こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
「既に納車しちゃってますRCMシリーズ」が やたら増えた今日この頃・・・
この現象、実はサンクチュアリーを創業して以来 最も数多くのRCMオーダーが
入っている、ここ1~2年に限って起こっております現象です。
ま~ 簡単に言えば、パンクしてるんですわ ( ̄▽ ̄;)
今回ご紹介するRCMも既に昨年の12月に納車してる車両で、年越してやっと
お見せ出来たと言う1台。
年始ブログで頑張ると宣言した手前、ただいま猛省しております・・・ <(_ _)>
では、心も新たに!
神奈川県在住 H・Oさんから製作依頼を頂きました、このマシン・・・
RCM-607 GSX1100Sカタナ ファイナルエディションです。
今回は、H・Oがずっと所有されていたカタナFEをベースにRCM化しました。
数年間、なかなか乗れる機会がなかったとの事から暫く寝かされてた様なのですが
RCM化を機に、各部コンディションアップも同時に行っております。
暫く寝かしていたとは言えそれほど状態は悪くなかったんですが、前後の足回りを
17インチホイール仕様にする事から一端車体を全分解し、フレームリメイクから
パウダーコーティングまで、大掛かりな作業が施されています。
採用した17インチホイールは もちろん、世界のO・Zレーシング製。
O・Zのアルミ鍛造 GASS RS-Aホイールに、Brembo製ラジアルマウント
キャリパー、そしてOHLINSフォークはNOBLESTのExMパッケージにて
組み合わせしています。
世界選手権採用率トップの 大手三社メーカーアイテムのみでの構成ってやつですね。
Moto-GPやWSBKで活躍する 大手一流のメーカーアイテムを旧車の車体にマッチング
させているのは、RCMのシャシーアイテムとして開発されたSCULPTURE製。
画像のスイングアームは17インチホイール専用アームで ブロックピーススタイルの
スタビライザーを下に追加溶接し、ブラックでコーティングしました。
さり気なくなのに、DIY的でない感じが凄くいいですねぇ (^_-)-☆
ステップKITはナイトロレーシング製のカタナFE専用品で、タンデムレールが
脱着式になっているFEならではのボルトオン構造。
いつもならレールを切除して、ステップマウントを位置決め溶接している所なので
ここがボルトオンなだけでも大変助かるんです (^^)
ナイトロレーシング製 カタナ用手曲げチタンマフラーに、F-CRブラックボディ
キャブレターの組み合わせで吸排気チューンが施されたエンジンは 元々の状態が
良かった事もあり、今回はオーバーホ-ル無しでフィニッシュ。
内燃機加工部門ディンクスの出番はありませんでしたが、ディンクスも昨年より
新しい業者さん達からの内燃機加工依頼が沢山入って来ていたので、タイミングは
良かったのかも知れないです。
ただ、カタナは最近 急激にメーカーパーツのストックが無くなって来てますので
何とかなる内に、どこかでオーバーホールは行っておくべきかも知れません・・・
次回の課題として ラウンド2計画を練られるのが良いかと (^^)/
メーター回りはオーナーH・Oさんのご要望もあり、スタック製ST700SRの
ワンメーター仕様で、パネルをワンオフして取り付けました。
シンプルでコンパクトなデザインが ストイックな雰囲気を醸し出しておりますね。
カタナはそもそも、RCMの中では数が少なめの対象車両なので、こうしてたまに
RCMとして製作すると新鮮さを感じます。
コンセプトは、外装のカラーリングやシートなどはノーマルでと言う内容でしたが
今同時進行で、ヨシムラ製アルミタンクを用いたもう1セットの外装をペイントが
進んでおり、そちらも楽しみなんです ♪
昨年12月の納車ではH・Oさんが自ら ここ本店にお見えになり、自走で乗って
お帰りになられたんですが、えらく久しぶりでしかもその日は何とみぞれが降ると
言うビックリ天候だったんで、さぞかし慎重にお戻りになった事かと・・・ (^ ^;
それでも、数年ぶりの愛機復活・・・
それも大掛かりなカスタム&リメイクを施され、リフレッシュしたマシンに新生を
果たしていますから、喜びもひとしおだったと察します。
ファイナルエディションが生産されてから20年以上も経過してるんですよねぇ~
歳とる訳だよと、実感・・・ (;^_^A
今後の展開として、カタナも危機感を感じずにはいられません。
厳しくなる一方の時代ですが 最後の最後まで「面白かった!」「楽しかった!」と
皆さんにとって悔いの無いバイクライフをご提供して行きたいと思ってます。
H・Oさ~ん!
製作途中の模様をお見せできず、申し訳ありませんでした! <(_ _)>
次は是非、RCMオーナーズクラブROCのイベントにご参加下さいね~!