こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
最近 夕方位になると疲れを強く感じて(歳かなぁ~・・・)などと、感慨深く
思う事が多くなりました。
帰宅後もこうしてパチパチやってる時点で凝りてない自分に気が付くんですが
さすがに(今までと同じペースは無理なのかなぁ)なんて、現実を受け入れる
気持ちになって来てます。
正直、今この尋常ではない忙しさの中で判断すべき事じゃないとは思いますが
サンクチュアリー本店も、母体となるノーブレストを含めて「週休二日制」に
なっているので(自分も週に二日、休むかな・・・)なんて、思い始めまして
社員達には「なるべく休め」と言ってるんですが、自分はリゲイン世代なんで
今まで有休も殆ど取らず通して来ました。
どうにも・・・ 週二日も休むのに抵抗あって・・・ (;^_^A
今後は毎週火曜と木曜の二日間、休みを頂くかも(かも(笑)しれませんので
ご不便を掛けるかも知れませんが、よろしくお願いします。
それでは本題に!
栃木県在住 I・Mさんのマシン
ご紹介しましょう。
RCM-617 Z-Ⅱです。
既にご所有されていたZ-Ⅱをお持ち込み頂き、製作がなされたRCM-617。
この車両のありとあらゆる部分はオーナーであるI・Mさんからのリクエスト。
一目でわかるケン〇君カラーも、コミックスに忠実にとペイントされましたが
その他の部分に関してはI・Mさん独自チョイスでコーディネートされました。
前後OHLINSサスやらブレンボブレーキやらは、コミックスの仕様とは
大きく異なる所ですが、ここはI・Mさん明確に「こうしたい!」と迷わず
決めており(さて、どんなマシンになるんだろか)と進めて見れば、これが
まとまりが良いもんだからビックリ・・・ (^_^;)
なるほど こういう組み合わせもあるんだなと、勉強させられた一台でした。
個性的な組み合わせの代表とも思える、OHLINS正立フロンフォークは
PMC製の18インチSWORDホイールとサンスターディスクのコンビで
NOBLESTが最近リリースを始めた「18インチ用 ExMパッケージ」
今更ながらこのExMパッケージの応用の広さ、すそ野の広さを感じており
17インチだけと言う固定概念を捨てねばと反省させられています。
スイングアームには18インチホイール専用のSCULPTUREアームを
用い、リアキャリパーブラケットにはSANCTUARY、ステップ回りは
NITRO RACINGと、きちんとRCMらしいパーツチョイスで構成。
RCMのシリナルナンバーを付帯するに相応しき条件を満たしております。
エンジンは元々のZ-Ⅱをベースに、チューニング控え目でフルオーバーホール。
重要となる内燃機加工はDiNxで精密仕上げされており、コンディションが
完調になった事からキャブレターセッティングは素直に合わせられるでしょう。
そのキャブレターには、スタンダードなTMRではなく、ヨシムラミクニ製の
MJNデュアルスタックファンネル仕様を選択。
なにもかもコミックスの姿形そのものではなく、あくまでI・Mさんの好みで
オーダーメイドされているのが見て取れます。
ショート管は元々取り付けされてたものを再使用していますが、セミワイド幅の
SCULPTURE製スイングアームにした事で、マフラーのテールパイプ部が
アームに干渉してしまった為、テールパイプ軌道を切断して角度を変更したもの。
それに伴い、マフラーステーもラバーマウントになる構造でワンオフして対応。
本来リアブレーキがドラム式であるZ-Ⅱですが ここもきちんと構造変更手続きを
行って検査を通しました。
こうして完成したRCM-617ですが、お預かりしたのは実は随分と前の事。
I・Mさん側の諸事情やサンクチュアリー本店での爆発的な業務が重なるなど
何かと時間が掛かる条件下のもとで進んだ事もあり、ようやくこうして完成の
日の目を見る事ができた次第なんです。
当時、お預かりした時のZ-Ⅱはマフラーを除いて ほぼほぼノーマルの状態。
ご時世柄 当時のノーマルと言うのも重宝されるのでしょうけど、I・Mさん
全くためらう事なく愛機を今回の仕様へと新生されました。
価値観は千差万別。
転売目的で所有されている訳ではない事がよくわかる、そんな気持ちの良い
仕事をさせて頂いたなと感じています (^^)
いいですね! このアングル、カッコいい!
ショート管のテールパイプ角度が特にいいかな(あくまで自分の好みですが)
コミックスの絵はデフォルメされてますから、そのまま現実のもので造ると
逆に違って見えたりするもの・・・
I・Mさんのセンスがビンゴだったなと、今更ながら感銘受けてます <(_ _)>
RCM-617は 既にロードテストに入っております。
順調に進めば、来週あたりにはお渡し出来る状態に仕上がっている事でしょう。
I・Mさ~ん!
久々の愛機の帰還、慣れるまで無理されないで下さいね~!
機会があればRCMオーナーだけの祭典、ROCツーリングやイベントなども
是非ぜひ、積極参加してみて下さいね!(^^)/