こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
現在サンクチュアリー本店では、昨年秋から今年にかけてオーダー頂きました
RCM、もしくは過去に製作されたRCMで大幅リメイクを行っているもの、
またRCMではないのですが それに匹敵する大掛かりな車両の製作など、全て
合わせると延べ36台もの大型作業と格闘しております。
加えて大掛かりな車両製作以外にも 軽メンテナンス車両やライトカスタムなど
ちょっとした作業のご依頼もサンクチュアリーでは丁寧に承っておりますので
バイクの台数は全く減らず・・・
お店のバイクも入れると、たぶん今 80台はありますかねぇ・・・ ( ̄▽ ̄;)
工場はフル稼働しっぱなし。
もうここまで来ちゃうと、中村もパンク状態でして・・・
ブログ
山の様なネタの量に 追いつきません・・・ ( ;∀;)
去年から同じような事を何度も書いておりますが、なかなかブログでご紹介が
出来てない車両も沢山ありまして、オーナーの皆さんには寂しい思いをさせて
しまっており本当に申し訳ありません。
何分にも経験した事のない業務量と戦っておりますので、そこはご理解を頂き
作業自体は粛々と進んでおりますから ご安心頂ければいと思います。
それでも頑張って、なるべくお見せして行くつもりですけど・・・ (^ ^;)
と言う訳で、早速!
ZⅡをベースに・・・ 兵庫県在住 M・Iさんの RCM-557です!
「諸事情あって手離したいので、買取できますか?」と 連絡を頂いた ZⅡ・・・
実は10年以上も昔に サンクチュアリーでカスタムしたZⅡなんですが、長い間
乗ってなかった事もあり
「う~~~ん・・・ これは手が掛かるなぁ~・・・」
「大幅リメイクして RCMクラフトマンシップとしてホームページで紹介か」と
メニューを考えていた所に タイミングよく兵庫県のM・Iさんから問い合わせが
あって「ZⅡのRCMが欲しかったんです!」と・・・
ほぼ 即決・・・ (;^_^A
前後17インチホイールシャシーで製作されたZⅡでしたが、前後18インチで
造り直しすべく フレームレベルから加工・・・
リアサスの取り付け幅をアジャスト出来る構造にするなど、先々気が変わったら
ボルトオンで17インチホイール化も出来ると言う、普段あまりやらない仕様で
フレームを仕上げました。
フレームをパウダーコーティングに出したのは、昨年12月の事・・・
ウチから送られるコーティング物が 昨年より膨大な量になっていて、最近では
外注さんも大変な思いをしてるみたい・・・
すみません。
ここ本店も、もはや ど~にもならんのです・・・ (;^ω^)
そしてつい最近、美しくコーティングされたフレームが無事戻って参りました ♪
納車の目標時期は3月後半ですから、早速車体を立ち上げる事に・・・
まずはRCMの ”魂” である、シリアルプレートを打ち付けます・・・
ちょっとした儀式的作業ですが、実は意外にも緊張感をもって望んでいるんです。
このマシンのシリアルナンバーは、RCM-577・・・
M・Iさん、これで正真正銘 本物のRCMですからご安心下さいね! (^^)/
新品のステムテーパーローラーベアリングレースを打ち込み、既に廃番になってる
SCULPTURE製 φ38フォーク用アンダーステムを取り付けました・・・
ちなみにこのSCULPTURE製 φ38ステムKITは、今「復刻しようか」と
言う話も出てますので、欲しかった皆さん もう少し待って頂ければご購入頂ける
かと思います ♪
左右ステアリングロックの効き具合を確認したら、次はリアの作業へ・・・
足回りは、別のお客さんから下取りさせて頂いた良品中古パーツを使うのですが
左右のホイールカラーなど、改めて新規に製作が必要なアタッチメントパーツが
多く、まずはホイールセンターの測定を行ってカラーの寸法を算出しました。
スイングアームは同じく SCULPTURE製の18インチホイール専用。
旋盤で削り出した左右ホイールカラーでフィッティングし、トルクロッドの
マウント位置を出して溶接します。
リアサスマウント位置もフレームに合わせて決め、一緒に本溶接・・・
今回、ボルトオンで17インチホイール化も可能なフレームになっている事から
左右のサスマウント幅をいつもより広めに設定しています。
強度的な問題は全くないですが、見た目も気にしてサスマウントの外側に補強の
プレートを追加する事に・・・
出来ました ♪
脱着できるレーシングスタンドホルダーのマウントも削り出して溶接してます。
このあとはブラックコーティング工程へ・・・
他にもコーティングするパーツは幾つもあるので、また外注業者さんが忙しく
なってしまいますな・・・ (^ ^;)
M・Iさ~ん!
RCM-557、楽しみに お待ち下さいね~~~っ!!!