こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
アッ! と言う間に 師走が近づいて来ましたね・・・
もうあまりにも「アッ!」と言う間すぎちゃって 気持ちは (;^ ^A て、感じ。
毎年、 早すぎだなぁ~~~・・・
もうちょっとゆっくりしたいと言うか、せめて休日位はちゃんと休みたいもんです。
と まぁ、恒例のグチはほどほどに (^ ^; 「既に納車しちゃってるシリーズ!」
神奈川在住 S・Iさんからオーダーを頂きました、このマシン・・・
ご紹介しましょう
RCM-601 KZ1000です。
昨今の空冷Z枯渇の事情から、KZ900&1000も人気機種の仲間入りして
久しい今現在・・・
少し落ち着いたとは言え、空冷Zはこの先 減る事はあっても増える事はないので
オーナーS・Iさんも、一生モノの相棒として選ばれたのでしょう。
シリアルナンバーが600番台に入って来だしましたが、前回のブログでもお見せ
した通り、500番台後半のRCMがまだまだ何台も製作途中にあります・・・
そんなタイミングではありますが、人足早く完成したこのRCM-601は すでに
納車完了しており、またまた納車後のご紹介となりました ( ̄▽ ̄;)スミマセン
このRCM-601の特徴は何と言っても、この18インチホイールに組み合わせた
OHLINS正立フォークです。
少し前よりご紹介し始めていますが、2023年の春を目途に 正式ラインナップ化
される ”OHLINS18インチ用ExMパッケージ” でフロント回りを組みました。
ホイールは基本、KZ1000MK-Ⅱ、もしくはZ1-Rのものを対象にしてますが
このRCM-601では、PMCさんのSWORDホイールのMK-Ⅱ用を装着。
実は同じMK-Ⅱ、Z1-R用のホイールでも、ホイールメーカーによりベアリングや
ディスタンスカラーの構造が異なるため、ノーマルMK-Ⅱホイール用を基準として
社外メーカー製ホイールにも対応したパッケージとして開発を進めました。
今現在、全てのメーカー製18インチホイールのパッケージデータが揃った訳では
ありませんが、来年の春頃には大半網羅できる様にしたいと思います。
OHLINS18インチ用ExMパッケージは、φ43の大径フォークを取り付け
ボルトオンで取り付けできる様にと、専用のステムKITまで付属されています。
Z900RS用の倒立ExMパッケージに専用ステムKITが付属されているのと
同じ理屈ですね ♪
ステムまで含まれると、その分どうしても高額なパッケージになってしまいますが
購入されたオーナーが「ステムは何を使ったらいいの?」と悩んでしまう事がない
様に、最初から付属させたフルパッケージとしたんです。
最もディスクやキャリパー、そしてブレーキホースなどは別売で購入を頂く必要が
ありますが、ホイールカラーのワンオフなどが不要となる、ヘビーな部分をカバー
できている便利なアイテムだと思います (^_-)-☆
18インチホイールのシャシーでも、キャブレターはヨシムラ製TMR-MJNを
チョイスしてますね!
スロットルの軽さ、回転リターンのスムーズさ、アイドリングの安定感、そして
何と言ってもハイレスポンスでトルク&パワーの上乗せが魅力的なキャブですから
基本、大賛成です (^^)/
エンジンの内燃機加工は、もちろんディンクスで全て施された精密性を追求した
仕上がりで、エンジンは非常に好調なコンディション!
内燃機加工の精度いかんで、キャブセッティングなど幅広く影響して来ますから
ディンクスでは組み上がった後々の事まで考慮した内燃機加工を施しています。
エンジンを組みメカニックによって 内寸や仕様など意外に好みが分かれる部分も
あるため、業者さんやユーザーの声を聴いて目指した仕上げに持って行くんです。
結構、大事なところだと思いますね・・・
18インチホイールシャシーでも、リアタイヤを150以上のサイズにしたのなら
ドライブチェーンラインのオフセットは必要になって来ます。
今回は17インチホイールシャシーで重宝してるナロータイプ、EK530RCM
ドライブチェーンを用いました。
各パーツ間のマージンが取れて、とても安心できるクリアランスになっています ♪
S・Iさんのリクエストで、リンカーンブラックベースの純正カラーに塗られた
外装カラーリング・・・
フルノーマルに拘りは無いけど、ここぞと言う時について来てくれる さり気なく
強化された車体と、上乗せされたエンジンパワーは欲しい・・・
そんな思考の空冷Zユーザーが増えている様に感じますね。
世界中がカーボンニュートラルに向かう今の時代・・・
ガソリン時代の終わりはまだ暫く先だとしても、それまでに思いっきり楽しんで
貰いたい・・・
最近ではそんな想いを込めて、Z系RCMを製作しています。
RCMが知らず知らずの内に、高額で転売されているケースがあると聞きました。
自分達はそもそも そういう目的で一生懸命製作してる訳ではありませんが・・・
もちろん諸事情から手離されるオーナーさんがいて、それはそれで仕方がない事
なんだと言う事、しっかりと理解しております。
少なくともRCMのユーザーさんは、一生ものとして購入して頂いていると言う
感覚があるので、そこは本当に嬉しい限りですから ♪
ただ、Z系全般で 最初から転売まで意識されてる方が増えているのも実感として
ありまして、自分にとって大好きな空冷Zが そういう希少価値とか資産の対象に
見られている事がとても寂しい事だなと感じている、今日この頃であります・・・
S・Iさ~ん!
元気一杯に走れるマシンとして造った RCM-601です!
お仕事の都合でお休みが合わないみたいですが、いずれRCMオーナーズの祭典!
ROCイベントにも是非、ご参加下さいねーっ! (^^)v