにしてくれている
皆さんには本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

 

この空前のカスタムブーム

 

一体、どこまで行くんでしょ・・・ (;^ ^A

 

 

 

埼玉県在住Ｋ・Ｋさんからオーダー頂きました このマシンも、製作模様をお見せ
できずに完成した１台ですが、完成した事自体は良い事であると捉え、このたび
晴れてお見せしたいと思います。

 

 

それでは ご紹介しましょう。

 

 

 

ＲＣＭ-５８６ Ｚ-１です。

 

オーナーのＫ・Ｋさんとは、それこそ何だかんだで１年半位？の打合せを経て
このＲＣＭ-５８６を実現させました。

消えゆく空冷Ｚ系車両・・・

前々から「本当に欲しい」と思っていた方達にとって、ここ数年の旧車高騰は
悩ましい判断を迫られたんだと思います。

 

少し前まではダントツＭＫ-Ⅱって感じでしたが、今はＺ-１もＺ１-Ｒも厳しくて
とにかくベース車が無い・・・ (^ ^;)

この辺のすみ分けは、今となってはどの機種でも変わらなくなってしまいました。

中古車相場価格の高騰は落ち着いたみたいですが、入手できないと言う点だけは
変わる事がなく、Ｋ・Ｋさんもそこを見越しての決断だったんでしょうね。

 

 

仕様は、前後１７インチワイドホイールのローリングシャシーで迷わず決まり。

となれば、サンクチュアリーオリジナルのフレーム補強ＳＴＡＧＥ-Ⅱを施して
併せて２９５ｍｍワイドレイダウンにドライブチェーン軌道インライン処理と
タイヤのグリップが大幅に上がった後輪からの駆動力を、しっかり受け止める
車体造りを行っています。

 

エンジンは、街乗りやツーリングユースに適したライフパッケージメニューで
フルオーバーホールを軸に組み上げたもの・・・

もちろん内燃機加工はディンクスが担当しており、精密な仕上がりによるその
恩恵は大きく、既に現在、晴天時のみ限定でロードテストを進めておりますが
非常に調子良く走っております (^^)

 

とは言え、ノーマルからの一つ上のトルク＆パワーは欲しいもの・・・

シリンダーブロック下穴を若干拡大し、スリーブをワンサイズオーバーに変更して
ピストンもハイコンプ仕様に変更しました。

極端なスペックでは無いにしろノーマルよりも発熱は増加しますから、冷却系は
ナイトロレーシング＆ＥＡＲＬＳの大型ラウンドオイルクーラーコアをチョイス。
もちろん、その大型オイルクーラーコア層の全てにオイルを満充填して流せる様
トロコイドオイルポンプＫＩＴに交換する事もＫ・Ｋさんからのご要望でした。

 

足回りパーツは またまた同じ説明になりますけど、世界選手権ご用達 ３種の神器
ＯＺレーシングホイール・ＯＨＬＩＮＳサスペンション・Ｂｒｅｍｂｏブレーキの
最高峰ご三家！

メーカー選択を妥協しなかったＫ・Ｋさん、価値観を共有できておりますね (^^)

 

フォークオフセット３５ｍｍのＳＣＵＬＰＴＵＲＥ”ＳＰ”ステムに組み合わされた
デイトナ製ＲＣＭコンセプトハンドルバーとヨシムラ製デジタルテンプメーターは
実はこれまた入手が難しい製品・・・

原材料の入手や工場人材の不足問題など 様々な要因があると思うのですが、更に
重なって、日本全国 今のこの超絶カスタムブームも影響してるんでしょう・・・

 

タンクのラインワーク縁にはグラデーションが入ってます。

う～～～ん・・・       さり気なくて良いかも～ ♪

グラデーションは気を付けないと（あぁ やっちまった (-_-;)  になりがち・・・
頭の中で描いてるイメージって具現化すると違ってしまう事が多々あるんです。

グラデーションは僅かな塩梅が良いと自分は考えてるんですが、これは正しく
”僅か”なグラデなので「違和感がない良いセンスだな～」って思いました。

 

 

今現在６００番台半ば手前のＲＣＭ製作まで来ているのに、シリアルナンバーで
数えてＲＣＭ-５８６ですから、如何に時間が掛かってしまったかを物語ってます。

１年半と言う、長すぎる製作期間が掛かってしまった事は本当に反省してまして
サンクチュアリー本店 本来のペースを取り戻したいと、切実に痛感しております。

 

時間は掛かってしまいましたが、マシンは満足度高いものに仕上がっているはず！

見た目はもちろん、むしろ実際に乗って頂ければ「なるほど」とお解り頂けるかと。

 

 

Ｋ・Ｋさ～ん！

ここまで製作模様をブログでしっかりお見せ出来ず、また 製作も長期で時間が
掛かってしまい、本当に申し訳ありませんでした <(_ _)>

現在はロードテストを進めておりますが、晴天が続けばこちらも近日終わると
思いますので、納車を楽しみにお待ち頂ければと思います。

 

いずれはＲＣＭオーナーズによるＲＯＣイベントにも 是非ご参加下さいね～！