こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
いよいよ11月5日が、近づいて来ました・・・
テイストオブツクバ 最強・最速クラス、ハーキュリーズ&スーパーモンエヴォの
2クラス混走レース決勝まで、残す所あと2週間ほどです。
あの水冷ハーキュリーズマシン群に空冷Zで挑む事は 今でこそ打ち明けますけど
(やっぱ 無理あるよなぁ・・・)と、感じずにはいられない心境で ( ̄▽ ̄;)
でも これがラストラウンドですから、悔いが残らない様に臨みたいと思います。
今回やたらと沢山の方達から「応援に行きますから!」と、お声かけ頂いてます。
もちろん、RCMのオーナーさん達からも数多くお声かけを頂いているんですが
嬉しい気持ち半分・・・ いやいや、と言う気持ちも半分・・・ (;^_^A
あまくないレースです。
先に言っておきますが【いいとこ見せられない確率99%】と言うレースです。
とは言え、空冷Z系RCMの代表として戦う様なものなので、あのハーキュリーズ
マシン群に対してRCM Zがどこまで抗えるのか・・・
これがラストラウンドですから、最後まで見届けて頂ければ
レースのYoutube動画で有名な「炎のしんたろう」こと、中山しんたろうさんが
ご好意から動画をアップしてくれたので、ぜひ見て頂ければと思います (^^)/
それでは本題に!
東京都在住 R・Hさんから、RCM2台同時オーダーを頂いた内の2台目・・・
ご紹介しましょう。
RCM-612 Z1-Rです。
少し前に紹介をした RCM-613 MK-Ⅱに続く、2台同時オーダー頂いた内の
2台目が、このRCM-612 Z1-Rでした。
アッパーカウルの装備やオリジナルのメーター構成など、もう1台のMK-Ⅱよりも
複雑なZ1-Rだった事から 遅れること約一か月・・・
こうして、晴れて完成の日の目を見る事が出来た次第でした。
17インチホイールシャシーで仕上がった足回り・・・
毎回同じ説明で恐縮ですが、世界一のメーカーアイテムだけに拘った選択は
前後OHLINSサス・O・Zレーシングホイール・Bremboブレーキ
キャリパーと、ロードレースの世界選手権では大半を占めている逸品づくし。
こう言うメーカーアイテムは、Moto-GPを見てると よくわかりますよ ♪
「空冷4発!」
かつて、カスタムブームに火が付いた1980年代に この言葉だけは自分達の
合い言葉みたいなものでしたが・・・
今ではオーバーホール無しで調子よく走る空冷4発エンジンなど皆無で、故に
内燃機加工部門 ディンクスは大忙し・・・
エンジンオーバーホールの神髄は「精密内燃機加工」こそにあり・・・
最新鋭の専用機が設備されているディンクスですが、マシンの性能よりも
技術者達のスキルや熱意があってこそだと、最近つくづく思わされます。
長く安心して乗り続ける為にも内燃機加工は「設備」と「熟練技術者」の
二つの存在が欠かす事のできない、決定的にものを言う要素だと思います。
17インチワイドホイール専用 SCULPTUREリアスイングアームには
DIY作業では中々難しいスタビライザーを追加溶接。
ボルトオンパーツで組み立てられただけのカスタムバイクとは、一線を画する
仕様で、スリムなZ1-R外装の下回りはマッチョと言う 強い車体を連想する
個性を追求しました。
タンクはビーター製のアルミタンクで、カラーリングもオーナー R・Hさんの
リクエストによるもの・・・
先に納車されたRCM-612 MK-Ⅱと同じキャンディネイビーカラーですから
2台並べたら それぞれのフォルムの違いをまざまざ見る事が出来るでしょう!
シートはおなじみ、スリム幅で足つき性がバツグンなRCMコンセプトシート。
サイドカバーの上にあるレールを外し そのスペースまでシートベースを下げて
いる事から、スポンジ肉厚も確保しつつ低いシート高を実現させた優れもの。
問題なのはファイバー型が老朽化した事から製品のバラツキが多く、手作業で
成形しないと きれいにフィットしない点で、今はRCMにだけご提供してます。
すみません、結構 大変なんですわ・・・ (;^_^A
オリジナルでワンオフした3連装メーターパネルは、アッパーカウルを有した
Z1-Rに与えられた特権とも言えるでしょう。
スタック製ステッピングメーターが並んだそのパネルは、アルミとカーボンの
ハイブリッド二重プレート構造になっています。
今回 2台同時にオーダーを頂いたと言う、今まで無かった特別なケースでしたが
折りしもサンクチュアリー本店が異次元の多忙業務に突入した昨年のオーダーで
「製作は半年以上になります」と言っておきながら1年近く掛かってしまったと
言う、大いに反省すべき2台のRCMでした。
それでも空冷Z系車両が枯渇した厳しい今の時代、待つ事すら楽しんでくれた
R・Hさんのお陰で、間もなくこの2台目 RCM-612は納車できそうです。
R・Hさんには甘える形になっちゃいましたが、本当は1年間も掛かるなんて
絶対おかしい事なんで、正直に 深く反省しております <(_ _)>
とは言え、MK-ⅡとZ1-R 2台のRCM・・・
いやぁ~ 贅沢すね~~~ (^_^;)
R・Hさ~ん!
最後のガラス&フィルムコーティングが終れば、いよいよ納車です!
いずれRCMオーナー達の祭典、ROCイベントにも是非 ご参加下さいねー!!