こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
8日間と言う長い年末年始休みを終え、本日6日より ほぼ全社員が一堂に集い
心も新たに初日が始まりました。
本年もスタッフ一同 全力で取り組んで参りますので、よろしくお願い致します。
早速本題に入りましょう。
高知県在住 K・Kさんからオーダーを頂きました、このマシン・・・
ご紹介します。
RCM-609 CB900-Fです。
CB-F/R系は、とにかくエンジンオーバーホールの難易度が高い・・・
エンジン内部、重要な消耗部品の大半がメーカー欠品となっている為、それらの
パーツ探しや入手に時間が掛かり、とにかく長い時間を必要とします。
10年ほど前に比べて あきらかに難易度が高くなっており、今後はもっと厳しく
なって行く事でしょう。
それでもこうして何とか完成できてホッとしたんですが、本当なら昨年の末に
納車しようと進めていたのが年越しとなってしまい、K・Kさんには本当に
申し訳ない気持ちでおります。
仕事始めの本日、早速ロードテストして最終仕上げに取り組んでおりますので
あと数日、お待ち下さいね。
ちょいと引っ掛かっているのがTMR-MJNキャブレターのセッティングでして
10種類ほど手元にある異なるマルチプルジェットノズルを何種類か変更。
パイロット系と絡んだ二系統、連鎖的に影響し合ったセッティングとなっており
苦戦が続いておりましたが、だいぶ見えて来ましたのでもう少しです!
自分も「バリ伝」を、学ラン来て本屋で熟読してた(立ち読みですみません)ので
このFBレッドは個人的も大好き!
これでセパハンだったら、たまんないッスね~ ( ^^) ク~
でも、Fのセパハンはメッチャメチャ疲れますから、これでいいと思います。
足回りは17インチホイール仕様で、いつもの世界一メーカーブランドで構成。
エキゾーストは、ナイトロレーシング ウェルドクラフト3Dチタンなんですが
エキパイのちょい戻り具合は中村の拘りで、ベラスコ管の様にエンジン寄せに
してるのは意識的にレイアウトさせたものなんですよ。
自分で言うのもなんですが、実はさり気なく こういうの細かく拘ってるんです。
リアサスレイダウンもRCM流の特徴的な構造で、これも17インチホイールに
特化した造り込み。
CB-F/R系はエンジンだけでなく、フレーム加工も手が込んでて大変なんです。
シュッとした立ち姿・・・
中村はタンクとサイドカバーが繋がったデザインの空冷旧車が あまり好みじゃ
ないんですが、CB-Fに関しては別で「なんて見事なデザインなんだろう」と
いつもシビれてます。
本当、カッコいいスタイルですよね (^^♪
そのタンク上には、RCMの証明である事の一つ【RCMタンクステッカー】が
きちんとクリアーコートされて貼られています。
【シリアルナンバープレート】【シリアルナンバーキーホルダー】 そしてこの
【タンクステッカー】の3つこそが、RCMのオーナーだけに贈られる特別な
特典でもあるんです。
ステアリングステムはSCULPTURE製のZ用SPタイプを加工流用して
フィッティング。
ハンドルバーはデイトナさんからリリースされているRCMコンセプトバーで
左右のグリップエンドも振動対策されたヘビーウェイトをボルトで固定できる
RCMコンセプトグリップエンドです。
パッと見、とてもスマートに取り付けられている為、こういった説明がないと
手の込んだ細部の内容はわからないもの。
カスタムには違和感を感じるものと感じないものの二通りがあり、RCMでは
後者【違和感がないもの】を意識して造り込んでいるので、見る人が見たら
「おおっ!」と唸ってくれる・・・
このマシンも、そんなクロウト好みの仕様で製作しました。
RCM-609 CB900-F
製作期間1年以上と言う 長い長~い時間を費やしてしまいましたが、間もなく
納車となります。
「1~2年の製作期間なんてのは あり得ない」などと語って来たRCMですが
最近では普通に1年掛かってるケースも多く、前言撤回、反省させられてます。
気長にお待ち頂いたオーナーのK・Kさんには、感謝の気持ちしかありません。
高知のK・Kさ~ん!
あともう少しですから、楽しみにしていて下さいね~!